シリア騒乱と修羅の世界情勢

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どのように しました ?アルカイダ がシリアでワシントンの 友達になった

2015年12月05日 | グーグル

オーウェル リドル: どのように しました? アルカイダ がシリアでワシントンの 友達になった

 2015年12月4日

レヴァントにおけるアルカイダグループからイスラム戦闘機、アル=ヌスラ戦線は、2014年7月28日に、ガザ地区でイスラエルの軍事攻撃を非難するために、南ダマスカスのヤルムク川パレスチナ難民キャンプで、彼らはパレード、として彼らの運動の旗を振ります。

 

シ リアの混乱を直接カタールの天然ガス事業にリンクされている:US-サウジアラビア - カタール - トルコ連合はヨーロッパにシリアを通過する新しいカタールガスパイプラインを構築するために大統領アサドを打倒することを目指し、米国の著者エリック Zuesseノートは。

 

日露シリア連合がシリアのイスラムテログループをターゲットにしている間、カタール、ワシントンの近くに中東の同盟国とムスリム同胞団の首席投資家は、レバノンの刑務所から26投獄アルカイダのjihadistsの解放を交渉しました。

「カタールは、シリアのロシア同盟リーダー、アサドを打倒するために、 US-サウジアラビア・カタール・トルコ戦争の一部です。カタール、タニファミリーの王室の所有者は、カタールのガスを得るためにシリアを通してガス・パ イプラインを構築したいですヨーロッパにあり、ロシアのガスに取って代わるために。ロシアの同盟国アサドは、そのようにして立って、「Zuesseはグ ローバル研究のための彼の記事に書いています。

"これは '、独裁者」のアメリカ側としてアサドを参照した理由ですが、「独裁者」や「制度」であるとして、それ自身の同盟国を指すものではありません - もないサウジ、「著者発言。

 

興味深いことに、カタールは、リビアの指導者ムアンマル・アル=カッザーフィーをoustingを目的としたリビアでのNATO主導のキャンペーンに参加する最初のアラブの国でした。同時に、カタールは、長い時間のためにアルカイダ傘下のグループを後援しています。

 

ZuesseはDaeshの創設者、シェイク・イブラヒム・アブー・バクル・アル=バグダーディーの元妻もカタールの要求に応じて、アルカイダジハード凶悪犯と一緒にリリースされていることを追加します。

さらに、別の解放アルカイダの手術は、アル=ヌスラ戦線、アブドラアッザム旅団とDaeshと彼の緊密な協力のために知られてシェイクムスタファ・アル・Hujairi、である、米国の著者は強調しています。

アブドラアッザム旅団、Daesh(/ ISIL IS)等、アル=ヌスラ戦線(シリアのアル・カイダ) - - それらのすべてであり、調査の歴史家は関係なく、シリアの多数の反乱グループはと呼ばれるもののことに注意を喚起ジハードスンニ派原理主義。それらのどれもが「穏健派」ではない:これらのイスラム主義者のグループのいずれかの分類が詐欺的であるように、彼は強調しています。

 

「そ のうちのいくつかはカタールの王族からより多くのお金を取得し、他の人がサウジアラビアの王族からより多くのお金を得るのに対し、彼らはすべての jihadistsあり、「Zuesseはサウジアラビアとカタールが「純粋な独裁」であることを追加し、書き込み、それらの両方がはるかに民主主義より もシリア。

 

一方、米政府当局者と西洋のマスメディアは、残忍な暴君と「悪者」として彼の支持者としてアサドを描写し続けます。同時に、アサドに対して戦っている、いわゆる「中程度の反逆者 "と他の過激派は、彼らが実際にあるどんなに「善玉」として描かれています。

「それはストレートジョージ・オーウェルの1984年からですが、これは今本当である、「Zuesseはむっつり指摘しています。

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IS原油密売の露呈を怖れるエルドアン

2015年12月05日 | グーグル
 

記者に終身刑も。IS原油密売の露呈を怖れるトルコ大統領の言論封殺

これまで、トルコ大統領一族による「汚いビジネス」(ISを支援し原油を密売して利益を上げている)は噂レベルの話でした。しかし、これはどうも事実ではないか?と世界は感じはじめています。大統領一族の犯罪的行為を暴いたジャーナリスト2人が、「名誉毀損」ではなく「スパイ」罪で逮捕されたのです。(『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』)

世界が確信しはじめた「ISとトルコの癒着」米国も擁護できず

プーチンの心中は「上手く事が進んだ」

トルコのF-16によるロシアのSu-24撃墜では、予想通りロシアがトルコ空軍機の待ち伏せ攻撃の様子をフライト・パスのデータと共に公表し、米軍高官も「トルコの待ち伏せ」を肯定しました。

トルコ側からロシア側に謝罪の言葉がないということでプーチンは「激怒」。撃墜事件後ただちに超大型輸送機でS-400地対空ミサイルシステムをシ リア領土内に配置し、ロシア海軍艦艇も派遣して、現在シリア・トルコ国境沿いの空域はロシアが制空権を握っていると言っても過言ではない状況です。

トルコ空軍は、空軍機を基地から離陸させることが事実上不可能となっています。

プーチンの心中は激怒ではなく「上手く事が進んだ」でしょう。なぜならフランスとロシアは友軍同士に変化したからです。さらに米国はトルコを擁護できなくなっています。

シリア領空では米軍機もISを攻撃しているとのことですが、ほとんど活動は停止しているでしょう。S-400が配備されたこの狭い空域に、ロシア機、フランス機、米軍機が入り乱れての作戦行動は非常に危険です。

ロシアによる徹底的な復讐戦

ロシアは徹底的な復讐戦を開始しており、この地域のISや、自由シリア軍(米軍が支援している反アサド武装組織)等の反政府組織をクラスター爆弾等で壊滅させており、「もう何も残っていないのでは?」と言われるぐらいです。

【動画】これはロシア機撃墜事件前の、ロシアのクラスター爆弾による空爆の様子です。

 

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【動画】そしてこれはロシア機撃墜事件後のロシアの空爆の様子です。

 

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【動画】地対空ミサイルのシリアへの空輸及び配備風景(「シリア上空のトルコ空軍機は全部撃破する」という過激なタイトルが付けられています)。

 

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そして現在、世界の視線はトルコ大統領・レジェップ・タイイップ・エルドアンのIS原油密売ビジネスにフォーカスされてきました。これはどうも事実ではないか?と世界は感じはじめています。

Next: ジャーナリストの逮捕/世界が「トルコの犯罪的行為は事実」と感じはじめた

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犯罪的行為を暴いたジャーナリストが「スパイ罪」で逮捕

トルコの国家機密は「IS原油の代金として、武器をISに供与する」という、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の汚いビジネスです。

【動画】表面上は、トルコ政府からの「人道的援助物資」ということになっています。

 

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【動画】このトルコ大統領一族の犯罪的行為を暴いたジャーナリスト2人が、スパイ罪で逮捕されました。

 

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【動画】トルコ及びサウジがISISを支援しているとのISの証言です。

 

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現在、世界の視線はトルコ大統領のIS原油密売ビジネスにフォーカスされています。エルドアン大統領の息子、ビラル・エルドアンが運営する海運会社によるIS原油密輸専用埠頭等の報道も出ています。

そしていよいよ、そのISが売却した原油をいったい誰が買っているのだろうか?という疑問に世界は注目しだしているのです。

世界が「トルコ大統領一族の犯罪的行為は事実」と感じはじめた

これまで大統領の息子の「汚いビジネス」は噂レベルだったのですが、これはどうも事実ではないか?と世界は感じはじめています。

その理由は、エルドアン大統領が報道記者2人を訴追したからです。それも「名誉毀損」の罪ではなく「スパイ」の罪です。これで2人の記者は終身刑を受ける可能性が出てきました。スパイとは、国家機密(当然それは事実)を漏洩した罪にあたります。

これに関して2人の報道記者は、
「報道とは政権を守るために存在しているのではなく、事実を伝えるためのものだ。不正義を働いた者を罰するのではなく、事実を報道した者を罰するのは不正義である」
と陳述したそうです。どこかの国の報道機関に聞かせたい言葉です。

写真左側は終身刑の可能性がある2人のジャーナリスト。右側の人物2人はトルコ大統領とその息子です。

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ロシアのシリア空爆で明らかになった「米軍によるイスラム国支援」

2015年12月05日 | グーグル
 

ロシアのシリア空爆で明らかになった「米軍によるイスラム国支援」

ロシアの「イスラム国」空爆は相当な成果をもたらしている。一方この空爆によって、アメリカは過去1年半ほど「イスラム国」を空爆してきたものの、その攻撃は真剣に行なわれていなかった事実が明白になった。むしろ「イスラム国」が米・英軍から積極的な支援と武器の供与を受けているのは明らかだ。(『ヤスの備忘録』連動メルマガ・高島康司)

IS支援の米国が打倒めざす「アサド政権」支持率55%の衝撃

ロシア軍のシリア空爆

9月28日、ロシアはシリアの「イスラム国」の拠点である「ラッカ」を中心に激しい空爆を開始した。すでに120回の空爆が実施され、「イスラム国」および、「アルカイダ」に相当な被害を与えている。

ロシア軍参謀本部によると、今回の空爆で「イスラム国」はパニックに陥っており、すでに600人の戦闘員が攻撃を避け、ヨーロッパに逃れたとしている。

また、「イスラム国」のほか、「アル・ヌスラ戦線」「ジェイシュ・アル・ヤルムーク」のなどのテロ組織の戦闘員3000人以上が、シリア政府軍の攻撃とロシア空軍の空爆を恐れて、シリアからヨルダンへ逃げたと伝えられている。

さらに、10月7日にはカスピ海からロシア海軍の4つの艦艇から26発の巡航ミサイルがシリアに向けて発射され、ロシア空軍のみならず海軍も「イスラム国」撃滅の作戦に参加した。

ちなみに巡航ミサイルはイランとイラク上空を通過してシリアに着弾するため、両国の空域上空を飛ぶ許可が必要となる。イランとイラクはロシアにこの許可を与えていた

アメリカ軍の「イスラム国」支援

このように、ロシアの「イスラム国」の空爆は相当な成果をもたらしている。一方この空爆によって、アメリカは過去1年半ほど「イスラム国」を空爆してきたものの、その攻撃は真剣に行なわれていなかった事実が明白になった。

このメルマガの読者であれば覚えているだろうが、「イスラム国」がアメリカ軍とイギリス軍の積極的な支援、ならびに武器の供与を受けていることはあらゆる証拠から明らかになっている。

アメリカは、イスラエルに敵対しているシリアの「アサド政権」の打倒 を最優先に考え、これと敵対している反政府勢力の「イスラム国」をむしろ支援する動きをしていた。

また「イスラム国」は、中東でイスラエルに挑戦する能力のある国家をすべて壊滅し、中東を恒常的な混乱状態に置くというイスラエルの戦略を実行するためのツールとして利用していた。

そのため、中東における「イスラム国」の拡大とそれによる中東全域の流動化は、イスラエルとこれを支援するアメリカとイギリスにとっては好都合な状況であった。

このような状況のため、アメリカは建前では「イスラム国」の空爆を実施していたものの、「イスラム国」の軍事拠点や施設の破壊は回避し、「イスラム国」の戦闘能力に実質的に関係のないターゲットだけを空爆していた。

今回、ロシアの空爆が相当な成果を上げることによって、これまでアメリカの実施していた空爆が単なる建前だったことがはっきりした。

Next: 激しくロシアを非難するアメリカは本当に「正義」なのか?

アメリカの強い反発

このような成果を上げているロシアに対して、「アサド政権」の打倒を最大の目的としているアメリカとイギリスは激しい怒りをあらわにしてロシアを非難している。

アメリカは、「ロシアの空爆は『イスラム国』の拠点を外しており、アメリカが支援しているイスラム原理主義ではない反政府勢力の『自由シリア軍』や、多くの民間人が犠牲になっている」と主張している。

ちなみに「自由シリア軍」とは、「アサド政権」に反発してシリア政府軍を離脱したシリア政府軍の将兵が結成した組織である。

これに対してロシアのラブロフ外相は、「自由シリア軍」のメンバーのほとんどは「イスラム国」に寝返り、現在は組織としては存在していないとしている。

事実、ラブロフ外相の発言の少し前に米上院軍事委員会で行われた公聴会で証言した米中央軍のオースティン司令官は、米軍が訓練した54名の反政府勢 力の戦闘員のうち、多くが「イスラム国」に寝返ってしまい、4名から5名しか残っていないと証言した。ニューヨークタイムスが掲載した記事でも、アメリカ の反政府勢力の支援は完全に失敗したとされている。

また民間人が犠牲になっているとのアメリカとイギリスの主張が根拠にしているのは、「シリア人権監視団」というイギリスに本部があり、シリア国内からの情報を根拠に「アサド政権」の人権弾圧を告発している団体の主張である。

この団体は亡命シリア人のラミ・アブドル・ラーマンという人物が設立した組織である。会員はこの人物一人がいるのみだ。

多くの欧米のメディアはこの組織が提示する民間人死亡者数をそのまま報道しているが、フランスの通信社は、「この団体が信頼できない組織だということははっきりわかっているが、この世界は競争が激しいから、われわれはそれでも彼らの数字を流し続ける」と言い、十分に信頼できない組織であることを認めている。

「イスラム国」と一体化した「自由シリア軍」

現在欧米とロシアの間で激しいプロパガンダ戦争が行われており、「自由シリア軍」が存在しているのかどうか、またロシア軍の空爆で多くの民間人の犠牲者が出ているのかどうか分からない。

しかし、フランスの通信社「エイジェンス・フランスプレス」が2014年9月12日に配信した記事では、シリアの首都ダマスカス郊外で「自由シリア軍」と「イスラム国」との間で相互不可侵協定が結ばれ、現在は「自由シリア軍」と「イスラム国」の組織は一体化していると報じている。

欧米や日本では、ロシアの空爆による「自由シリア軍」の被害を報道しているが、もはや「自由シリア軍」は「イスラム国」に吸収されてしまっており、ロシアの言い分の方が正しいように見える。

Next: アサド政権支持のシリア国民「米国こそイスラム国を支援する敵である」

思いのほかシリア国民の支持が高い「アサド政権」

ところでロシアは、「アサド政権」を支援し、政権の崩壊を防ぐ意志をはっきりさせており、「イスラム国」のみならずすべての反政府勢力を攻撃の対象としている。

これは「アサド政権」の打倒を目標にしているアメリカには絶対に許すことのできない暴挙として映る。

このため欧米のメディアでは、国民を残虐に抑圧する独裁政権の「アサド政権」こそ「イスラム国」のようなイスラム原理主義勢力が拡大した原因であり、国民の支持を完全に失った「アサド政権」の打倒こそ急務であるとのキャンペーンを展開している。

ところが、「アサド政権」の国民の支持率が思っても見ないほど高い事実が次第に明らかになってきた。シリアで民主化要求運動が続いていた2012年、カタール政府は世論調査機関と契約し、「アサド政権」の支持率を調査した。2012年の支持率は55%であった。

そして2015年、9月に英大手の世論調査機関『ギャロップ』が調査したところ、圧倒的に多数のシリア国民がアメリカこそ「イスラム国」を支援する敵であると認識している事実が明らかになった。

以下が調査の結果である。数字はイエスと答えた人々の割合だ。

  • 「イスラム国」はアメリカと外国が支援して作った組織である。82%
  • 外国人勢力の介入は内戦を悪化させた。79%
  • 国の分裂には反対だ。70%
  • シリア人は分裂を乗り越えて一緒に暮らすことができる。65%
  • 外交的な解決策はある。64%
  • 状況は悪化している。57%
  • 政治的な解決策がもっともよい。51%
  • アメリカが主導する空爆には反対だ。49%
  • 「イスラム国」はよい影響を及ぼしている。22%
  • アサド政権下の生活よりも現在のほうがよい。21%

この調査には「アサド政権」の支持率に関する質問はないが、「アサド政権下の生活よりも現在のほうがよい」と答えているシリア国民は21%しかいないので、圧倒的に多数のシリア国民が「アサド政権」を支持していると見て間違いないだろう。

ロシアが「アサド政権」を支えるために空爆に踏み切った背景には、シリア国民のこうした支持率の高さがあるようだ。もし「アサド政権」が国民の支持がほとんどない独裁政権であったのなら、これを支援するロシアの空爆は国民の強い反発を招き、内戦を悪化させる結果になる。

こうした状況は、勢力の拡大を狙う「イスラム国」などのイスラム原理主義テロ組織にとってはかっこうの状況になるはずだ。おそらくロシアはこうした状況も踏まえ、軍事介入に踏み切ったのだろう――

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好評配信中の有料メルマガ『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』10月9日号では、この記事の続きとして、

ロシア地上軍の本格的な介入はあるのか?

ロシア軍の派遣を要請するイラク政府

第2のアフガンとなることを警告するアメリカ

「数百名の中国軍の軍事アドバイザーがシリアへ」中国軍の動き


ISの黒幕はアメリカ?シリア騒乱で炙りだされた「米国の戦争屋」

2015年12月05日 | グーグル

ISの黒幕はアメリカ?シリア騒乱で炙りだされた「米国の戦争屋」

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ロシアによる空爆により、ますます混迷を極めてきたシリア情勢。国連総会で参戦を表明したロシアに対し、常任理事国であるアメリカは、なぜ拒否権を発動しなかったのでしょうか? 『高城未来研究所「Future Report」』では、そこにはオバマ大統領の「暗黙の了解」があったと言います。

世界が直面しているのは、「テロとの戦い」ではない

今週は、ロシアがはじめたシリアでの空爆につきまして、私見たっぷりにお話ししたいと思います。

先日、ロシアのプーチンが国連総会に10年ぶりに出席しました。そこでの演説と目的は「テロの一掃」です。

現在、欧州を中心に中東から世界中へ溢れ出ているシリア難民の元凶は、数年前までアサド政権だと言われてきましたが、インターネット時代に暴かれる真実が少しづつ浸透し、どうやら民主的に選ばれているアサド政権の問題ではなく、米国共和党軍産複合体やイスラエルによって作られたISISや反政府ゲリラこそが大きな問題だ、という構造的な事実がわかってきました。

現在、共和党のマケイン議員とISISのトップといわれるバグダディの会議写真が出回り、真偽も含め大問題になっています。すなわち、中東の問題は本メールマガジンで何度かお話ししていますように、米国民主党穏健派と米国共和党旧主流派の戦いにあります。いわゆるネオコンが民主主義をシリアに輸出しようとし、そこに軍産複合体が乗ってメチャクチャになった背景があるのです。

そこで、この混乱を抑えるために立ち上がったのが、ロシアのプーチンです。

この数ヶ月、米国民主党穏健派でオバマ大統領の名代であるケリー国務長官が何度もロシアとシリアに出向き、中東の混乱を収める策を講じてきました。 そして、先月の国連総会でプーチンが「テロの一掃」を掲げ、シリアに空爆を行うことをついに明言しました。もし、オバマ大統領がこの案に本気で反対してい るとしたら拒否権発動できたはずですが、実際にはそのようなことはありませんでした。ここに暗黙の了解があることがわかります。その上、欧州諸国や中東の多くの国もロシアの空爆や進駐に賛同しているのです。

しかもロシアは、中距離弾道ミサイルを発射しています(しかもプーチンの誕生日にお祝いのように)。軌道をみると、問題あるトルコを見事に迂回して着弾し、これによりロシア軍のミサイル性能が明らかになり、その精度は驚くべきものです。

形状をみると有翼ミサイルSSN27に見えますが、SSN27は射程距離300km程度ですので、1,500km近くを飛んだこのミサイルは、ロシアの最新型中距離弾道ミサイルと見られます(新型カリブルであれば射程距離2500kmです=イスラエルも射程距離)。

このように、軍備を計るためには実戦以外ありません。考えを同じく米国の一部は、どうにかして中国の軍備を正確に計ることを画策しており、その脅威が東アジア全般に少しづつ近づいているのも事実です。

また、この中東へのロシア参入で慌てているのが、イスラエルです。米国共和党およびリベラルホーク、そして軍産複合体と共にISISや反政府ゲリラを育て活用してきたイスラエルは、ロシアがこれらの「子飼い」を焼き払ってしまうと、シリアやイランとの緊張関係が高まります。そこで、イスラエルのネタニエフ大統領は急遽ロシアを訪れ、「ロシアが収める中東」について話し合いました。現在、中東はロシアなくして平和が訪れない状況になろうとしています。

いま、世界が直面しているのは、「テロとの戦い」ではありません。「テロを影で支援している米国軍産複合体」との戦いなのです。これを理解する必要が、今後さらに増えることでしょう。

image by: ChameleonsEye / Shutterstock.com

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