トランプ、新型コロナに感染 側近の陽性反応受け検査、メラニアも

トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染したことが判明した。Tasos Katopodis-REUTERS
トランプ米大統領が新型コロナウイルスの検査を受け、陽性が確認された。自身のツイッターで明らかにしたもので、「自主隔離と回復のプロセスを直ちに開始する」としている。
自身の側近ホープ・ヒックスが新型コロナウイルス検査で陽性と判定されたことを受けて検査を受けたもので、ともに検査を受けた夫人のメラニアも陽性だった。
側近のヒックスは他の側近とともに、トランプ氏が大統領専用機で移動する際に同乗することがよくあり、オハイオ州クリーブランドで9月29日に開かれた米大統領選の候補者討論会や30日にミネソタ州で開催した選挙イベントにも随行していた。
Tonight, @FLOTUS and I tested positive for COVID-19. We will begin our quarantine and recovery process immediately. We will get through this TOGETHER!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) October 2, 2020
米アマゾン「現場従業員の1.44%、1.9万人超がコロナ感染」

米アマゾン・ドット・コムは、米国内の現場で働く従業員の1.44%に当たる1万9000人余りが、これまでに新型コロナウイルスに感染したと発表した。写真はニュージャージー州ロビンズビルで2019年12月撮影(2020年 ロイター/Lucas Jackson)
米アマゾン・ドット・コムは1日、米国内の現場で働く従業員の1.44%に当たる1万9000人余りが、これまでに新型コロナウイルスに感染したと発表した。労働者権利団体が長らく、開示を求めていた。
アマゾンによると、米国の一般的な感染率を踏まえると、この数字は想定よりもずっと少ない。11月までには従業員に対する検査を1日当たり5万人まで拡大できるという。
政治家や労組などは、感染が広がった倉庫の閉鎖を迫っている。ただアマゾンは、家で過ごす時間が長い人々からの買い物需要急増に対応するため、従業員の検温や社会距離の確保などの措置を講じながら操業を続けている。
同社の発表では、傘下の自然食品スーパー、ホールフーズ・マーケットを含めた現場従業員137万2000人のうち、3月1日から9月19日までに1万9816人が陽性ないし感染が疑われる症状となった。一般的な感染率に照らせば、3万3952人の感染が想定された。

ロシアの国立ガマレヤ研究所が開発した新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」(ロシア直接投資基金)
[モスクワ ロイター]新型コロナウイルスワクチンの開発をめぐり、ロシアは、最初の6週間のモニタリングに基づき、大規模臨床試験の予備的な結果を公表することを計画している。パンデミック収束に向けて過熱する世界的な競争の中で、開発のテンポを上げていく構えだ。
ロシアが世界で初めて承認した新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」を開発した国立ガマレヤ研究所の責任者、アレクサンダー・ギンツバーグ氏は「『戦時下』のようなパンデミックの状況では、迅速な開発が必要だ。しかし、決して手抜きはしていない」とロイターに語った。
ロシアはこれまで、臨床試験と並行して一般への大規模な接種を世界で最も早いスピードで進めてきた。これに対し、第三者からは、科学や安全性よりも国威発揚を優先している、との懸念が高まっている。
「(パンデミックでは)戦争中のように人々が死んでいく」。ギンツバーグ氏は、モスクワの研究所のウッドパネル張りのオフィスで、コロナウイルスの結晶模型を手にしながら語った。「われわれは急ピッチでワクチン開発を進めてきたが、それは一部のメディアが示唆している手抜きとは違う。そんなことはありえない」。彼は、厳しい開発スケジュールを課されたものの、安全性と有効性を判断するためすべてのガイドラインに従った、と述べた。
ロシアは、最初の42日間(6週間)のモニタリングに基づき、臨床第3相(P3)試験の中間結果を公表する計画だ。これは、ロシアが世界で初めて新型コロナウイルスワクチンのP3試験データを発表する可能性が高いことを意味している。
スプートニクVのP3試験は9月9日から接種が始まっており、中間結果は10月21日以降に発表される可能性がある。ワクチン開発に投資しているロシアの政府系ファンドは、中間結果が10月か11月に発表されることを期待している、としている。
公共の議論に資する
欧米のいくつかの製薬企業も最終段階の試験を行っており、中には最初の接種から42日が経過しているものもあるが、中間結果はまだ公表されていない。各社は、日付を特定するのではなく、信頼性の高い結果が得られるよう十分なデータが集まるのを待って発表すると述べている。
「私にとっては短すぎるが、ワクチン開発の進展に興味を持っている人にとっては長すぎる」とギンツバーグ氏は言う。彼によれば、約4万人の被験者は、最後のワクチン接種から180日間観察される。半年後、彼のチームは最終的な結果を集計し、国際的なジャーナルに発表することを計画している。初期段階の試験結果は査読を経て、英医学誌「ランセット」に掲載された。
試験と並行して、ロシアは9月8日、リスクの高い一般市民への接種を開始。保健省によると、これまでに約400人が接種を受けた。接種を受けた人は、接種後の健康状態に関するデータをオンライン・プラットフォームを通じて当局に提出できるが、臨床試験のような厳格な診査は受けていない。
ロシア政府筋は、P3試験の中間結果をもとに、60歳以上の人々から始まる大規模接種を拡大するかどうかを決めることになるだろう、とロイターに語った。
ロシアン・ルーレット
ギンツバーグ氏によれば、これまでのP3試験では重篤な有害事象は報告されていない。予想される軽度な副反応も、被験者の14~15%にとどまっているという。試験では、参加者の4分の1にプラセボが投与される。
ギンツバーグ氏はまた、ワクチンの早期承認は最も倫理的なアプローチだと強調。「選択肢は、人々に自分自身を守る機会を与えるのか、この致死的な感染症でルーレットをプレイさせるかのどちらかだ」と言う。ロシアはプラセボを75%上回る予防効果を目指しているといい、これは米FDA(食品医薬品局)が設定していた50%の基準を上回っている。
P3試験が始まった日、モスクワでは新たに624人の新型コロナウイルス感染者が確認された。感染者はその後増加しており、9月28日には2217人が確認されたが、1日で6000人の感染者が出た5月上旬の水準は大きく下回っている。
ギンツバーグ氏は「感染率が低くても、統計学的に有意なデータが得られることは保証されている」とし、4万人の被験者を登録することで、首都モスクワでの感染率が低くても意味のある試験ができると述べている。
ほかのワクチンメーカーは、ブラジル、南アフリカ、米国などで大規模な試験を開始。欧州での流行が下火となり、試験場所として感染拡大が続いている国を探している。ロシアも、ベラルーシ、ブラジル、インドなど、複数の国でテストすることを計画している。
不可能かつ非倫理的
製薬企業はまた、大規模な臨床試験では、人種、民族、性別、年齢といった点で多様な被験者を確保すると約束している。
ロシアでは、高齢の被験者を十分に確保するため、年齢別にP3試験の参加枠を設けているが、それ以外の特別なグループは形成されていないという。ギンツバーグ氏によると、これまでの試験でワクチン接種を受けた人の5分の1以上が50歳以上だった。
試験参加者の感染率は、多くのワクチンメーカーが中間結果を発表する時期に影響を与える。英アストラゼネカは5月にP3試験を開始したが、データの傾向はまだ明らかにしていない。7月下旬に試験を開始した米ファイザー(独ビオンテックと共同開発)と米モデルナも公表はまだだ。ビオンテックは、10月末か11月初旬までに申請のためのデータが得られる可能性があるとしている。
ワクチン開発をスピードアップさせるため、英国は被験者を新型コロナウイルスに意図的に感染させる試験を計画している。ギンツバーグ氏は、この種の試験はロシアでは不可能で、倫理に反すると考えられていると指摘。「われわれも英国からのニュースに驚いている」と語った。
(Polina Nikolskaya/Polina Ivanova、翻訳:AnswersNews)
免疫応答の刺激にチンパンジーアデノウイルスベクターやmRNA技術など新しいプラットフォームを使用するCOVID-19(コロナウイルス感染症)ワクチンは、臨床試験第3相試験の終了後も長期的な影響の可能性について調査する必要があるという。モスクワ市立第52病院副院長のセルゲイ・ツァレンコ麻酔・蘇生科教授が語った。
英アストラゼネカが試験を中断した件に関し、ワクチン開発方法に関連するリスクについて強調した。
教授は「横断性脊髄炎の年間発生率は100万人あたり1.34から4.6症例の間にある。アストラゼネカの調査において横断性脊髄炎が2件発生する確率は22,000に1症例以下(0.00495%)になる」と指摘するとともに、ロシア製ワクチン「スプートニクV」は既に実績のあるヒトアデノウイルスをベースに開発されたことを強調した。
9月、英アストラゼネカのワクチン試験は再中断した。同社は2人目の被験者に「原因不明の病気」が発生したことを公式に発表した。一方、同社の内部文書では横断性脊髄炎(稀な神経障害)と記録されていた。
アストラゼネカのワクチンは英オックスフォード大研究者と共同で開発され、チンパンジーアデノウイルスをベースにしている。8月に治験第3相に入った。第3相は最終段階であり、安全性および有効性データとして保健当局の承認に送られる。
8月11日、ロシアは世界に先駆けて抗コロナワクチン「スプートニクV」を登録した。同ワクチンはロシア保健省ガマレヤ疫学・微生物学研究所が開発。現在、治験第3相試験が行われている。
ロシアセンター「ベクター」および国立ガマレヤ研究所の新型コロナワクチンが子どもを対象に試験される。臨床試験は未成年被験者の年齢を徐々に下げて行われる。リナト・マクシュトフ「ベクター」センター所長、アレクサンドル・ギンツブルク国立ガマレヤ研究所が語った。
マクシュトフ所長は「子どもを対象にした臨床試験は徐々に年齢を下げて行われる。つまり最初に15-17歳グループ、次に10-14歳グループ、6-9歳、2-5歳、生後6カ月-24カ月、最後は新生児グループになる」と説明。子ども用ワクチンは基本的に成人用と比べ反応原性が低いと補足した。
続いてギンツブルク所長は「スプートニクV」を未成年ボランティアに鼻腔内経由、つまり鼻から投与すると語った。同所長はまた、臨床試験は年齢の高い順にはじめ、徐々に下げていくと説明した。
ロシアは今年8月11日、 世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンを承認した。 ワクチンは「スプートニクV」と名付けられた。
臨床試験はロシア保健省から許可を得たガマレヤ国立疫学・ 微生物学研究センターによって6月から7月に実施された。
「スプートニクV」は、 これまでに多くのワクチンが生産されたすでに知られているプラッ トフォームを基盤につくられた。ロシア保健省によると、 これまでに実施された「スプートニクV」の接種は、最大2年間の 長期的な免疫を与えることを示している。
新型コロナウイルス
中国当局は12月末、 武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。 最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。
専門家らは、 暫定的に新型コロナウイルスが疾患の原因と判断した。
中国に続き、イタリア、米国、スペインで、特に多く感染が広がっている。
世界保健機関(WHO)は3月11日、新型コロナウイルスの拡大はパンデミックとなったことを明らかにした。
関連ニュース
ロシア開発の新型コロナウイルスのワクチン「スプートニクⅤ」のベラルーシ向けの初荷が出荷された。ロシア直接投資基金が明らかにした。
これにより、「スプートニクⅤ」のロシアでの登録後に初の臨床実験を行う国はベラルーシとなった。
ロシア直接投資基金側によれば、基金はベラルーシでの100人の被験者参加の臨床実験の実施費用を負担する
臨床実験はベラルーシ国内の8か所の医療機関で行われ、そのうち2か所はすでに「スプートニクⅤ」ワクチンを受け取っている。
ロシア直接投資基金は、同様の臨床実験が他にブラジル、インド、サウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦でも予定されていると補足した。