12/27(火) 21:31配信
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Netflixで配信が始まったヘンリー王子とメーガン妃のドキュメンタリー「ハリー&メーガン」。王子と妃はロイヤルファミリーや王室のしきたりを批判、特にヘンリー王子は、チャールズ国王やウィリアム皇太子の広報官が国王や皇太子に関するネガティブな報道が出ないようにメーガン妃や自分の情報をマスコミに流したと激しく非難していた。
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配信後、国王や皇太子を始めとする高位のロイヤルたちは沈黙を守っている。英国王室も正式なコメントは発表していない。
そんな中、マイケル・オブ・ケント王子の息子フレデリック・ウィンザー卿の夫人、レディ・ソフィーことレディ・フレデリック・ウィンザーが意味深なコメントを発表して注目を集めている。レディ・ソフィーは2009年にウィンザー卿と結婚。プラチナジュビリーや、今月初めにキャサリン皇太子妃が主催したクリスマスコンサートなどロイヤルのイベントにも出席している。
クリスマスに雑誌オーストラリア版『スペクテーター』のオンライン版にコラムを寄せたレディ・ソフィー。エリザベス女王を偲びつつ「クリスマスには私の両親、そして夫の親戚に様々な機会で会うでしょう」とコメント。さらに「残酷で容赦ないマスコミの注目、批判、嘘、卑劣な攻撃、事実に基づかないテレビ番組などに直面しても、いつもとても勤勉で文句を言わず、勇敢で常に私によくしてくれる王室の高位のメンバーと親しくなれることを大切にしている。彼らを知ることができるのを光栄に思う」。
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イギリスマスコミは「事実に基づかないテレビ番組」のフレーズに大注目。新聞「デイリーメール」などは「ハリー&メーガン」のことだと推測している。
同じくNetflixのフィクション「ザ・クラウン」を指している可能性もあるが、レディ・ソフィーが高位のロイヤルへの敬意を表していることから、まさにその高位のロイヤルを批判した「ハリー&メーガン」を指していると見ている。
「ハリー&メーガン」はタブロイド紙やパパラッチの報道姿勢も批判していた。レディ・ソフィーのコラムにもマスコミについて言及した部分があり、王子と妃の主張に賛成しているようにも見えるが同紙はその点にはこだわっていない。
ちなみにレディ・ソフィーはイギリス出身ではあるけれど、メーガン妃と同じ元ハリウッドセレブ。俳優として活躍、アシュトン・カッチャーが出演していた時代の「チャーリー・シーンのハーパー☆ボーイズ」でアシュトンの恋人を演じていたこともある。
そのためヘンリー王子とメーガン妃が王室離脱を発表した後にはレディ・ソフィーの経験に注目が集まった。あるインタビューで王室との関係について聞かれたレディ・ソフィーは「ロイヤルファミリーは私を温かく迎え入れてくれた。嫌な経験をしたことはない」「過去にドラマでキワどい役を演じていたことは誰も言わない。みんな気にかけてくれる」とロイヤルファミリーとの良好な関係を強調していた。
年明けにはいよいよヘンリー王子の回顧録も出版される。このまま高位のロイヤルたちが沈黙を守れば、日頃はあまり報じられないレディ・ソフィーら、高位ではないロイヤルたちの言葉がイギリスマスコミの注目を集めることになりそう。
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チャールズ国王(ロイター)
2022年12月27日 13:06東スポWEB
25日にチャールズ国王が君主として初めて行ったクリスマスの国民向けスピーチが、王室によるクリスマススピーチの中で過去最高の視聴者数を記録したことが分かった。
演説は故エリザベス女王やウィリアム皇太子夫妻について触れたが、ヘンリー王子&メーガン妃の名前は出てこなかった。
約8分間の演説でチャールズ国王は、エリザベス女王の死去により自身が国王に即位したことで「ウェールズ公」と「ウェールズ公妃」の称号を継承したウィリアム皇太子夫妻が、その直後の9月にウェールズを訪問したことを、「王室と地域住民との交流の精神を示す良い例をなった」と称えた。
だが、31日にネットフリックスで新たなドキュメンタリーが公開され、来年年明け早々には挑発的なタイトルの回顧録「スペア(予備)」を出版するヘンリー王子やメーガン妃について、国王はひと言も言及しなかった。
英BBCによると、チャールズ国王のスピーチを放送したクリスマスの特別番組を見た視聴者は1060万人(英国民の約15%)に上り、エリザベス女王の時代に始まった同番組史上過去最高となった。「BBC1」での平均視聴者数は810万人で、民放のITVでは158万人、「BBC2」では約92万9000人だった。
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目立ち過ぎたメーガン妃(ロイター)
2022年12月27日 19:45東スポWEB
メーガン妃が、米メディア「ポリティコ」で女性作家ジョアンナ・ワイス氏が選んだ「2022年に我々を飽き飽きとさせたナルシスト」の1人に選ばれた。
他にはドナルド・トランプ前大統領、お騒がせラッパーのカニエ・ウエスト(現イェ)、詐欺罪で告発された医療ベンチャー企業「セラノス」CEOのエリザベス・ホームズ、証券詐欺共謀の疑いで起訴された仮想通貨交換業FTXの共同創業者サム・バンクマン=フリード被告など、悪い意味でメディアをにぎわせた人物ばかりが並んでいる。
ワイス氏はこれらの人物とメーガン妃に「注目を通貨として、自分を燃料として使用し、しばらくの間、彼らが切望したもので(世間の注目を浴びて)報われた」との共通性を感じたという。
ワイス氏はこれらの人物を批評しつつ、メーガン妃とヘンリー王子のネットフリックス・ドキュメンタリー「ハリーとメ―ガン」についても「夫妻に対する私の自然な同情はイラ立ちに変わり始め、エゴには限界があることに気づきました」と好意から一転、批判的な評価に転じたという。
さらには「同情的な批評家でさえ、この番組には虚栄心が強く、新しいものはほとんどないと不平を言っています」とも語った。
しかし、他に選ばれたのは、巨額の金を動かして世界中の注目を浴びた人物ばかり。ある意味、上昇志向の強いメーガン妃には〝名誉〟だったかもしれない。
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ヘンリー王子(右)とメーガン妃(ロイター)
2022年12月20日 06:15東スポWEB
ネットフリックスのドキュメンタリーシリーズ「ハリー&メーガン」(全6話)配信後、複数の英米メディアが「ヘンリー王子とメーガン妃が英王室に謝罪を求めている」と報じている。
そんな状況に、英王室コメンテーターのラフェ・ハイデル・マンクー氏は「メーガンはオノ・ヨーコで、ヘンリーはジョン・レノンだ」と激怒した。英テレビ「GBニュース」が19日までに報じた。
故エリザベス女王の侍女を長年勤めたスーザン・ハッシー夫人が先月開かれたイベントで、黒人慈善活動家のンゴジ・フラニ氏に〝人種差別発言〟を行い、批判が巻き起こったため、ハッシー夫人はフラニ氏に先日、直接謝罪していた。一方、メーガン妃も英王室から人種差別を受けたのに謝罪されたことがないとして、夫妻は怒っているという。
しかし、マンクー氏は「国王と王室が(夫妻に対して)沈黙の尊厳を持つことは非常に重要だと思う。スキャンダルになることを無視して、真摯に王室として奉仕の義務を果たすことによって、そのコントラストが多くを語ることになる」と語った。
謝罪要求も〝便乗商法〟なのだという。「彼らが最近行ったことはすべて、米国市場を獲得するためだ。そもそも『ハリー&メーガン』はドキュメンタリーではなく、モキュメンタリー(モック=擬似とドキュメンタリーの造語で、偽ドキュメンタリーの意味)で、自分たちの物語を進めるためのプロパガンダ。メーガンはオノ・ヨーコで、ヘンリーはジョン・レノンを演じている」とマンクー氏。
オノ・ヨーコさんは人種差別を受ける一方、ビートルズを解散させた〝ドラゴン・レディー〟とも呼ばれて批判も受けた。英国人からするとメーガン妃とオノさんが重なって見えるというのだろうか。
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