ニョロにちは、鮎の塩焼きングのペット、グレーターサイレンです。
今日は、この変な生物、グレーターサイレンの身体について
少しご紹介を。
顔の横についている、飾りのようなひらひら。
これは一体なんでしょう?
この器官は外鰓(がいさい)とよばれる呼吸器です。
魚などは鰓(えら)が体内にある内鰓(ないさい)ですが、
一部の両生類は鰓が体外に露出した外鰓をもつのです。
同じ水棲なのに、随分違うものだなぁ、と思います。
また、グレーターサイレンの外鰓の特徴として、
一生外鰓をもつ、ということも挙げられます。
両生類は原則として、幼態のみ外鰓をもちます。
水中生活に鰓は欠かせませんからね。
ただし、陸上生活を始める成体になる中で、
鰓は不要となり消失していきます。
ところが、このグレーターサイレンや
「あの頃」流行ったウーパールーパーは
一生を水中で過ごし、上陸することはありません。
鰓が残るから、陸に上がらないのか?
陸に上がらないから、鰓が残るのか?
素人の私には皆目見当もつきませんが、
おかげでこの愛らしいフサフサが残るんですね。
鰓が残るくせに、グレーターサイレンの肺は立派な
ものです。数十分おきに肺呼吸をしに、水面に
顔出すのも肺のおかげでしょう。
両生類は皮膚呼吸に頼る割合も多いということで
グレーターサイレン→鰓呼吸+肺呼吸+皮膚呼吸
なのかと思うと、
「どんだけ空気吸ってんねん。」
と、突っ込みたくなります。
(水中で皮膚呼吸が働くのかはわかりませんが・・・^^;)
知れば知るほど不思議な生き物です。
この愛くるしい口もとの曲線。
我が家のAKB48トモチンと呼ばれているのは・・・
ウソです^^