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アメリカの公共事業としてのウクライナ戦争 / 犬を調教するように国民を調教する /
養老孟司先生のファンです。
先生の本は「バカの壁」から5,6冊かな?読みました。
最近はYouTubeでも観てます。
長野県での講演動画
もすごくよかったです(ためになりますよ。必見)
こないだ一日で読んだ本。いい本でした。おススメです
現在84歳?の先生が80歳の時に書かれたエッセイ。
私は子供世代ですが、とっても共感します。面白い!
同年代のうちの母(父は読みません)が読んだらどう感じるかなあ?
賢い人は違う、と言うかな? まるは学者じゃないけど?
猫と暮らせるといいなあ。家の前を車がブンブン通ってたんじゃ無理かな。
自由に出入りできないのは気の毒だしなあ。
人間にも猫にも、暮らしにくい社会ですなあ。
でも、生きてるだけでいいんじゃないかなあ。
「動かないとボケる」って前回書いたけど、気持ちよくボケるのはいいんじゃない?
まあ、まるも朝のうちは歩いてるようです。
起きて、朝日を浴びて、歩いて、好きなことして、ボケて、寝る、寝る、寝る(たまに死んでる?)
いいねえ~ いいんですよね、それで
昭和39年の東京オリンピックでは日本中の多くの人が元気をもらったようですね。(私は当時を知りませんが)
スポーツが好きな人はオリンピックも好きな人が多いでしょうが、今や拝金主義、商業主義にどっぷり浸かってしまい、純粋なスポーツの祭典ではなくなってしまいました。
アマチュア選手も「お金がなければいい道具を使ったりいい環境で練習したり、結果いい成績をとったり、競技を続けたりすることができない」という不安を抱えているでしょう。お金がないと競技が続けられない??
有名になるとCMに出たり、スポンサーがつくようになります。
スポンサー企業にお金を出してもらうために、選手は競技以外でも様々な我慢を強いられる。(プロスポーツがそうですね)
スポーツ界にも拝金主義が蔓延していきました。
ロサンゼルスオリンピックから、国際交流を楽しむスポーツの祭典というより、開催地が収益を上げるための拝金主義のオリンピックに。
(ロス大会では収益が出たが、その後は、、、開催地は有利になるようにと賄賂を送ったりするが結局儲からない、税金を使って赤字、、、儲けているのは誰?)
儲かると踏んだIOC(会長は爵位を持っている者ばかり。JOCも旧貴族の名誉職的な意味合いが強いとか)は広告代理店と手を組み、メディアを操作し、もともとあまり人気のなかったオリンピックは特別な大イベントになった。
「情報操作」による洗脳ですね。
オリンピックが特別なもの、スポーツの頂点という「思い込み」。
頂点は世界選手権じゃない?
オリンピックはごく普通のスポーツイベント
だと冷静に理解することが、拝金洗脳を解くきっかけになると、苫米地氏は言われています。
そう思います。
私たちはいつの間にか、お金の奴隷になっています。
世界は拝金主義が蔓延している。
でなければ、子々孫々、健康や命に大きなリスクを残す原発を維持推進する政権を支持するはずがない。
私たちは目先の利益に目がくらんで(煩悩)、自分にとっての本当の利益が見えなくなっているようです。
洗脳は「情報操作」によってなされます。
どんな情報を流し、どんな情報を隠しているか。切り取り、偏り、、、どういう印象操作が繰り返されているのか。
情報に当たる時には、拝金主義の大手メディアは特に気をつけないと。
私たちは拝金主義の権力者の奴隷になっています。それも、奴隷であることを受け入れた奴隷です。自発的に奴隷になっている。
そして、自分の煩悩を満たそうと他の奴隷と競い合い差別をするようになる、、、
今の企業は、従業員より株主が大事。昔は会社は従業員のものでしたが、現代では株主のもの。収益は株主へ。「お金が稼げないと不幸になる」という恐怖を刷り込まれた従業員は会社の奴隷となる(非正規、ブラック企業)。命も幸せもお金では買えないのに。
今のオリンピックは集金シンジケート、拝金主義の象徴
(メディアが作り出した人気。昔は質素だった)
こんな社会はごめんです。
しかし、いったい誰が洗脳を仕掛けているのか、、、
拝金主義の大手企業(製薬会社も)、、、
大手輸出企業は消費税は戻ってくる仕組みになっている、、、
タックスヘイブンの会社で税金のがれする大企業、、、
メディアはスポンサーである大企業に忖度し、伝えるべきことを伝えない、権力側に与している、、、
洗脳者は国や大手メディアであり、対象は国民の全員
洗脳を仕掛けているのは、(苫米地氏によると)
お金に目がくらんだお金持ち、強欲な超富裕層
(”お金”を作り出したひとたち。シティ・オブ・ロンドンやウォール街の巨大な金融機関と王侯貴族たちが元だそうです)
人は資産が大きければ大きいほど、プラス分も大きくないと満足感が得られないのです。
こんな社会はごめんです。
まずは、私たち自身が拝金主義から脱却すること。お金の奴隷にならないこと。
妄想しない、幻想を抱かないこと。
恐怖心を煽られても、冷静でいること。(だから何?という姿勢)
洗脳を解くためには、、、
コロナ騒動で、世の中(政府、メディア、メディアから見る一般の人々の反応など)を見ていると、どうも気持ち悪くて、、、読んでみました。
【トランプ大統領誕生を分析、そこから現代の洗脳の舞台裏とからくりをみる
なぜトランプ大統領がアメリカ一般国民に圧倒的に支持されたのか、なぜメディアに後押しされたヒラリー・クリントン氏が負けたのか、その背景には隠れた人の欲望に通じるものがあったのです。そこから洗脳を著者の実例を用いて語り、さらに未来の日本社会を暗示する出来事を解説します。本書を読んだ後、絶望に陥るか、賢く洗脳社会を生き抜くか、決めるのはあなたです。】
洗脳とは、
広義で言えば「情報によって意図的に他人を操作すること」
読書や、映画鑑賞、何かを見たり聞いたりして心を動かされることは洗脳であり、究極的には、情報に触れることすべてが「広義の洗脳」ということになります。親の言葉も教育も情報操作。
しかし、
「本人以外の第三者の利益のために意図的に情報操作を加えること」と捉えると、(子どもの利益になる)教育は洗脳とは言えなくなります。
洗脳している親も多いと思いますが。
人間の「煩悩」に働きかけるのが洗脳手法の基本であり、鉄則だそうです。
先の大統領選ですが実は、
トランプさん対クリントンさんの戦いは、21世紀の「南北戦争」だったそうです。
南北戦争は、建国者たち(南部)対 新参者(北部)の陣取り合戦だった
大統領選は、貧困に苦しむ一般国民(白人) 対 ウォール街を中心とした富裕層(大手メディアも富裕層の一部)
クリントンさんは富裕層側だったわけです。(トランプさんもお金持ちですが)
貧困化する白人たちの反乱であり、大手メディアによる洗脳からの解放でもあったのですね。
他人を洗脳する上で重要なファクターは、煩悩を肯定してあげること
(日本、世界中に蔓延する「拝金主義」…お金の煩悩を満たすことを諦めた人々は、次に「差別」で憂さをはらす、、、)
洗脳は人々に恐怖を与えることで、被洗脳者を操ろうとする。私たちの日常は洗脳だらけ。雑菌は怖い、古いものはカッコ悪い、、、と思わせ買わせるCM。
必要以上に恐怖をかきたて、他人の行動を操る。
(・・・コロナを必要以上に怖がってる?)
また、空想の世界(非現実・妄想の世界、没頭している状態)にリアリティを持たせる「変性意識」を使う。助手席で美女がほほ笑む車のCM、スマートなモデルさんをつかったダイエットCM、、、
終戦直後は、アメリカの暮らしそのものが素晴らしいという洗脳だった、、、
(・・・ワクチンを打てばコロナ騒動は終わって、日常を取り戻せるという空想?)
人間はみんな洗脳され、洗脳の中で暮らしてますが、洗脳を解くこともできるそうです。
洗脳はそれぞれの価値観でもあるので、それが善意であっても強要、押し付けはできないと思いました。自分以外の第三者の利益のために価値観を操作されるのは、気持ち悪いです。自分の人生は自分でつくるものだと思ってるので。
長くなったので、今日はここまで。
興味深い本です。
【砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、男を穴の中にひきとめておこうとする女。そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺めるの人々。ドキュメンタルな手法、サスペンスあふれる展開のなかに、人間存在の象徴的な姿を追求した書き下ろし長編。20数ヶ国語に翻訳された名作。】
こ、こ~わ~い~~~
なに、この息苦しさ。だけど、どんどん読み進めてしまう、、、うぐぐぐ
自由ってなんなんだ? この世での自由って?
これが、この世に生きる人間の姿なのか、、、?
人間は何のために、なぜ生きているのか?
終わりのない砂かきをしているようなものなのかも。
いや、解脱する、、、したい、、、
しあわせに暮らしたい、、、
主人公は、結局しあわせに気づいたのか?
(仏教はいいねえ)
付箋貼ったけど引用やめた。読んで味わうのが一番だね。
Amazonで芥川賞受賞作家の本(1~25回)でベストセラー1位になってる。
【欠けて困るものなど、何一つありはしない。
砂穴の底に埋もれていく一軒家に故なく閉じ込められ、あらゆる方法で脱出を試みる男を描き、世界二十数カ国語に翻訳紹介された名作。】
ちなみに、YouTubeに映画がアップされてました。
【リスクを受け入れ、他人とずれながら持久走。それが、コロナの時代。新型コロナウイルスのパンデミックが無効化させた、ゼロサム競争、同調圧力、新自由主義。経済格差や分断が急速に広がるなかで、感染対策と経済活動に引き裂かれる社会。これまでの日常が非日常となった今、明日に向けての指針とは? コロナ禍における心身自由な生き方について、5月、6月、7月と変わりゆく状況下で語り合ったすべてがここに!】
内田樹さんの著書も岩田健太郎さんの著書もよく読みます。
納得できること、共感することが多いからです。
その二人の対談。やっぱり納得共感します。
日本には感染症のプロが少ないし、歴史も浅い。過去の幸運(サーズが入ってこなかったのは完全にまぐれ)を日本の実力のように勘違いして(ニホンはスゴイ。”我は正しい”と反省しない頑固な政府←無知の知がない無明政府)、CDCも作ってないし、プロの提言を聞かず身内(厚労省)だけでやってしまおうとする。明確なビジョンがない。(科学よりも)政治を優先させて、きちんとした感染症対策ができていない。(全国民や弱者ではなく、支持層を見ている。アメリカも)
失敗を認めない科学に進歩はない。
(「問題ありません」隠ぺい、改ざん、欺瞞・・・)
「責任をとりたくない」というエゴイズムが蔓延してないか。
実質よりも見栄えばかりを気にする政治。(スピード”感”)
インパール体質は今の日本にも脈々と受け継がれている。
イノベーションは評価主義になじまない。
イノベーションに「ものさし」はない。
放っておけ。他人の評価なんかどうでもいい。
自助では感染症は克服できない。
感染症に特化した病院や施設を作れ。保健所も増やせ。
病床数削減とか予算削減とかありえない。
病院が暇なのはいいこと。暇だからと言って消防署をなくすのか?
医療は商品ではない。
地域や状況によって対策が違うのは当たり前。
コロナの感染が広がる一番の原因は、「同調圧力」
みんなが一つの場所に集まるから、どんどん感染が広がっていく。
(右向け右で言われるまま人と同じことをする日本人)
ロックダウンは効果がある(特に全体主義の日本人は)が、経済的に困窮する。
解除(goto)すれば経済は回るが、感染が広がる。
ウイルスが広がると経済自体が立ち行かなくなる、、、。
(緊縮財政なんてありえない。もっと補償を。)
「人と違うこと」をやり続けていれば、感染リスクはどんどん減っていく。
「固まるな、ばらけろ」「同調するな」「お互い距離を取れ」
「なるべく人と違うことをして暮らせ」
・・・生態学的ニッチを「ずらす」
生き延びようと思うなら、他人と合わせようとするんじゃなくて「ずれる」
多様性と自主性。
分散すること。(地方をもっと大事に)
「恐怖」が国民を分断し、不寛容にしている。冷静になろう。
とにかく感染者を徹底的に減らすしかない。感染経路を断つ。
油断は禁物。
あと、
「多くの癌は感染症が原因で起きている」
「コロナは血栓をつくる」とかは新しい知識でした。
【スポンサー収入4000億円と推定されるスポーツ興業、東京オリンピック。この大イベントの運営を、組織委員会は11万人もの無償ボランティアでまかなおうとしている。応募にはさまざまな条件があり、10日以上できる人で、事前研修の参加も必須、宿泊費などの経費も自己負担だ。「一生に一度の舞台」など、美名のもとに隠された驚きの構造を明らかにする。】
コロナの自衛には免疫力を下げない事が大事だというのに、日本社会のあれこれ見てるともう、あ~あ、ダ~メだこりゃ、終わっとるッてこと満載で、、、まあそれは自分の修行が足りないからで、、、もっと賢くなって、精神修養しなけりゃなあ、と思う毎日であります。
まさにインパール作戦、学徒動員、、、ですね。
純粋な国民や若者を利用し企業が儲ける(人件費節約)、役員は私腹を肥やす、搾取構造。国民の税金を使っているのに経費の内訳をきちんと開示しない。
2018年に書かれた本ですが、今年はコロナで延期になって本当によかった。
金の亡者はま~だ「今さらやめられるか、やると言ったらやるんじゃ」というような事を言ってるようですが、今年の猛暑をどう思ってるんでしょう。自分たちはエアコンの効いた快適な部屋で観戦する?から、ボランティアさんや選手の皆さんがどうなろうと関係ないんでしょうかねえ。
そういえば、ワタシも勤務校の近くでスポーツイベントがあったとき、低学年の児童を連れて観戦に動員されました。あっつい中歩いて。1学期ごとに各教科の実施時数を提出しなければいけなくて、この3時間は「生活科?学級活動?行事?何?」などと、意味のない事を話し合ったりしました。
来年のオリンピック????に向けて、
猛暑の季節だからやめましょうではなく、少しでも涼しくなるようにって、なんと、周辺の学校にアサガオを育てさせ鉢を並べよう(子どもに運ばせる)て記事を読んだけど、もう頭がおかしいでしょ。
アサガオ並べれば気温が下がるんかい?
教員もバカです。
まるで戦時中の教員じゃないか。右向け右か??
ブラック教育、ブラック企業、ブラック社会、ブラック国家、、、
協力しなければ「非国民」になるのか?
この国は全体主義国家でしたっけ?
もう国民は洗脳されて何も感じなくなってるのかな?キタのように。
ボランティア=無償 ではありません。
特に、こういうイベントにおいては。
まずは、そこから洗脳を解かなければ。
奴隷は、奴隷の境遇に慣れすぎると、「自分の足をつないでいる鎖の自慢を始める。」という。また、現代の奴隷は自ら進んで足や首に鎖を巻きつけており、何より驚くことは、自らが奴隷であることに気付かないことであり、
「奴隷であることに自ら唯一の誇りを見いだしてさえいる」
(アミリ・バカラ アメリカの文学者、音楽評論家)
オカシイことだらけで、え~!て一気読みでした。
(気分悪くなってスイーツやけ食いですわ)
「自発的隷従論」も読んでみてください。
広告(電通)、メディアに洗脳されている。
(NTTもスポンサーでしたか。この記事消される?)
私たち国民が目を開き、自覚し、賢くならなければ、
どうしようもありません
安冨歩さんの本はいい!ちょっと難しいのも多いけど、頑張って読む価値があります。
【学ぶということは、私と世界が他力によって書き換えられていくこと
親鸞の思想を通して、現代の学問、宗教、社会の抱える課題を明らかにし、人間とは何か、生きるとは何かを問う】
日本仏教、特に浄土真宗は、「南無阿弥陀仏」とさえ唱えていれば仏様?が救ってくれるから、すべてお任せしなさいとか、他力本願というのは自分は無力だから他人や仏様?の力におすがりして努力などしなくていいんだとか、すでにあなたは悟っているとか、そういう(意味不明な)教えなのかと思ってましたが、そんなに軽い?浅い教えではないんだな、と思いました。
もとに仏教があるだけあって、なんというか仏教を学んでいた親鸞さんの人間としての苦悩や魂からの思想なのかなあ、と思いました。浄土真宗はブッダの教えではなく、親鸞さんの思想なのですね。
本願他力
悟るためには他力が必要。ブッダ(仏)もダンマ(法)もサンガ(僧)も「他力」です。すべての、生きとし生きるものとの「命のネットワーク」の中でしか生きられない人間は「お互い様」の慈悲の心で互いに「助け合わなければ」生きられないし、学び成長することもできない。
大事なのは「縁」ということですね。
念仏だけ唱えとけばいい、何も努力せず、変わろうとせず怠けてろ、てことじゃない。すでにみんな自分なりに必死で生きている。だから、よりよく生きたければ縁、他力が必要。他力、縁によって自分をアップデートしていくことが生きるということなんだろうと思います。
(どうしても、念仏を唱えることしかできない人もいる。それはそれでいいんです。それで心が軽くなるならその人なりのアップデート)
親鸞のいう「自力」とは、「縁」を無視すること。
努力さえすればなんでも手に入れることができるという傲慢な態度。
(努力だけではどうしようもないことはあるよね)
嘘も方便。
世界は方便でできている。悟るために必要なものが方便です。
嘘が方便として巧く機能するのは悟った智慧のある人くらいかもしれない。世間の未熟な人間の嘘はほとんど事態を不幸に導くだろうけど、それさえも学びとして冷静に捉えられる人には、ありとあらゆるものが方便になるでしょうね。
>「方便論的個人主義」
世界の出来事は私が気づき、学習する手がかり
私たちが日々生きる中で出遭うさまざまの出来事一つひとつを「方便」として受けとめ、その意味を読み解く。知識というものを、そのために使い、そうやって使う中で、知識を拡大し、あるいは確実なものにしていく。
そのためには、自らを対象と切り離さず、対象に没入することで、逆に自らの「愚」を白日に晒す、、、「愚」に立脚すること。
決して制御しようのないものを、制御し得ると称して利用するという思い上がりをなくすこと。
なんでも人間の、自分の計画通りに物事を制御できる、というのは幻想でしかありません。計画制御はできない、、、。
他力によって自分を書き換えていくしかない。これが自立。
勉強になります。
ちょっとはアップデートしたかな?
山本七平の『「空気」の研究』の感想を書く前に、この本、、、
【新型コロナウイルスがあぶり出したのは、日本独自の「世間」だった!
長年、「世間」の問題と格闘をしてきた二人の著者が、自粛、自己責任、忖度などの背後に潜む日本社会の「闇」を明らかにする緊急対談!
●戦争中から変わらない「国民総自粛」(一丸となって、一致団結して。隣組、自衛団)
●日本人が名刺をもらうとホッとする理由(身分を確認できる)
●「世間=同調圧力」を生み出す日本独特のルール
●西欧は「社会」、日本は「世間」の大きな違い
●感染者はなぜ謝罪に追い込まれるのか?(「世間」に”迷惑をかける”と生きていけない、「世間」=自分が迷惑かけられてると思いこむ)
●学校でも会社でも「先輩」が強すぎる不思議(どちらも「世間」の身分制)
●日本では「批評」がそのまま「人格批判」となる(のでちゃんとした議論ができない)
●言霊の国なのに、言葉が信用されない謎(「社会」に対する信用がない。「世間」を気にするだけで発言に対しての責任をもたない、責任をとらなくていいと思っている)
●ネット上の匿名が圧倒的に多い日本人(「世間の目」息苦しさから逃れる、反動で傍若無人になりがち)
●若者の自己肯定感が低い理由(目立つとハブられる)
●なぜ出る杭は打たれるのか――芸能人の政治発言(政府も「世間」。いじめられないためにいじめる側、政府側につく人がバッシングする)
●不寛容の時代に窒息しないために
生きづらいのはあなたのせいじゃない。世間のルールを解き明かし、息苦しさから解放されるためのヒント。】( )はまるちゃん
日本には「社会」がない。「個人」がいないから。
「社会」は「個人」の集まりです。
(欧米には「世間」がない。法律で定められている人間関係が「社会」。日本では「法律」より「世間」が怖い)
日本には「世間」しかない。世間には個人が存在しない。(戦後は中途半端な世間になった。家制度マインドと世間マインド)
世間が「同調圧力」を生み出す。
世間が流動化したものが「空気」。
「世間」は
1. 贈り物を送り、受け取る関係でできている(お返ししなければ)
2. 年上が偉い(身分制、上下関係に耐えている、奴隷のように)
3. 同じ時間を生きることを大事にする(無駄な会議、上司より先に帰れない、強制的な飲み会)
4. 呪術(神秘)性、、、論理的でない不思議なルール(伝統、しきたり、ブラック校則、うちのやり方)
5. 仲間外れをつくる(排他性、敵を作る)
人間は平等(みんな同じ)でなければいけない
(でなければ、妬む嫉むバッシングする)
「世間」に従っているから、生きるのが余計つらくなるのですね。
日本に必要なのは「社会」。「社会」をつくりあげていこう。
「社会」とのつながりをつくっていく。
そのためには、同調圧力や”空気”、世間のいじめに屈しない「個人」を大切に育てていくしかないのでは。
政府自民党など昭和な?人たちは「個人」が嫌いらしいですが。
(憲法草案で「個人」を消して「人」に換えてる…)
【子供のいじめは一向に減る気配がない。それはそもそも、
日本社会、それも大人の社会がいじめ体質だからだ。
大人の社会でいじめが普遍的で常態化しており、
「世の中そんなものだ」と多くは納得すらしている。
本書では、どうしたらこの悪循環を断ち切り、
いじめが蔓延しない社会にできるかを提案する。
自らもコミュ障で、いじめられっ子だったという著者。
さまざまな経験の末に、それに立ち向かい、克服する方法を導き出している。
「いじめの正体は『空気』だ」とする著者の姿勢は一貫している。
大事なのは、空気よりもファクト。いじめを認知し、オープンにする。
医学・医療においても、空気によるいじめはある。大事なのは科学であり、事実である。
空気なんてどうでもよい。あえて空気を読めないふりをすればよいのだ。
ファクトを無視したフェイクな社会において、
多くの人が健康を損ない、苦しむことになるのだ――。
厚労省の体質の問題点や、注目を集めた新型コロナウイルス流行時のクルーズ船の感染対策告発にも言及する。】
組織構造の問題であり、日本社会の問題。(個人の問題ではない)
同調圧力(←みんな一緒に地盤沈下する)や異論の否定(多様性の否定)。
異論を認めない、異端を認めない「空気」が、大人のいじめの構造。
いじめは絶対に看過したり、妥協したり、泣き寝入りしてはいけない。そして、泣き寝入りしない方法はある。
(ただし相手がいじめをやめたら、自分も抵抗しない)
いじめを見かけたら、傍観せず「通報」しよう。
いじめは「道徳の授業」なんかでは絶対になくならない。
「いじめなんてしていると将来これだけ損をするよ」と具体的に示すのが有効。
まずは事実確認!裏を取っておく。
物的証拠(メール、記録、録音、録画など)を持っておく
「皆を信頼し、かつ誰一人信用しない」
普段の日常生活のときから、「他者に丁寧に接する、敬意を払う、相手の価値観の存在を認める。多様性を尊重する。寛容的である」ことで、味方を作っておく。
戦いの場はできるだけオープンにし(ソーシャルメディアの活用)、事実を隠蔽、矮小化しないこと。
することは「事実の確認と公表」
大人社会はいじめに満ちている。
貴乃花へのいじめと、さらに加害者である日馬富士へのいじめ。
違法薬物に手を出したり、芸能事務所を出たり(出ると干される)、事務所を通さず営業してしまった芸能人への過剰ないじめ。
いじめの連鎖。
「自分(たち)と異なる価値観の行動をとった」ことがバッシングを正当化している。
間違っているからといって叩き潰してよいわけではない!
日本の「常識」を覆そう。同調圧力にあらがおう。
病気になったら家で休む、やたらと病院に行かない、満員電車に乗らない、体調が悪い時に会社に行かない
日本の”常識”(体調悪くても休めない、すぐ病院、満員電車も我慢)
を見直そう。
まずは自分がいじめる人間にならないこと。
同調圧力に屈しないこと。多様性を尊重すること。
いじめを見かけたら通報すること。
岩田さんは誠実な人だと思います。
読めてない本がまだ数冊(増えつつある)、前に読んだけど記憶があいまいになって記録できてない本も、、、また読み直さなきゃ。
・・・の中の1冊。
【インフルエンザは「実在」しない!生活習慣病も、がんも「実在」しない!新型コロナウイルスに汚染されたクルーズ船の実態を告発した、感染症学の第一人者が語る「病の存在論」。検査やデータにこだわるがあまり、人を治すことを忘れてしまった現代医学の限界を鋭く指摘し、医療の明日を指し示す! 】
全ては、人間が恣意的に範囲や基準を決めて(定義づけられ)名前(ラベル)を付けたものですからね。
仏教を学ぶものとして、すべては「現象」であるというのはすんなり理解できます。
風邪という「病気」はない。あるのは、発熱、せき、鼻水、のどの痛みなどの症状(現象)。症状の原因はウイルスと免疫力低下など。
病気という「モノ」があるのではなく、「現象」「コト」があるだけ。ウイルスとか細菌とか癌細胞とかは一応「ある」けど、
あっても
悪さしなくて何の症状もなければ、それは病気といえるのか?
腸内にはいっぱい細菌が住んでいるけど、それだけで病気とは言えない。悪さする細菌がいたとしても、いただけでは病気とはならない。将来悪さする可能性はないこともないけど。でも、免疫力が正常なら何も起こらないかもしれない。バランスよく共生できないと”病気”になる。
(個別性があるし、人間も社会も複雑なので、将来どうなるかは誰にもわからない。「わからない」ということをとりあえず一旦受け入れましょう)
メタボ、高血圧、高コレステロール、癌、、、すべての「病気」は「現象」であり、医療的な都合によって「恣意的」に名前が付けられ、治療の仕方などが決まる。決まると言っても、絶対ではない。
予防も大切だけど、絶対とは言えない
(何ともないのになかなか必死でできないよね)
症状への対処は、絶対とは言えないが予防よりやりやすいかも
(痛いの嫌だし必死になるしね)
危機意識の違いかな。
ただ、はじめに「《病気》というモノありき」で考えると間違ってしまうかもね。(人を見ず、データしか見ない医者もいる)
「病気」「医療」について、深く深く見つめ考え抜く(洞察)、岩田先生の誠実さが伝わる。医者として、人として。
(読むと医療の知識も増える)
すべては「現象」である
病気は「現象」である
とわかれば、少し落ち着きませんか?
感染防止に努めましょう
ストレス減らして体力つけて、免疫力を正常に保ちましょう