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「タイムマシン」 ガイ・ピアーズ他

2015年07月01日 | DVD・映画

【時間旅行という概念を初めて創造したH.G.ウェルズによる不朽のSF文学を、そのひ孫であるサイモン・ウェルズが監督。1899年に恋人を暴漢に殺された科学者アレクサンダー(ガイ・ピアーズ)は、4年後にタイムマシンを発明し、彼女を救おうと事件当日の過去へと飛ぶが、やはり彼女は死んでしまう。過去の運命を変える手段を見いだすべく、彼は未来へと飛んでいくが…。】

GYAOで観ました。

タイムマシンに乗って何度過去に戻っても、彼女の死を変えることはできない。なら、未来の科学技術の発展に望みを・・・。

ところが2037年、人間の過ち(いきすぎた科学文明)によって月が…地球は・・・。
80万年後の地球へたどりつく・・・ そこで見たものは?
6億年後の地球・・・ どうする?


過去は変えることはできない。
なぜ過去は変えられないのか。タイムトラベルでしても。

…それは世界を制御する試みだから。
 自然法則に反しているから。

彼女の死がタイムマシンを生む。そのタイムマシンに乗って彼女を救おうとしても、彼女が救われればタイムマシンは生まれないのだ。タイムマシンで彼女を救おうと過去に戻るためには彼女の死をなかったことにできない。過去を変えるとその後の未来も変わってしまう。

 

80万年後。
アレクサンダーを助けてくれた人間エロイ族。
「私たちは過去を引きずらないの。そのかわり心に刻むの」
「過去の知識も未来の望みもない。幸せだ」、というエロイ族だが…

実は、夢や思考をある者に制御されていた。
(そして、現代の牛や豚などのようにそれらの”食糧”になっていた・・・) 

>タイムマシンは誰もが持つ。
 過去へ連れ戻すのは記憶。未来に連れて行くのは夢。

過去は変えられない、という真実を受け入れたアレクサンダーは、過去ではなく、未来を変えるために”今”を生きる。

過去は変えられない。

でも、未来は変えられる。

(…因果法則、自然法則だから)


いい作品でした。テーマも映像もグッド!
(でも、やっつけて殺すのが解決法になってしまうのね。他に方法は考えられないのか…

星4つ 

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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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タイムマシン (都月満夫)
2015-07-01 14:16:46
タイムマシンも物語は、そこがジレンマになってしまう。
これは定番ですね。
過去を変えることは、現在を否定することになりますからね。
過去を知ることで、未来は代えられる。
だから、過去を学ぶことは無駄ではない。
過去に学ばない政治家は、未来が読めない^^
したっけ。
返信する
都月さん、こんにちは (まる)
2015-07-01 15:12:27
>過去に学ばない政治家は、未来が読めない

過去はなかったことにできないですからねえ。事実は事実として、ありのままに観なければ間違えますね。
どうしても主観が入ってしまうのですね^^;
人間って・・・
返信する

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