今頃気づいたのか、と言われそうですが、
日本が民主主義の国だというのは「幻想」で、実際は戦前の封建社会マインドのままなんじゃないか
と、感じています。国会の議論の様子を見ても、強行採決や次々と閣議決定が行われるなど独善的な政府のあり方、だけでなくニュースやTwitterでの世論、コメントから見る国民の本音の数々。偏見差別、無関心、自己(自国)中心的言動。幼児性。
国民のかなりの人たちは・・・政治に無関心で無気力。
という自分も「民主主義」を教わった覚えがない。
長い間なんとなく、日本は選挙で議員を選んでるし、一応話し合いで決めてるし、くらいの認識だったかもしれない。
その選挙も投票率はかなり低い。話し合いも形だけで、与党が数で押し切る。
この国の主権者、主人は政府や官僚、役人ではない。”生身の人間である民や国民一人一人が主人”である民主主義のはずが、”政府、権力者”や”役人”にお任せで言いなり(仕方がない、どうしようもない、どうでもいい)になっている。その結果が、権力者に都合のいい弱肉強食の世の中。
国民が無関心で政府(政治家や役人に)お任せなら、それは民主主義ではなく、独裁。
実際、日本はほとんど「一党独裁」できている。
その与党は、国民の批判には耳をふさぎ、何があっても自己正当化して逃げ回る。
日本の国民は、民主主義はいらない??
国民主権、基本的人権、平和主義、いらない???
全体主義、封建主義、独裁国家がいい?
それとも、ほんとにどうでもいいのかな?
https://www.youtube.com/watch?v=h9x2n5CKhn8
こういう政治家の人たちに任せていて大丈夫なのか?
第二次世界大戦に負けてアメリカの植民地支配を受け、新しい憲法で「民主主義国家になろう!」と、戦後文部省が「民主主義」という教科書を作っていました。中高生向けで、とてもわかりやすく、詳しくていねいに書かれていて、これを学べば、世界では長い年月紆余曲折、民衆の血と汗と涙、努力の結果ようやく勝ち取ったのが「民主主義」であることがわかります。
【「民主主義」―果たしてその意味を私たちは真に理解し、実践しているだろうか。昭和23年、文部省は新憲法の施行を受けて当代の経済学者や法学者を集め、中高生向けに教科書を刊行した。民主主義の根本精神と仕組み、歴史や各国の制度を平易に紹介しながら、戦後日本が歩む未来を厳しさと希望をもって若者に説く。普遍性と驚くべき示唆に満ちた本書はまさに読み継がれるべき名著といえる。全文収録する初の文庫版!】
日本は戦争に負けたけど、独裁政権で痛い目にあったという自覚が足りないのかもしれません。あれでよかったんだと「自己(自国)正当化」したいのかもしれない。
どんな考えの人がいても自由だけど、権力者が立派な仁者、賢者なら独裁もありかもしれませんが、そうでないなら民主主義の方がより安全なのではないかと思います。
私は民主的な国に暮らしたい。
民主主義がいいと思う人は、この本を読んで、一からしっかり学んだ方がいいと思います。
ていうか、大人は読もう。
第1章だけでも。いやたった3ページの「はしがき」だけでも。
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