悪を犯すとき、無知な人は
それが悪業(あくごう)であると気づかない。
しかし自らの行為によって
智慧のない人は火傷したように苦しみ続ける。(136)
>世界平和の問題を考えてみても、みんな瞬間的な感情で動いています。それは決して平和のためにはなりません。さらに悲惨な戦争や無益な争いを増やすだけです。どこの国でもテロ攻撃を受ければ、「やっつけてやる。倍にして報復するぞ」という瞬間的な反応を起こします。無知な人ならすぐに考えることです。しかも武力で報復しても結果的にテロはなくなりません。むしろ、テロリストにもっともらしいテロの大義名分を与えてしまうのです。そして、報復合戦を繰り返し、延々と殺し合いが続くのです。
では、どうすれば世界に平和の道を切り開くことができるのでしょう。たとえば日本がある国から侮辱されたとします。瞬間的には相手の国に同じことをやり返そうという気持ちになります。しかし、ブッダはそれを明確に否定しています。報復という安易な方法ではなく、もっと別な、困難な方法を選びなさいと説かれているのです。
他国に侮辱されたということは、自分たちの国にもそれなりの原因があるのかもしれない。だったら、それがたとえささいな、どうでもいい理由であろうとも構わないから、「申し訳ありませんでした」と謝ってみるのです。「それでは国のプライドが傷つくではないか」という人もいるでしょう。世論も「日本にも自国のプライドがあるのだから、単純に謝ってはいけない」という方向に傾きがちです。しかし、むやみに他国を侮辱する国よりは、わずかな過ちに対しても素直に謝る国の方が品格があります。自分の国から謝ることは瞬間的な苦しみをともなうから、どうしても実行し難い。品格ある国民ならば、勇気を出して、難しい方を選ぶことです。
>悪の特色というのは瞬間的に心地よい刺激を与えて、そのあとからずっと無限に苦しませることです。善の特色は、瞬間的な苦しみをともなうけれど、自分に打ち克つ努力をすることで必ず幸福に導かれていく、ということです。瞬間的な苦しみとは、自分の瞬間的な欲求に克つことの苦しみなのです。それでプライドが傷ついたような苦しみを受ける。しかし、その苦しみに克つことが、幸福への唯一の道なのです。(『原訳「法句経(ダンマパダ)」一日一悟』 A.スマナサーラ著 P10~17 より)
70年前、日本に2つの原子爆弾が落とされました。原因は戦争です。争う心、怒りと欲の心です。核兵器の存在だけが原因ではありません。根本の原因は人間の心、戦争する人の心が一番の原因になっているのです。核廃絶をいくら訴えてもなくならないのは、欲と怒りがあるからです。核兵器がなくなっても、戦争をすれば多くの人が亡くなり、傷つき、不幸になります。戦争、争いを無くそうと言っても、欲や怒りの心をなくさなければなくなりません。
欲や怒りの心を増幅させる行為をしてはいけない。いくら自国を守るためと言っても、武力を使ったり脅したりして互いの欲や怒りを増幅させてはいけない。(武器の製造供給輸送も同じ)
「どうすれば互いの欲や怒りをなくすることができるのか」、私たちが考えることはこれだけです。そして、その答えは分かっています。物事を曇りのない清らかな心で「正しく見る」ことです。変わらぬ「自我」や「私」などないのだと、変なプライドやエゴをなくすことです。かわりに慈しみの心をもつこと、慈しみの心で善行為をすることです。
「人は悪いことをしても、私は悪いことをしません。人は怒っても、私は怒りません。」という強い心をもつことです。これが、賢いということです。
政治家の皆さんには、欲や怒りに支配されない強い心と、国民に対する慈しみの心をもって政治をやっていただけたらと思います。自国だけ(←エゴ)でなく、全世界に対して、強い心と慈しみの心で政治をやっていただきたい。智慧によって悪行為に気づき、弱い心に打ち克っていただきたい。それには、協力を惜しみません。
恐怖が怒りを生むのですね。怒る人は実は恐がっているのです。怒り=恐怖、これは原始脳(獣の脳)の働きなんです。心が原始脳に支配される。つまり心が弱いのです。強い人は戦いません。争いは必要ない。わかればいいだけ。(「なんでよ!?」と怒る。わかれば解決^^。でも欲や怒りの心からは智慧は生まれません)
怒りに打ち克つ、心を強くするには、理性と慈しみの心しかありません。慈悲喜捨です。努力(見方考え方を変える)が必要です。智慧が必要です。
強くなりましょう。賢くなりましょう。そして、平和な世界を築きましょう。
安保関連法案は国民の理解が進んでいない?
だったらなんで可決するんだよ。
国民をバカにしちゃあいけないよ。理解しているから、反対してるんだ。
理解していないのは、あんたのほうだ。
バカにつける薬。誰か探してくれ<(`^´)>
したっけ。
政治は国民を巻き込みますからね。政治は本当に賢い人がしないと大変です。
私たちはよ~く見て、自分にできることを、しっかりやっていかないといけませんね。
「総理大臣の私が言うんだから間違いない」って発言には、開いた口がふさがりませんでした^^;
>品格ある国民ならば、勇気を出して、難しい方を選ぶことです。
戦後70年談話に関して、安倍首相は各国にお詫びしない方向らしい。
このようなことをしてしまうのも敗戦後、なぜ日本は戦争を初めたたのか! なぜ日本は敗れたのかの検証を国を挙げてしていないからだと思います。
最近では福島第一原発も天災のせいにしてなぜ原発が破壊してしまったのか、なぜ防ぐことができなかったのかの検証が行われていない。
今以上の被害を防ぐのも大事、福島の復興も大事。
でもなぜ起こってしまったのか、なぜ最小限の被害で済まなかったのかの検証も国を挙げてすべきだと思います。
日本は反省しない国であってはいけないと思います。
冷静に検証し、反省しなければ物事はよくなりませんよね。
お詫びなんて簡単にできることだと思いますがね。
清らかな心ですればいいだけ。プライドを守るという「エゴ」やお金など取られたくないという「欲」があるからしないのでしょうかね。
謝ることはいくらでも謝って、色々な要求に対してはそれぞれについて理性的に冷静に対応してればいいと思いますがねえ。「謝る=言いなり」とでも思っているのでしょうかねえ。違いますよね。
安倍さんはプライドが高すぎるのか、問題を辛抱強く対処する気がないのか、面倒くさいのか、何だかよくわかりませんねえ。まあ、偉そうに見えるので、気をつけた方がいいと思いますが、大きなお世話でしょうか^^;