【(妻を亡くし)共に暮らす娘の婚期を気にかけながら生きる、元海軍将校のサラリーマン。やがて娘を嫁がせる彼の孤独と老いをあらわにした、名匠小津安二郎監督ならではのヒューマンコメディ】
笠智衆さんのお父さんが、実におだやかで温厚で愛情に満ちた、ほんとうにいい人。
こんないい人がお父さんなら、何も問題なく平穏に暮らせそうだ。
娘を嫁にやらなければ、とか、嫁にもらう、とか言う言葉は、物をやりとりしてるみたいであまり好きじゃないけど、お父さんの娘を想う気持ち、自分のために結婚できないのは可哀想だと思う気持ちは分かる。(娘が結婚したいのであれば)
決して、自分の見栄とか世間体ではないのがいい・・・。
でも、婚期(今もあるのかな?)を迎えた娘のプレッシャーはよく分かるな。(父に結婚の話を持ち出された時の娘…。結婚したい気持ちや相手があればいいんだけど・・・、複雑)
父親の面倒を見るために結婚しない(できない、じゃなくて)のも、
父親の気持ちが楽になるのならと結婚するのも、どちらにしても自分の意志であれば
不幸ではないと思うけどな。
それを、父親の犠牲になって自分は自分の人生を父親に奪われたとか、
父親が可哀想(又はうるさい)なので結婚する意思はなかったけどしてあげたとか思ったら、
幸せにはならないだろう。
この作品は、娘ではなく父親の愛情と寂しさを描いているのだと思うけど、
ついつい娘の立場で見てしまう
人間というのは寂しいものなのですよね。基本、独りですからね。
だから、みんなで助け合って、一人ひとりしっかり生きましょう。
星5つ
はい、結局娘は父親が持ってきた人とお見合い結婚するのです。そういう時代なのですね。
私は人間ができてないので、お見合い結婚は無理です(でした)ね。(バカなのでものすごい覚悟、無我の境地を求めてしまう^^;)
まあ、私も単純に「結婚=幸せ」ではないと思います。
幸せは自分次第ですからね。人間力を高める、修行が必要です・・・。^^;
あ、この作品は父親の視点でした。
masamikeitasさんは、ものの分かるお父さんのようで、うらやましいです。
この映画のタイトルは知っていますが、映画は見たことがありません。
結末は知らないですが、当時の世情を考えれば結婚されるのではと思います。
>でも、婚期(今もあるのかな?)を迎えた娘のプレッシャーはよく分かるな。
我が家の娘もまだ結婚していません。
ただ近くにいないので、日頃は娘が未婚なのが気にならないですが、娘が帰省したり、娘の誕生日が来たりすると気になります。
昔と違い親の手ではどうしようもないことですので、いつか縁があればなぁと思っています。
ただ無理して結婚する必要はないと思っています。
結婚が幸せな道ではないと思うからです。
ところでこの頃の岩下志麻さんは、なかなか良い感じですね。
今は素人っぽさがなくなってしまい、興味がないです。(笑)