【エストニアで母を看取ったばかりのアンヌに、パリでの家政婦の仕事が舞い込む。悲しみを振り切るように、憧れのパリへ旅立つアンヌ。しかし、彼女を待ち受けていたのは、高級アパルトマンに独りで暮らす、毒舌で気難しい老婦人フリーダだった。
フリーダはおいしいクロワッサンの買い方も知らないアンヌを、冷たく追い返そうとする。アンヌを雇ったのは、近くでカフェを経営するステファンで、フリーダは家政婦など求めてはいなかったのだ。だが、遠い昔エストニアから出てきたフリーダはアンヌにかつての自分を重ね、少しずつ心を開いていく。やがてアンヌは、フリーダの孤独な生活の秘密を知るのだが──。】(Amazon)
頑固で気難しいフリーダは、エストニアからの移民で、パリにいるエストニア人を嫌い友人もいない。昔、友人の恋人と関係したのを責められ反発しそれきり。天涯孤独な老人。
ずっと年下の元愛人ステファン(フリーダにカフェをもたせてもらった)も、いつまでもフリーダに縛られたくないと思っている。でも、高齢で一人暮らしの彼女のことは心配している。
家政婦としてエストニアから来たアンヌは、孤独なフリーダのために昔の友人たちを呼ぶが、気位が高いフリーダの気に障り、裏目に出てしまう。
いつまでも自由に思うままに生きていきたいといっても、老いや人の心はどうしようもできない。
フリーダのあまりの我が儘、ひねくれぶりにアンヌも、
「あなたがこんなに孤独なのは、自分のせいよ!」
と、出て行く決心をする。
寂しさが人を頑固にし、頑固さは人を孤独にする。
そうなんだけど、確かにフリーダの言動が自分自身を孤独にしているのだけど、
・・・・・・気の毒だ。
変わらなければ、どこかで変わらなきゃ・・・。
母を亡くして、ろくでなしの夫とも12年前に離婚し、自分も独りのアンヌはどうしてもフリーダを見捨てることはできなかった。
そして、フリーダもアンヌには心を開いていたのだった。・・・
フリーダの生き方に、しみじみ人間の哀れを覚えるよい作品でした。
ラストはほっとしました。
星4つ
炎の女、ジャンヌ・モローも老婆になってしまうのですね!
現実は厳しい。(苦笑)
エストニアって、ソ連の国だと思っていましたがソ連はないので、独立していたんですね。
>フリーダの生き方に、しみじみ人間の哀れを覚えるよい作品でした。ラストはほっとしました。
ラストがめでたし、めでたしなら救われます。
この歳になると、ラストがハッピーでない作品は見たくないです。(笑)
ジャンヌ・モローの若い頃の写真をネットで見ましたが、すごくきれいでびっくりしました。
この作品は85才だそうで、女優さんはすごいなあ~と思います。
人間、柔らかく柔らかくって思います^^
とても、良さそうな映画ですね。切なそうですが、心を開く相手が見つかったっぽく、ラストもホッとさせられるということで、少しは安心してみることが出来そうです。
少し体調を崩していて、秋ごろまで、たまにの訪問になりそうです。また、元気になったら、しょっちゅうおじゃましますね(*^_^*)
健康第一ですからね、用心してくださいね。
ゆっくりDVDを見るのもいいかもしれませんね。
自分のやりたいことを、楽しくやる。周りを気にせずマイペースで。
これが一番ですよ!
元気になったら、また遊びにきてくださいね^^