【1994年、アフリカのルワンダでは、長年続いていた民族間の争いが大虐殺に発展し、100日で100万もの罪なき人々が惨殺された。世界中が黙殺したこの悲劇の中で、ひとりのホテルマンが、殺される運命にあった1200人の命を救っていた・・・。「アフリカのシンドラー」と呼ばれたこの実在の人物は、ルワンダの高級ホテルの支配人を勤めていたポール・ルセサバギナ。行き場のない人々をホテルにかくまい、ホテルマンとして培った話術と機転を頼りに、その命をたったひとりで守り抜いた。主演は『クラッシュ』のドン・チードル、ソフィー・オコネドー、共演にはニック・ノルティ、ホアキン・フェニックスの実力派をキャスティング。監督は『父の祈りを』の脚本を手がけたテリー・ジョージ。そして数々のオリバー・ストーン監督作を手がけた社会派の大物プロデューサー、A・キットマン・ホーがこの感動のヒューマンドラマを映画化。】
【1994年、ルワンダで勃発したルワンダ虐殺によりフツ族過激派が同族の穏健派やツチ族を120万人以上虐殺するという状況の中、1200名以上の難民を自分が働いていたホテルに匿ったホテルマンポール・ルセサバギナの実話を基にした物語(ウィキペディアより)】
憎しみは狂気となる。
無知とエゴから生まれる狂気。
”裏切り者”のツチ族を滅ぼすために何の罪もない人までもを、虐殺する。
殺人もテロも戦争も同じ。
敵を滅ぼすことによって、自分が生きる。
人間は、いつになったらこの愚かさに気づくのか。
無知ではいけない。
虐殺を撮影してきたメディアクルーは、主人公が「これで世界が助けてくれる。」と言うと、
「怖いね、といってまたディナーを始めるだけだ。」と答える。
その彼も報道が不十分なまま(現地の助けを求めている人々を残し、外国人だけ)バスで退去する際、雨の中、ホテルマンから傘をさしかけられると「恥ずかしい」とつぶやく。
…現実をしっかり見ること。見て見ぬふりをしないこと。
では、自分にできることは何なのか?
を、考えさせられる。
星4つ
この映画は見てはいませんが、予告編か何かで知っていました。
>その彼も報道が不十分なまま(現地の助けを求めている人々を残し、外国人だけ)バスで退去する際、雨の中、ホテルマンから傘をさしかけられると「恥ずかしい」とつぶやく。
ご存知だと思いますが、日本には杉原千畝という6000人ものユダヤ人を助けられた外交官がいらっしゃいます。
杉原は悩み続け、妻の幸子に
「彼らの望む事をすれば、外務省を辞めさせられるかもしれない。
ドイツ軍にも捕まるかもしれない。君も幼い3人の子供も。それでもいいかな」
幸子は「かまいません」
ついに杉原は外務省の反対を押し切り、
独断でユダヤ人にビザを発給したのです。
自分や家族の身がどうなろうとも。
自分の命、ご家族の命も顧みず、ビザを発行し続けられた外交官です。
その為に外務省をくびになられてしまったのですが。
このような英雄が出てこなくても良い時代でありたいです。
>このような英雄が出てこなくても良い時代でありたいです。
本当にそう思います。
人間の愚かさにがっかりします。人間って、知らないうちに愚かになりますからね。(他人事じゃないです)
危機感は持っていた方がいいと思います。
そして、もっと賢くならなくては、と思います。