バッハと音楽についての道草日記

~気になる音楽、ドラマ、書籍、雑誌等についての雑記帳~

平均律クラヴィーア曲集について

2005-10-19 21:40:33 | 音楽
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平均律クラヴィーア曲集はピアノ作品の旧約聖書と言われています。バッハの生存中には出版されず、作品完成から80年ほど経った1801年に出版されています。それまで、バッハの弟子たちを通じて、手写譜の形でピアニストの間では広く知られていたようです。最近、ダニエル・バレンボイムの平均律クラヴィーア曲集がWarnerClassicsから発売されています(第1巻:WPCS11764/5、第2巻:WPCS11873/5)。グレン・グールドの演奏とは違って、現代的でロマンチックな印象で、少し抑揚を付け過ぎているかなっという所がありますが、現代音楽のように聞こえるところもあり、バッハ音楽が時代を超越してることを改めて感じさせる演奏です。全体的にテンポが遅く、演奏時間は長くなっています。