3000本安打でイチロー選手のことを「祝」と書いたのはついこの間。それがまた107年ぶりという8年連続200本安打。快挙というか、もう怪挙。
記録がかかっていると、あと一本のところで長いこと足踏みをする選手はたくさん見た。プレッシャーがかかるとそうなるのは普通のことだと思いつつも、見てる方からしてみればかなりじれったい。
でもイチローは、3本の固め打ちで一気に決めた。これ、最低3試合かかっても、5試合とか6試合かかっても、誰も文句は言わなかったと思う。そういうプレッシャーへの強さが本当に凄い。
知り合いが、イチローってかっこよすぎて完璧すぎで親近感がわかないと言っていた。まあ親近感わくキャラではなく、憧れの象徴みたいな存在だと思うけど。
ああいうふうになりたい、という存在があるだけで、見ている側は元気をもらえるんじゃないだろうか。真似たい憧れの大人が周りにいなかったら、それはとても怖いこと。そういう意味でもイチローは凄い。
でも、節目の200本目が、クリーンヒットじゃなくて内野安打だったってところがミソ。本人も、「きれいに決めたかった」と言っているけど、ああ、イチローほどの人でも思い通りに行かないことがあるんだな、と、ちょっと安心感。完璧な人なんていないってことね。
何はともあれ、祝イチロー。次は張本勲さんの安打記録越え、待ってます。