「そして私は一人になった」(山本文緒著)
★★★★(ベアの満足度)
1996年の著者の日記。
今でいうブログってことだろう。
「パソコン通信を始めようか」と悩んでいる頃の時代の話だけど、全然古さを感じない。
離婚をして、一人暮らしを始め、執筆や友人との食事などの毎日を綴ったもの。
同姓を敵にまわしたくないという媚びや謙遜がない文章が好きだ。
心の一番奥にある本当の気持ち、真実を客観的に分析して語り、
その正直さ具合に心が痛くなる。
著者の日常をのぞき見るというよりも、心を覗かせてもらった感じがする。
そして、その心の揺れに共感する。
自分の言動に自信がなくって、一人で大反省会して眠れなくなったり、
人恋しい反面、人と会うことが苦手だったり、
見栄を張ったり、心にもなく愛想よくして疲れたり、
自分のそういうところを確認して、
否定するのではなく、それでもいいのかなあと思わせてくれる本でした。
★★★★(ベアの満足度)
1996年の著者の日記。
今でいうブログってことだろう。
「パソコン通信を始めようか」と悩んでいる頃の時代の話だけど、全然古さを感じない。
離婚をして、一人暮らしを始め、執筆や友人との食事などの毎日を綴ったもの。
同姓を敵にまわしたくないという媚びや謙遜がない文章が好きだ。
心の一番奥にある本当の気持ち、真実を客観的に分析して語り、
その正直さ具合に心が痛くなる。
著者の日常をのぞき見るというよりも、心を覗かせてもらった感じがする。
そして、その心の揺れに共感する。
自分の言動に自信がなくって、一人で大反省会して眠れなくなったり、
人恋しい反面、人と会うことが苦手だったり、
見栄を張ったり、心にもなく愛想よくして疲れたり、
自分のそういうところを確認して、
否定するのではなく、それでもいいのかなあと思わせてくれる本でした。