ベア日記

幸せ。嬉しい。楽しい。美味しい。 心が動いたことを綴っていきます。

「二代目はクリスチャン・本公演」

2007-12-06 21:40:59 | 芝居
「二代目はクリスチャン・本公演」
12/4-6 北区つかこうへい劇団@赤羽会館
「今年最後のお願いだから~」と実家に頼み込み会場へ向かう。
なんだか芝居と『駆け落ち』するような(したことないけど)心境になるのは、なぜだろう。
それほどここ数日間、いても立ってもいられなかった。

なんだか、心がわさわさする。
すごい芝居に変わっている予感。
こんなことは「長島茂雄殺人事件」の千秋楽の時以来だから、
数年に一度あるかないかのことだ。

赤羽に着く。
10期生の卒業公演に通いつめたことを思い出す。
そして勇気を出して参加したオフ会のことも。
劇場の場所を忘れていたけど、自然に足が向かう方向がある。
その先に劇場。
当日券で4列目ゲット!

幕が開いた瞬間。そうそうこの大きさ。
田端の濃い空間も好きだけど、何にもないセット、そこに当たる照明。
やっぱり本公演だなあと思う。

殺陣の迫力は田端のまま、赤羽の舞台でも狭いくらいに感じる。
新人さんだと思っていた役者さんの勢いに大化けを感じ涙する。
中堅だと思っていた役者さんは、どっしりと芝居の底を支えながら、
ぐいぐいと芝居を引っ張っていく。
ラストのタキシードでのダンスの格好よさは、他では観られない。

同じ芝居なのに、田端と赤羽では、伝わってくる印象が違う。
プレビューで満足してはいけないという書き込みが気になって、来て正解だった。
つか先生の作品は、観るたびに心の揺さぶられ方も、感じ方も泣きたくなる場面も変わる。
ライブなんだなあ。
奥の深さが半端ではないことを今回もまたまた実感した。

もっともっと観たい、いろんなパターンで、他の役者さんでもと欲張りな観客になってしまう。
でも、今日が千秋楽。
また次はいつシスターにお会いできるでしょう。
次の本公演は、いつでしょう。
待ち遠しいような、余韻をもっと楽しんでいたいような...。

今年も北区で、たくさんの素敵な芝居を観せていただきました。
ありがとうございました。
また来年も、今年以上に楽しみにしていま~す。