(越谷オサム著)
★★★★(ベアの満足度)
中学の同級生と取引先の打ち合わせで再会した。
彼女は、真緒。
いじめられていたところを助けた浩介は、
キレる子とレッテルを貼られ、
周囲の腫れ物に触る様子に、二人でいる時間が長くなった。
転校して離れてしまったけど、13年後に再会。
彼女の気まぐれな感じ、自分の道を進んでいる感じ、
何か秘密を隠していることはわかるんだけど
その謎になかなか近づけない。
それでも彼女から、目が離せない。
余韻が残る本でした。
何をしている時が幸せなのだろう?
何度も自問するが答えがでない。
愛する人と過ごす時間が、幸せなのか
何気ない日常が幸せなのか、
彼女の望みはまっすぐすぎる。