ベア日記

幸せ。嬉しい。楽しい。美味しい。 心が動いたことを綴っていきます。

卒業公演!(1ステージ)

2013-02-08 22:42:07 | 芝居

ペガサスホールの2階上には展望台。
スカイツリーがくっきり!

電車で仕事に行き、
一旦ウチに戻ってマイマイを連れて、
同じ電車で都心に向かう。

さっき、ここ歩いた...
デジャヴのような生活は、
余程のモチベーションがないと出来ないんだよ。
(もちろん、好きでやってるんですけど)

早く着いたので、スカイツリーを見ながら、おやつタイム。

ペガサスホールと言えば、マイマイが劇場に入るのを怖がり
ロビー観劇させてもらった場所。
その時の演目は、「小夏の青春」
北区でのつか先生の遺作となってしまったから、
観られなかったのがすごく悔しかった。

そんな劇場に一緒に入れるようになったんだよなあ。
卒業公演のパンフレットをねだられ、
なんだか嬉しそうに見ているのも嬉しい。

今年は8公演観られたよ。
あと2日、終ってしまうのがすごく淋しい。

「幕が上がる」

2013-02-08 14:17:09 | 読書

(平田オリザ著)
★★★★(ベアの満足度)

劇作家、演出家でもある著者の芝居は「静かな演劇」と呼ばれていることもあり観たことがなかった。
きっと難解な話だろうという先入観は、読み始めてすぐに全部吹き飛ばされてしまった。

高校の演劇部のお話。
演劇部には、毎年秋に地区大会がある。
その後、県大会、ブロック大会、全国大会と勝ち進む。

主人公のさおり達が高校2年生の地区大会で優秀校に選ばれなかったところから話は始まる。
選ばれなかった時点で3年生は引退。さおり達の時代となる。

翌春、学生演劇では名のしれた人が美術の先生として、学校へ赴任して来た。
彼女の指導で演劇の楽しさ、演出の楽しさにふれる演劇部。
さて、演劇部の大会はどうなるのか...というお話。

高校の先生ではないのに、なぜこんなに女子高生の気持ちがわかるのか?
作家ってスゴイ!

1時間の中に、「青春」がぎゅっと詰まった、そして二度と観ることのできない潔さを感じる
私が好きな高校演劇が、この本にはあふれている。
きゅんとしたり、ドキドキしたり...。

静かな演劇、観ておけばよかったかなあ。