「リベンジ修学旅行」(富士見高校)@日大芸術学部講堂
行けなかった修学旅行のリベンジに沖縄に旅行へ来た3人の女子高生。
出演者は3人、セットは布団と散らかった衣類のみ。
旅行の雰囲気のまま、楽しく語らい、彼氏に電話することに・・・。
実は彼氏は異国で1ヶ月前から音信不通。
「今すぐ、パキスタンに彼氏を捜しに行った方がいい」
「明後日の授賞式を逃したら、将来がふいになる」
彼氏を失った過去、本当は違う進路を選びたかったという
それぞれの気持ちから、親友2人は異なる意見。
どちらも正論。
その苦しいやり取りから、
それぞれの生い立ちを浮かび上がらせる脚本力が見事!
これは伏線だろうなあと感じさせず、
その部分が膨らんでいくのも面白い演出!
すっごい長台詞だけど、集中力をとぎれさせることなく
観客を引きこんでいく3人。
女子高生の「まっすぐさ」だけでは言い表せないほどの
完成度の高い作品でした。
もう1回観たいから、コンクールで勝ち残れたことを祈りつつ、会場を後にする。
結果はどうなったかなあ。
私にとっては、少し泣かされちゃったし、満点以上でした~。