勉強モード ～息子編～

みんなが“べんきょう”してると、やりたくなる。
おとうと「“べんきょう”、やりたい！」
ママ「お、いいの、あるよ！」
ママは、おばあちゃんのトコにとどいてたダイレクトメール（しまじろう）をあげた。
おとうとは、せっせとシールをはったり、かいたり…たのしそう。
おとうと「“べんきょう”、もっと！」
ママ「ん～、じゃ、かってくる。」
ママは、ダイソー（100均）でかってきた。
ママ「コレ、きってください。」
おとうと「え、きるの？」

ママ「ここ、おってください。」
おとうと「むずかちい～」

おとうと「あ、“へんしん（変身）”した！」

きったり、おったりも…りっぱな“べんきょう”だ。
やりたいことは、なんでも…よい“べんきょう”だ。

勉強モード ～父編～

ママは教会で、中・高生のクラスを担当している。
学年最後のテストに取り組むＡちゃんが『化学わからなすぎ～』とLINEをしてきた。
ママ「Ａちゃん、化学わからないんだって。」
パパ「教えてあげようか？」
ママ「…教えられるん？」
パパ「高校の化学でしょ？」
ということで、パパが教えることになった。

ママは隣の部屋で聞いてても、ちんぷんかんぷん…
ママ「高校で、化学は…3点とかだったな。」
パパ「言っとくけど、大学で化学専攻だからね。」
ママ「そうだったのか～」
パパ「知らなかったの？」
実は、大学時代に化学の何かで…先生たちと特許とるぐらいハマってた。
パパ「地球から太陽までの距離とか、ときめかない？」
ママ「全然。」
パパ「えぇぇ～！」
ママ「いやいやいや、フツーはときめかないから。」
パパのときめきは、そこらへん…らしい。
ヒトのときめきは、いろいろで…おもしろい。