私はあなたのあとをさがしています（１）私はあなたのあとを探しています（２）この探していますシリーズの続きです
専門家向けあらすじ債権者申立の相続財産管理人で、
自宅不動産及び住宅ローン以外、
自宅の鍵や遺骨の場所、それ以外の銀行口座等一切不明であった件についての奮闘記です。
現段階では債務超過事案だと考えております。
当然ながら予納金は裁判所にあり、
立替払いで仕事をしているタイプのものです。
幸いにも、前回のとおり遺留品の位置を見つけ出すことができました。
結果、
自宅の鍵、車の鍵、そしていくつかのカード類を見つけることができました。
これを糸口にして、また「たどる」ことにいたしました。
一番明解なのは、
自宅に入ることです。現地調査ですね
１年以上人が入っていない、
当然ながら、電気も水道も止まっている家に入ることはかなり勇気がいります。
スリッパ、懐中電灯、マスク等しっかりと装備をして向かいます。
１人で行くことをためらっておりましたら、
ありがたい不動産屋さんが同行してくださり、とても心強かったです。
先に入ってくださった（
）不動産屋さんがポツリと、「あ～・・・お仏壇とご位牌がありますね・・・」
・・・来ました。
まだご本人の遺骨すらきちんとできていないのに、
ご先祖様です。
相続財産管理人は、
相続財産の管理をするので、
遺骨や位牌等、祭祀系のものについての取扱は、
裁判所から権限外の許可をもらうことになります。
しかしながら、相続には「人の死」がありますから、
切ってもきりはなせないのが、この問題です。
さて、
お金（遺産）がたっぷりあれば、以前、別件の相続財産管理人で私が行ったように、
宗教的なフォローが可能なこともあります。
（裁判所の許可を取りました）
ただ、今回のケースは全く遺産がないケースです。
・・・さて、どうする、私。
こばと法律事務所
弁護士 生井澤 葵（なまいざわ あおい）
【プロフィール】
弁護士・中央大学法科大学院実務講師・JADP認定夫婦カウンセラー女性の弁護士ということで、夫婦の問題や、男女の問題についての相談が集まり、
その分野の問題を多く取り扱っています（その他、交通事故・借金の問題等も取り扱っております）。
ホスピタリティのある法律相談ができるように、カウンセラーの資格も取得しました。
ある日、普通の方が、ふとぶつかってしまうような法律の問題を、
分かりやすい言葉で、丁寧に説明することが得意で、
法律事務所・弁護士に相談することのハードルを下げるために、情報を発信しています。
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