裁判の相手方代理人、つまり対峙する側の弁護士である方との関係ですが、
個人的な恨みがあるわけではないので、
相手方代理人が喧嘩腰でない限り、私は喧嘩をするつもりはありません
相手方代理人とそこそこ上手くやれる方が、
私のお客様にとってもメリットが多いことが普通だと感じます
(相手方代理人が全く捕まらないのは、かなり困ります)
したがって、
弁論準備手続の期日の時、裁判官が来る前の時間の使い方はケースバイケースです。
弁論準備手続の期日(民事訴訟法168条~)
裁判というものは、いつもテレビで見る法廷のような場所でおこなっているものではありません。
法廷のような広くて、公開されている場所ではなく、
弁論準備手続室という8畳くらいのお部屋で、話合いをする裁判の日を弁論準備手続の期日といいます。
個室で、裁判官と弁護士達、ざっくばらん(?)に、事件の問題点を語り合った方が、
問題点が絞れるような気がしますよね。
裁判官も法服を着ないで、お越しになります。
この弁論準備手続ですが、
書記官さんが、「原告代理人の〇〇先生、被告代理人の◇◇先生、こちらのお部屋にお越しください」
と、お部屋に案内してくださいます。
そして、席に座って、裁判官がお越しになるのを待つのですが、
なかなか裁判官が来ないことがありまして、
相手方の弁護士さんと2人きりにさせられることが少なくありません。
作戦的に、敢えて事件の話をしないで天気の話などする。
作戦的に、事件の話をする。
作戦的に、黙り続ける。
色々な選択肢があるのですが、
黙っている状態になった時に、裁判官が本当に全然お越しにならないと、気まずいです。
* * *
以前、敢えて事件の話はしないで、
それでも、相手方代理人の先生とコミュニケーションを取る感じになった際、
一般的な住宅の解体費用がいくらくらいかという話になりました。
「〇〇〇万円くらいでしょうか」
「私は◇◇◇万円でやったことがあります」
と、話しているところに、裁判官がお越しになる
いけない、いけない、裁判官の前でおしゃべりなんて・・・
と、ぱっと黙ったのですが・・・
裁判官のお顔が少し明るく見える・・・???
そして、
「どうぞ、お続けください」とおっしゃる・・・???
瞬時に、私も相手方代理人も、
「私たちが金額の話をしていたので、
裁判官が、その事件の和解金額を弁護士同士で詰めていると誤解された」ことに気づき、
恐縮しながら、
いえいえいえ・・・とお話を濁すこととなりました。
期待させてしまい申し訳なかったです。
弁護士 生井澤 葵(なまいざわ あおい)
◆プロフィール◆
埼玉県熊谷市の弁護士 ・ 中央大学法科大学院実務講師 ・ JADP認定夫婦カウンセラー資格取得
離婚問題、不貞問題についての相談を多くいただいております。
詳細なプロフィールはこばと法律事務所 弁護士生井澤葵 HPをクリックしてください
埼玉県熊谷市筑波2丁目56番3 渡辺総合ビル3階
こばと法律事務所
電話: 048-501-1777 (ブログを見たとお伝えいただくとスムーズです)
新規のご相談も受け付けております
個人的な恨みがあるわけではないので、
相手方代理人が喧嘩腰でない限り、私は喧嘩をするつもりはありません
相手方代理人とそこそこ上手くやれる方が、
私のお客様にとってもメリットが多いことが普通だと感じます
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したがって、
弁論準備手続の期日の時、裁判官が来る前の時間の使い方はケースバイケースです。
弁論準備手続の期日(民事訴訟法168条~)
裁判というものは、いつもテレビで見る法廷のような場所でおこなっているものではありません。
法廷のような広くて、公開されている場所ではなく、
弁論準備手続室という8畳くらいのお部屋で、話合いをする裁判の日を弁論準備手続の期日といいます。
個室で、裁判官と弁護士達、ざっくばらん(?)に、事件の問題点を語り合った方が、
問題点が絞れるような気がしますよね。
裁判官も法服を着ないで、お越しになります。
この弁論準備手続ですが、
書記官さんが、「原告代理人の〇〇先生、被告代理人の◇◇先生、こちらのお部屋にお越しください」
と、お部屋に案内してくださいます。
そして、席に座って、裁判官がお越しになるのを待つのですが、
なかなか裁判官が来ないことがありまして、
相手方の弁護士さんと2人きりにさせられることが少なくありません。
作戦的に、敢えて事件の話をしないで天気の話などする。
作戦的に、事件の話をする。
作戦的に、黙り続ける。
色々な選択肢があるのですが、
黙っている状態になった時に、裁判官が本当に全然お越しにならないと、気まずいです。
* * *
以前、敢えて事件の話はしないで、
それでも、相手方代理人の先生とコミュニケーションを取る感じになった際、
一般的な住宅の解体費用がいくらくらいかという話になりました。
「〇〇〇万円くらいでしょうか」
「私は◇◇◇万円でやったことがあります」
と、話しているところに、裁判官がお越しになる
いけない、いけない、裁判官の前でおしゃべりなんて・・・
と、ぱっと黙ったのですが・・・
裁判官のお顔が少し明るく見える・・・???
そして、
「どうぞ、お続けください」とおっしゃる・・・???
瞬時に、私も相手方代理人も、
「私たちが金額の話をしていたので、
裁判官が、その事件の和解金額を弁護士同士で詰めていると誤解された」ことに気づき、
恐縮しながら、
いえいえいえ・・・とお話を濁すこととなりました。
期待させてしまい申し訳なかったです。
弁護士 生井澤 葵(なまいざわ あおい)
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