弁護女子。~越谷の女性弁護士の日々~

越谷市の弁護士(離婚・親権・面会交流・養育費・財産分与・不貞問題等を主に扱っております)の生井澤葵の日々を綴ります。

2月14日:傍聴メモ(その2)。

2018-02-17 | 弁護士のお仕事。
裁判は、昨日の続きということで、

検察官→医師の先生 に対する質問から始まりました。


                                   法廷スケッチ。BY.弁護女子。

最初に確認してしまうのが、

やはり弁護人の人数、検察官の人数。そして被告人の様子。

そして裁判員の男女比です。

今回は被害者参加もあり、修習生もいたことから、

検察官側の席はかなり混んでいました。


内容に入りますと、

昨日の続きであり、事前の検討不足もあって、状況が掴めませんでした。

より、難しくしているのが、

被告人が外国人であることから、

質問1つ1つに通訳が入り、質問が分断されてしまうことです。

なにより、医学的な専門用語が多く、

端的とは言い難い長い質問が続いたので、理解しづらかったです・・・。

(休憩は挟んだ後の質問から分かりやすくなりました)

午後は、弁護人からの質問でしたが、

質問が端的が分かりやすかったです


で、ストレートに医師としては責任能力をどうおもっているの?

心神喪失?心神耗弱???


ここは尋問で明確に出てきません。

いえ、出してはいけないはずです。

平成19年度司法研究「難解な法律概念と裁判員裁判」

あるいは、

【責任能力弁護の手引き】GENJIN刑事弁護シリーズ16 によれば、

鑑定人に心神喪失等の法的判断を求めることは妥当ではない・・・とあります。

みなさんがこのルールを守っていたということなのだと思います。

(全体を見れていたわけではないので、私の見解が違ったらすみません。)


弁護士  生井澤 葵(なまいざわ あおい)

◆プロフィール◆

埼玉県熊谷市の弁護士 ・ 中央大学法科大学院実務講師 ・ JADP認定夫婦カウンセラー資格取得

離婚問題、不貞問題についての相談を多くいただいております。

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