弁護女子。~越谷の女性弁護士の日々~

越谷市の弁護士(離婚・親権・面会交流・養育費・財産分与・不貞問題等を主に扱っております)の生井澤葵の日々を綴ります。

あなたから告げてみては。

2018-09-24 | 【不貞問題について】
夫(妻)の不倫に気づいて、

私のところに相談にお越しになる方に、

私がさせていただいているアドバイスの一部を少しだけ書きます




不倫に気づいたものの、

夫(妻)と別れるつもりはないと決めておられる方に、

私が気をつけていただいていることです


事件をお受けして、

私(弁護士)から、

不貞相手に連絡をするタイミングの前に、

夫(妻)に、

・不倫に気づいていること

・弁護士を就けて請求をすること

を明かしておいていただきたい




当然ながら、

ケース・バイ・ケースなので、絶対全ての件でこうですとは申しません。

さらにこれを告げるタイミングが繊細な場合もあるので、

そこも要検討です。


ただ、

事前に断っておかないと、

夫(妻)は、「あなたの妻(夫)の弁護士から慰謝料を請求された!」と、不貞相手に泣きつかれる形で、

不倫がバレていたことと、

弁護士が就いていたことを知ることになるかと思います

私の感覚ですが、

その場合、2人の結束は、より強くなりそうです

さらに、

同じ家に住んでいたのに、

そしらぬ顔をして、裏では弁護士を頼んでいたなんで・・・。

妻(夫)は・・・怖い、酷いなど、

言われてしまいそうです



信頼関係を構築したい人の前では、

    できる限り、嘘を付いている姿は見せない方がいいと私は考えています


つまり、不貞相手から、「不倫がばれている」「弁護士を就けられた」と、

告げられるよりは、

ご自身が夫(妻)に正直に、

「不倫を知っている」「弁護士を就けようと思う」と事前に告白していただくほうが、

後の夫婦関係に悪い影響が少ないのではないかと感じるのです


このような配慮は、

もはや法律論ではありませんので、

感覚的な話です

ただ、仕事柄、私は何十件(百件?)もの不貞を見てきた傾向と対策のような感覚なので、

全く参考にならないものでもないと思います




弁護士  生井澤 葵(なまいざわ あおい)

◆プロフィール◆

埼玉県熊谷市の弁護士 中央大学法科大学院実務講師

JADP認定夫婦カウンセラー資格取得 埼玉弁護士会司法修習委員会セクハラ相談窓口

離婚問題、不貞問題についての相談を多くいただいております。

詳細なプロフィールはこばと法律事務所 弁護士生井澤葵 HP




埼玉県熊谷市筑波2丁目56番3 渡辺総合ビル3階
こばと法律事務所
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