慰謝料を多めに支払うから、
配偶者にバレないようにして欲しい
不貞の慰謝料の問題で、
このような希望が出ることが時々あります。
当然、この希望は、
「不倫をした側」から出るもので、
さらに、
双方に配偶者がいる不貞・つまりダブル不倫の場合のシュチュエーションです
１００％は保証できませんが、
配偶者にバレないことを目標として、
代理人として活動することは可能です。
ただし、
その場合には、
「裁判になるより多めのお金を用意していただくことになると思います」ということを、
受任前の段階から予告しておくことが多いです
いやいやいやいや・・・それは都合がよすぎるってもんだよ。
片方の家では、
不貞がバレて、夫婦がゴチャゴチャになっているのに、
もう片方の家では、
不貞がバレてなくて、いつもどおり生活できるなんて理不尽だよ！！！
・・・そういう意見もありますね。
ただ、
請求する側にとっても、メリットがないわけではないんですよ
特に、
不貞が発覚しても、離婚を選ばない方針の場合、
相手の家庭が離婚にならなければ、
自分の配偶者も不貞関係を諦める・終わらせる可能性が上がる
→未練が残りにくい・・・とでもいいましょうか？
相手の家庭の配偶者が不貞を知らなければ、
相手の家庭の配偶者が、こちらの配偶者を訴えてくることがなくなる
→本来ダブル不倫の場合、
不貞をされたA家妻→不貞をしたB家妻
不貞をされたB家夫→不貞をしたA家夫
と、請求が２本立てになり、
結果的に両家でお金が行き来するだけになる可能性がある。
相手方が裁判で解決した場合よりも高い金額での和解に応じてくれる可能性がある
→これが多めに支払うから配偶者にバレないように、
早く解決して欲しいの裏返しということになります。
こういう時、
あおい先生って、本当は 腹黒いんじゃないか って思うよね・・・。
いやいやいや・・・私のお腹は真っ白ですよ。まだまだです。
もっと腹黒くならないといけません。
不貞をされた側でも、
不貞をした側でも、
私は、
自分に依頼をしてくださった方の希望を叶えることが、
一番の目的です。
その希望に合わせよう・・・合わせよう・・・とすると、、
結果的に上記のような処理になることがあるというだけなのです。
◆◆菅沼法律事務所◆◆
弁護士 生井澤 葵（埼玉弁護士会所属）
埼玉県越谷市越ヶ谷１丁目１１番３５号
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（お電話の際には「ブログを見た」と言っていただけますと、
スムーズです）
◆プロフィール◆
埼玉県越谷市の弁護士中央大学法科大学院兼任教員（「生活紛争と法」「法文書作成」「民事模擬裁判」担当）JADP認定夫婦カウンセラー
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