紅君のお部屋

 
紅君の生活や政治家としての活動や考え方を掲載しています♪
  

完全犯罪は難しい!

2008年03月22日 | Weblog
『パパ今日は革靴を履いて何処に言ったの』
「ああ・・・よく分ったね…実は海洋センターに行って、その後ジャガイモを買ってきたのさ!!」
「しかし、よく気がついたね!」
『だって、革靴が玄関に出ていたからよ♪」
 ・・・女という奴はこういう勘の鋭いところがあるから怖いのです。
妻にも気がつかれないように、妻が出勤した後に出かけたのに、出かけたことは見抜かれてしまいました。
 でも、紅君が嘘をついて出かけた場所をごまかしたまでは気がつかれなかったようです。
 実は、昨日、父が肺がんの内視鏡検査で一泊の検査入院をすることになりました。
 そこで、紅君が付き添いをするのですが、ほぼがんだと宣告された父は『がん』以上に母の認知症に悩まされていて、ノイローゼ状態でした。
 そんな気弱の父を説得してようやく検査にこぎつけたのですが、無事に検査を終えるとこんなことを言い始めました。
「おばあさんがいない病院は極楽だ♪これなら、がんの手術に入院したほうが良いなぁ!、そうだ、とりあえず明日はまっすぐに公民館の碁会所にいってから帰るとするか♪」
 おばあさんから離れて、すっかり元気を取り戻した父は明日の朝の退院を昼過ぎということにして、母に隠れて一日碁を楽しむというのです
 リフレッシュが必要な父には必要なことですが、それには、家族を騙して昼過ぎの退院と言い、朝は朝で退院した父を公民館まで送り、今度は迎えに行くという面倒なことをせねばならないのです。
 そして、このことは決して母に知られてはならないということなのです。
(T-T)…母は父が週一回楽しみにしている囲碁に出かけるのは、女のいるところに浮気しに行くと思っているからです。
 もし、ばれたらそれこそ大変なことになります。

 でも、父はそんなことを忘れて計画実行を紅君に迫りました。
 それで、紅君は慎重な隠密行動と数々の証拠隠滅を図りました。

 まず、車の出かけも慎重で遠回りして、嘘の用事の方向に出ました。
 そして、昨日買った畑に植える種ジャガイモも今日買いにいくといい、近くにいる父を時間を調節して迎えに行き、囲碁帰りの父がいつものように昼食のオニギリを残すので、それも証拠隠滅のために、紅君の胃袋に仕舞い、危険なセブンイレブンの袋まで始末したのに・・・
 父ときたら、公民館の町民広報をバッグの中に入れて持ち帰る始末です。
 
 なんとか、無事に病院から帰ってきたということになった父でしたが、囲碁で7連勝した父の顔はほころんでいて、いつかばれるかもしれないと笑っている紅君でした。(^-^)
 
コメント
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