ハマグリもアサリも3月~4月にかけて、水温がゆるむ頃が旬だ。産卵期をまえに身が肥えて栄養価も高くなる。梅雨に入り産卵期が終わると味が落ちる。
ハマグリは貝殻が黒ずんでいるよりも淡い色のほうが良質で、殻が大きくないほうがよい。そして、旬の時期は吸い物にするのが一番おいしい食べ方だ。
ハマグリの吸い物(はますい)は簡単に作れる。メッシュボールで殻を洗ったあと、昆布のだし汁で茹でる。口が開いて、白いアクを取り除き、酒と塩で調味して完成。
おお、できた
これで終わると、芸のないエントリーだ、そう言われそうだから、ハマグリに纏わる日本の昔話をウィキペディアから引用し、はますいに深みを与えて終わろう。
伊丹十三の映画(主題がラーメンだと記憶しているがタイトルを忘れた)は、露骨に料理、食事を性のメタファーとして描いている。このちょっと危ない昔話もまさにそれと等しい。ただ、昔話でなくともハマグリ自体が今でも性のメタファーではあるが。
蛤女房
昔々あるところに、1人の男が住んでいた。
あるときに男が海で漁をすると、とても大きな蛤が獲れた。男は、この大きさまで育つのは大変だったろうと、蛤を逃がしてやった。
しばらく後、男のもとに美しい女が現われ、嫁にもらってほしいと言った。女はとても美味しい味噌汁を作ったが、なぜか料理を作っているところを決して見ないよう、男に堅く約束させた。
しかし男は好奇心にかられ、どうすればこんな味噌汁が作れるのかと、ついに料理をしているところを覗いてしまった。女は鍋の上にまたがり、何と鍋に小便を注いでいた。
男は怒って女を家から追い出した。女は海辺で泣いていたが、やがて元の姿の蛤となって海へ帰って行った。
(以上引用)
PS.このまま終わると「へんたいオヤジ」とか言われそうで怖い、いいけどね。昨日はいつもの太陽カレーさんで「デジカメ教室」が開催された。講師はプロカメラマンのzekiさん、太陽カレーさんへコーヒー豆を卸しているコーヒーロースターでもある。
管理人は料理の他に写真も趣味の紳士で「へんたいオヤジ」なんかじゃない。