フィリピンの首都マニラには居酒屋を含めた日本食レストランが約200軒あり、大半が赤字といわれている。借りていたアパートから歩いて1分の日本食レストランが集まるリトル・トーキョーも店舗の入れ替わりが激しい。
ちゃんこ鍋の関取。フィリピンは天然塩の名産地で、その塩を使ったちゃんこ鍋のスープが美味しく、ヘルシーフードだから最初はここへよく行った。
このお店は、元関取のオーナーが日本へ帰国すると料理の味が変わってしまうのが問題。
続いて新しくオープンした寿司バー「野田庄」、ここはハズレ。
この「華」も新規オープン。メニューにインスタントラーメンのサッポロ一番がある。確か、大阪にインスタントラーメンを出す食堂があった。ヘタなラーメンを食べて後悔するならインスタントラーメンを食べたほうがいい、みたいな、こうした発想は好きだ。
最後はフィリピン随一の高級寿司割烹「木挽町」
マカティのビジネス街の中にひっそりとある隠れ家的なお店。
現地在住のJetさんと一緒に行った。Jetさんによれば、刺身盛りのマグロと寿司ネタのマグロの味が微妙に違ったそうだ。グルメ王によるスルドイ指摘。
このお店はある日本人オーナーの趣味で始めた。たまーに食べるならこんな店がいいだろう。しかし、そのまえにお店が閉店する可能性が大きいかなぁ。
昨年から日本人の渡航者数が微弱ながら減少している。これはマニラの日本食レストランのマーケットが縮小していることに他ならない。こうした転換期にはお店の勝ち負けがハッキリする。
従来の方法ではやっていけないことは確かだ。