ゆるゆるしなやかに♪ ベルマダがいく!

2011年4月からベルギー生活をはじめました。
ベルギーでの生活等々、ゆるゆる綴っていきますね。

チーズの道を走る走る走る!

2012-11-03 17:56:53 | Normandie(フランス)
さて、、、次は、「チーズの道」を北上しまーす!

チーズ農場?などをめぐり、見学やティスティングしながらチーズを買う!
そう、ブルゴーニュのワインドメーヌ訪問的な感じ?

Figaro Voyageに紹介されている感じだと、チーズ街道にはたくさんチーズ生産農家の看板がでているらしい。

でも、本当にあるのか?(非常に疑い深い私である)
ちょっと不安になって、調べてみるものの、、、、
あまりインターネット上にはあまり情報がない。特に日本語だと。
France語で調べてみるが、、、「おおっ!これこれ!」というサイトもあまりない♭

まぁ、街道いけばなんとかなるかーと、まずは、一路、カマンベールへ!


カマンベールの中心地をナビで設定し、走っていく。
おおっ。のどかなこれぞノルマンディって感じの風景。
いいねいいね~


延々と続く。丘陵地帯。

目的地に着く前に、農場の看板を発見!


そうそう、これ、Figaroに載ってた看板☆

いかにも、農場って感じ。
とりあえず、入ってみると、、、中には、一人マダムがいた!




でも、テイスティングとか出来る雰囲気ではない。
見学も出来ない?
扉に書いてある文字をみたら、どうやら見学の時間は終わっている・・・・?

・・・・と見回していたら、いきなり人が一人入って来て、
カマンベールチーズを買い求めていた。
マダムは笑いながら、「また買うの?」とか言って対応している。
どうやら、先ほど一つ買ったベルギー男性がもう一度入って来て、もう一つ買い求めたらしい。

っていうか、気が付いたら、ショーケースの中には、カマンベールチーズは一つしかないではないかっ。
ヤバイ。

とりあえず、その一つを購入。
向こう側に製造している場所がありそうだったので、「見学できる?」聞いたら、だめだという。
そっかぁ。まぁ、買えたのはいいけど、見れないんだー。
・・・と残念がっていたら、
「裏に回ると見れる」的なことを言ってくれて、連れていってくれた。

なんと!製造過程や貯蔵してあるところが裏側の窓から見れるのだ。
一応、見学者向けの製造工程まで説明してある。

中では、丸い筒にチーズになる前の塊をせっせと手で注いでいる男性がいた。




おおっ。これがカマンベールになるのね!

そして、これが熟成しているところ。


なるほどー。およそ20センチぐらいの高さから水分がどんどん出て行って
結局3~4センチの高さになるのかー。
面白い~!

けっこう堪能したので、次の農場はないかと思いながら中心地へ。

しかし、、看板は一つもない。
着いたところは、中心地というか、、、これは村役場なのか?という建物と、



カマンベールの博物館?があり、カマンベールの形をした建物があった。




しかし、、、どこも閉まっていた。
どうやら、基本的に見学できるのは、10月末までらしい。
しかし、11月の始めである今は、午前中は特別に開いてたらしいが、閉まってしまった後のようだ。
残念~♭

まぁ、生産農家をめぐりたかったから、別に博物館はいーんだけど、、、
といいながら、その道を行こうとすると、いきないカマンベール村は終了?!
ち、ちっちゃすぎね?


うーん、よくわからん。カマンベールのAOC取得した生産者はわずか5つと本に載っていたが、、、
そもそも5つもあるのか?発見出来ない。ぐすん♭

しょーがないので、次の目的地、Livarotに向かう。

しかし、、、、街の中心についたけど、街が死んでるように静かだ。。。。
うーん、よくわからんが、街を走っていたら、
博物館的なものがありそうだったので、そっちに行ってみるが、、、


こちらも同じで、つい先ほど閉められた。あーあ。
そして、Livarotをふらくも、生産農家らしきモノはよくわからない。


またしてもしょーがないので、次の目的地のPont l'Evequeを目指す!
ここは、一つだけ生産者の場所の目途がついていたので、ナビに設定するが、
詳しい住所がないので(汗)、とにかく行くしかない感じ。

とりあえず、目標となっていた教会を目指す。
あったあった!



そして、教会の向かい側に確かに農場らしき建物が?


でも、人の気配が全くない。
「本当のここなの?」といぶかしがるダーリンと一緒におそるおそる敷地に入ろうとした時、
道路から長靴を持って入ってきたムッシューというかオッチャンが一人。

早速声をかける。
Bonjour!
見学とテイスティングしたいんだけど、出来きますか~?と聞いたら、
あー、見学とテイスティングは出来ないよ~。と言われてガックリ肩を落とした。
が、オッチャンの「買うことは出来るよ!」というウィンクしながらの笑顔☆
やったー!

ってことで、四角いチーズのポン・レヴェックをお買い上げ~☆

ここ?ここで売ってるの?という感じの農場というか作業小屋の傍らに招かれる。


おっちゃんが、「いつ食べるの?」と聞いてくる。
「えーっと、いつまでが消費期限なの?」と聞きたいが、うまくフランス語で言えないので、
側にかかっていたカレンダーを指さしながら会話をする。
どうやら、食べごろにあわせたチーズを提供してくれるらしい。
なるほど~。じゃぁ、一つは、5日以内で、一つは2週間以内に食べるよ!と言うと、
「よっしゃ!」的な感じで、
これがすぐに食べる方で、これが2週間以内に食べる方。といって、
貯蔵されていたチーズの違う箱からそれぞれ取り出して、
木箱に詰めて、その場で箱の外シールも貼ってくれて、新聞に包んでくれた。



ふと、奥を見ると、貯蔵箱がたくさんあるので、チラッと見せてもらう。


箱にそれぞれ3ケタの数字が書いてあるので、「あれはなんの数字?」と聞くと、
製造日なんだという答え。製造日から考えて、出荷する日を決めるので、大切な情報らしい。
興味深くフムフムと聞いていたら、「興味があるなら、そのあたりの農場を見て来ていいよ」と
行ってくれた!
わーーーーい☆

建物のすぐ近くには、子牛のケージがあった。
かわいいぃぃ~♪


そして、キレイな池?も。


その向こうには、成牛が飼育されている。


自分で育てた牛で作るんだね~。すごいよ。
感動して、さっきのところに戻り、お礼を言おうと思ったら、
おっちゃんの姿はない。どうやら、用事があったらしく、ササッとどこかに行ってしまったらしい。

これって、、、すごいラッキーじゃない?
だって、彼がそこにいた時間は、わずか15分程度。
アポも取らずに行っちゃったので、いなくても当たり前だったってことだよね!

そうかぁ~、まぁ、ワインのドメーヌもそうだけど、ほんと個人でやってるところは、
「いつでもWelcome!」ってわけじゃないから、事前に確認した方がいいよね。

でも、満足だった~☆

ホクホクとしながら、次なる場所は、Saint-Bnoit-d'Hebertot!
ハート形のチーズを買うんだ~♪と張り切って出発!

しかし、、、いけどもいけども見当たらない。。。
うむ?
困ったなぁ~と思っていたら、さっきのオッチャンの農場にもあった「生産農家」を示す看板を発見!


よし!とにかくこれを追いかけてみるか!

主街道を外れて、どんどん小さな道を中に入っていく。
しかし、まだまだ農場の姿は見えない。。。。
まだ?と思うとまた同じ看板が。
進んでいき、まだ?と思うとまたまた看板が。
いったいどこなの?
しかも、この看板「生産農家」とは書いてあるが決して「チーズ生産農家」とは書いてない(笑)
そう、ひょっとしたら、豚かもしれないし、ひょっとしたら野菜かもしれない。
もちろん、シードルやカルヴァドスの可能性も高い。
どきどきしながら、野菜しかなかったら、野菜買って帰るのかな~と思っていると、、、
着いたッ!


しかし、、、完全に「誰かんち」である。
そして、またまた「人気がない」・・・・笑

お店らしい扉があるので、とりあえず、入ってみた。


Bonjour! 誰もいないお店は、むっちゃチーズのニオイが蔓延していて、
カルヴァドスなんかが置いてあった。
えーっと、誰もいないのかな?
・・・と思っていたら、違う扉(たぶん、家とくっついている扉)から
一人のおじさんが出てきた。

え?何が欲しいの?カルヴァドス?シードル?
と聞かれたので、いやー、フロマージュが欲しいんだけど、、、というと、
窓際の網で囲われた昔の蠅帳のような(いや、たぶん、マジで蠅帳なんだろうな)
棚みたいなところから四角いチーズを取り出した。

あるよ!いくつ?二つ?みっつ?
早口のフランス語で追及されてるようであるw

えっと、ひ、ひとつください。
はいよ!
というなり、新聞でくるんでポンっと渡される。

うーん、これは、確実にPont-l'Evequeのチーズだよな~。
もうすでにさっきのところで買ったので、どうしようかと一瞬思ったが、
どう考えても「やっぱりいらない」とは言えないシチュエーションであった。
日本人の私には。(苦笑)
まぁ、生産者違いだし、いいかも。と、購入。

はぁ~っ
ドキドキした5分間だったw

そのおっちゃんは、私達が帰るとおもむろにお店の扉の鍵をかけていた。
もう自分の中では、今日の営業は終了だったに違いない。
ごめんね、そんな時に押し掛けてしまって。

外では、豚が鶏が、ウサギがその辺を駆けずり回っている。
たぶん一応「飼われて」いるんだろうが、、、、
向こう側には、野菜畑らしきものもある。
すごい、ここで、何もしなくても食べるものにはありつけそうだ。
「今日何にする?ウサギにしとく?」
「そーだね、じゃぁ、ウサギ一匹絞めといてよ、アンタ!」とかいう会話がなされてそうである。

興奮気味にその農家を後にして、もうチーズの道めぐりは終了~。

やっぱり、ドメーヌ訪問もそうだけど、事前にきちんと個々の訪問可能な農家を見つけて
アポを取っていかないと、ムリだってことだよね~と、実感。

だって、訪問できた農家って、結局「チーズ街道」と言われる道沿いではなく、
しかもかなり離れていたりするから(笑)、
この街道を走ってるだけでは、意味がなかったりするわけですね。ハイ。

今回はちょっとしか訪問出来なかったけど、、、かなり楽しかったので、
今度は、オンシーズン(夏か?)の時期にしっかり予習して訪れたいと思います。


さぁ、じゃぁ、チーズ抱えて次は、最終目的地の「Trouville」だっ!!!



=========
◆カマンベールの家(博物館とテイスティング、販売所)
 http://www.maisonducamembert.com/en/index.html

◆カマンベール、ポン=レヴェック、リヴァロチーズのAOPのwebサイト
 http://www.fromage-normandie.com/
 ※このサイトで、AOP取得チーズを見学できる場所(博物館や製造販売所、見学OKの生産農家)や
  買える場所の詳細が調べられる。
  webフォームから問い合わせメールを送れるところもある。
  これをもっとじっくり調べて確認しておけばよかった。。。(反省)

◆今回訪れたAOPカマンベールチーズの生産販売所
 Nadia, François et Nicolas DURAND
 Ferme de la Héronnière
 61120 CAMEMBERT
 Tél. 02 33 39 08 08
 fromagerie-durand@nordnet.fr
 月曜日~土曜日: 9h30 ~12h30 、15h ~17h ※要確認
 地図:http://goo.gl/maps/eopSg
 ※カマンベールの家(La maison du Camember)からD246号線に入り南西方面に2.5kmぐらい。


◆今回訪れたAOPポン=レヴェックチーズ生産農家
 Jérôme et Françoise SPRUYTTE
 Ferme du Bourg
 14130 ST PHILBERT DES CHAMPS
 Tél. 02 31 64 71 99
 pl.spruytte@orange.fr
 月~土:9時~18時、日曜日:9時~12時 ※要確認
 ※D264a号線沿いで、教会の向かい側。
   ST PHILBERT DES CHAMPSのエリアに入ったら、教会を屋根が見えてくるので、
   それを目指していくといい。
  地図:http://goo.gl/maps/szrj0


◆追っかけて行った「生産農家」マークの発行元はここ。
 これも先に調べて行くといいかも。
 http://www.goutezlepaysdauge.fr/



 




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