久留米出身の安部龍太郎さんの作品は一度は読んでみたいと この最新作「五峰の鷹」を借りて、先週、一気に読んでしまいました。
室町時代末期に明国(中国)、九州、中国地方(萩、山口、石見銀山)関西(京都、堺)
などを舞台に、山直(東シナ海を股にかける海賊)、神谷寿禎(博多商人)、(浙江省舟山諸島)
三島清左衛門(主人公の父)、大内義隆、毛利元就、陶隆房、尼子晴久、織田信長、
足利義春、細川右京亮、塚原卜伝、三好長慶、松永弾正など歴史的人物や有名な戦国合戦
などが出てきます。
架空の主人公の三島清十郎が山直、神谷(実在の人物)などの力を借りて、父を殺した敵(石見玄蕃→松永弾正?)と戦いながら、三島家再興の為に戦国時代の下剋上を戦い抜いていくドラマです。
博多や平戸、対馬、下関、山口、鞆の浦、厳島、石見銀山
など西日本の地名や方言がよく出てくるドラマチックな虚々実々の風雲記であり、又、
恋愛小説や剣豪小説ともなっています。
又、有名な合戦である毛利軍と陶軍の厳島合戦
(宮尾城跡)
なども主人公を中心として書かれていますが、その時代の史書を基に安部さん風に推察、
ドラマ化したのでしょう。
又、鉄砲伝来とその活用法(戦術)を独自の推察で展開されていて、戦国時代の鉄砲の歴史、
流れなどを面白く語ってくれています。
登場人物や地名が多く、又歴史をある程度知っていないと面白くないかもしれません。
それだけに歴史好きな私には戦国武将が数多く出てくるこの小説に魅力を感じられずには
おられません。
ちなみに、 「五峰」は山直(実在の人物)の号で 「鷹」は「蜂熊鷹」でタカ科 ハチクマ属に分類される鳥類の一種でハチを主食とする性質を持ち
初夏に夏鳥として渡来し、州以北の各地で繁殖し、冬にはインドや東南アジア方面の地域へ帰る渡り鳥。
即ち蜂熊鷹のように東シナ海を渡り、明国と日本を結ぶ南蛮貿易を支配する頭(ここでは主人公) を意味するようです。
今週は 直木賞受賞作品の「等伯」に挑戦です。 楽しみ~~
室町時代末期に明国(中国)、九州、中国地方(萩、山口、石見銀山)関西(京都、堺)
などを舞台に、山直(東シナ海を股にかける海賊)、神谷寿禎(博多商人)、(浙江省舟山諸島)
三島清左衛門(主人公の父)、大内義隆、毛利元就、陶隆房、尼子晴久、織田信長、
足利義春、細川右京亮、塚原卜伝、三好長慶、松永弾正など歴史的人物や有名な戦国合戦
などが出てきます。
架空の主人公の三島清十郎が山直、神谷(実在の人物)などの力を借りて、父を殺した敵(石見玄蕃→松永弾正?)と戦いながら、三島家再興の為に戦国時代の下剋上を戦い抜いていくドラマです。
博多や平戸、対馬、下関、山口、鞆の浦、厳島、石見銀山
など西日本の地名や方言がよく出てくるドラマチックな虚々実々の風雲記であり、又、
恋愛小説や剣豪小説ともなっています。
又、有名な合戦である毛利軍と陶軍の厳島合戦
(宮尾城跡)
なども主人公を中心として書かれていますが、その時代の史書を基に安部さん風に推察、
ドラマ化したのでしょう。
又、鉄砲伝来とその活用法(戦術)を独自の推察で展開されていて、戦国時代の鉄砲の歴史、
流れなどを面白く語ってくれています。
登場人物や地名が多く、又歴史をある程度知っていないと面白くないかもしれません。
それだけに歴史好きな私には戦国武将が数多く出てくるこの小説に魅力を感じられずには
おられません。
ちなみに、 「五峰」は山直(実在の人物)の号で 「鷹」は「蜂熊鷹」でタカ科 ハチクマ属に分類される鳥類の一種でハチを主食とする性質を持ち
初夏に夏鳥として渡来し、州以北の各地で繁殖し、冬にはインドや東南アジア方面の地域へ帰る渡り鳥。
即ち蜂熊鷹のように東シナ海を渡り、明国と日本を結ぶ南蛮貿易を支配する頭(ここでは主人公) を意味するようです。
今週は 直木賞受賞作品の「等伯」に挑戦です。 楽しみ~~