この作者の「山本兼一」さんが近頃、57歳で亡くなられたそうで、若いですよね! 合掌です。
前回、「等伯」を読んで千利休に繋がり、映画でも話題になった「利休にたずねよ」の本を読むことになった訳ですが、この本では「歴史物語」に「謎解き」や「ラブストーリー」などの要素が加わり、面白く読めました。
ただ、お茶の世界の専門用語(今まで知らなかった茶道の世界が少しだけ分かった??)や難しい漢字(ふりがながほとんどにふってあったので、助かりました)などには苦労しました。
何度か、読まないと茶道の世界はわからないかも!!
構成的には「切腹」から始まり、そこに至るまでの利休の生い立ちを過去にさかのぼって「信長」、「秀吉」、「家康」、「古溪宗陳」、そして妻の「宗恩」達と絡めながら、「切腹」を命じられるわけや「わびさび」のお茶や美への探究、そして、利休の「緑釉の香合」の秘密を明らかにしていく。
この本の中で表紙にもなり、キーポイントの一つである「木槿(むくげ)」は中国名の木槿(もくきん)を音読みし、木槿(むくげ)、木槿花(もくきんか)と呼ばれるようになったもので、インドや中国が原産で、日本へは奈良時代に中国から渡来し、夏から秋にかけて白、紫、赤などの美しい花をつける。
白居易(白楽天)の詩の誤訳から一日花との誤解があるが、朝花が開き、夕方にはしぼんで、また翌朝開き、一重のもので2-3日。八重の長く咲くもので2週間くらい、一輪の花を楽しめる。早朝に開花し夕方には萎んでしまう「一日花」で、人の世の短い栄華喩え「槿花(きんか)一朝の夢」と表現される。( ※ウィキぺディアからいただきました)
この小説での木槿が利休の永遠の美の追求(わびさび?)と儚い栄華を象徴しているのではないかと感じました。
又、この本の表紙の挿画作家の「北村さゆり」さんは前々回読んだ「五峰の鷹」の挿画もされていました。H・Pをリンクさせてもらいましたので、ぜひクリックして見てください。
もう一度、読み返してお茶の世界や利休の魅力を堪能しよう!!
そして、観損なった映画「利休にたずねよ」もビデオでも早くみたいな~!!
前回、「等伯」を読んで千利休に繋がり、映画でも話題になった「利休にたずねよ」の本を読むことになった訳ですが、この本では「歴史物語」に「謎解き」や「ラブストーリー」などの要素が加わり、面白く読めました。
ただ、お茶の世界の専門用語(今まで知らなかった茶道の世界が少しだけ分かった??)や難しい漢字(ふりがながほとんどにふってあったので、助かりました)などには苦労しました。
何度か、読まないと茶道の世界はわからないかも!!
構成的には「切腹」から始まり、そこに至るまでの利休の生い立ちを過去にさかのぼって「信長」、「秀吉」、「家康」、「古溪宗陳」、そして妻の「宗恩」達と絡めながら、「切腹」を命じられるわけや「わびさび」のお茶や美への探究、そして、利休の「緑釉の香合」の秘密を明らかにしていく。
この本の中で表紙にもなり、キーポイントの一つである「木槿(むくげ)」は中国名の木槿(もくきん)を音読みし、木槿(むくげ)、木槿花(もくきんか)と呼ばれるようになったもので、インドや中国が原産で、日本へは奈良時代に中国から渡来し、夏から秋にかけて白、紫、赤などの美しい花をつける。
白居易(白楽天)の詩の誤訳から一日花との誤解があるが、朝花が開き、夕方にはしぼんで、また翌朝開き、一重のもので2-3日。八重の長く咲くもので2週間くらい、一輪の花を楽しめる。早朝に開花し夕方には萎んでしまう「一日花」で、人の世の短い栄華喩え「槿花(きんか)一朝の夢」と表現される。( ※ウィキぺディアからいただきました)
この小説での木槿が利休の永遠の美の追求(わびさび?)と儚い栄華を象徴しているのではないかと感じました。
又、この本の表紙の挿画作家の「北村さゆり」さんは前々回読んだ「五峰の鷹」の挿画もされていました。H・Pをリンクさせてもらいましたので、ぜひクリックして見てください。
もう一度、読み返してお茶の世界や利休の魅力を堪能しよう!!
そして、観損なった映画「利休にたずねよ」もビデオでも早くみたいな~!!