ダイアリー・オブ・カントリーミュージック・ライフ

現代カントリー・ミュージックのアルバム・レビューや、カントリー歌手の参考になりそうな情報を紹介しています

Ashley Monroe アシュリー・モンロー - Sparrow

2018-09-24 | カントリー(女性)
Pistol Anniesでのブレイク以降、アシュリー・モンローはずっと
フォローし続けてるのですが、これは今年2018年リリースのソロ
3作目。これまではカントリー界の、すっかり重鎮となった
ヴィンス・ギルのプロデュースで、実にトラディショナル基調
のサウンドを聴かせてくれていましたが、今作はプロデューサー
が交代。2010年代後半になって存在感を増しているDave Cobb
が担当し、だいぶ趣を変えていますね。

Dave Cobbは、Jamey JohnsonやZac Brown BandそしてChris
Stapletonのプロデュースでメインストリーム・カントリ―に
一石を投じてきた人というイメージ。アーティストの自主性、
探求心を尊重する方針なんだそうです。ここでも、アシュリー
的なメランコリックなスロー・バラード主体の雰囲気は保ち
つつ、曲調に以前より広がりが感じられ、中にはソウルっぽか
ったり、結構展開が凝った曲もあります。アーティストとしての
表現の幅がより広がったといえるでしょう。



個人的には、やっぱり前作の「The Blade」が心に残って
いますね。ファーストのクラシックなサウンドに対し、適度に
モダンさが加味され、曲想もシンプルながらとても粒ぞろい
だったと思います。好きなアルバムです。やっぱり時代は
進んで、アーティストは新しい表現を探求していくのは
当然の事なので、これからも見守っていきたいと思います。


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