ダイアリー・オブ・カントリーミュージック・ライフ

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Alan Jackson アラン・ジャクソン、アリスタ・レーベルと離別へ

2011-01-22 | Alan Jacksonアラン・ジャクソン レビューまとめ
 現代カントリー・フィールドの重鎮であり、ネオ・トラディショナル・サウンドで長年シーンを引っぱってきたアラン・ジャクソンが、デビュー以来所属してきたアリスタ・ナッシュビルArista Nashville(とソニー・ミュージック)から離れる事を正式に発表しました。アランはアリスタレーベルに22年間所属し、これまで5千万枚のアルバムを売り上げています。アランのスポークスマンがCMT.comに語ったところによると、幾つかのレーベルがアランに打診をしてきているようですが、まだ何処と契約するかは決めていない模様。

 アランはアリスタが立ち上がる1989年に契約した初めてのアーティストでした。アランは言います「僕のキャリアを振り返ってみて、アリスタとは素晴らしい仕事を続ける事が出来たと思っているよ。この期間、本当に多くの素晴らしい人たちと協力しあうことが出来たんだ。そして僕には、そろそろやり方を変えて新しい事にチャレンジするいい時期だと思ったんだ」レーベルもアランに敬意を表し、コメントを出しています。「ソニー・ミュージックはアラン・ジャクソンと彼のスタッフの長きにわたる協力と、その成果である多くの彼のレコーディング作品に感謝を惜しみません」

 90年代の始め、アラン・ジャクソンが好きになって本格的にカントリー・ミュージックにのめり込んだ私としては、このニュースは実に感慨深いです。どうしても、”一つの時代の終わり”みたく感じてしまいます。今のメインストリーム・カントリーは、大会場を沸かせるラウドなサウンドがすっかり主流になっていますからね。ただ、アランは伝統的で穏やかな物腰ながら、自分の信念を持っている人だから、自由でアーティスティックな音楽制作がし難いメジャーとは違う環境で音楽活動がしたいと思ったんだろうと想像します。だから、正統派カントリーを愛するファンには、今後のアランの活動には、コレまで以上に期待が持てるハズ。これからも変わらずアランを見守り続けたいです。

 ※写真は、アランを中央にカントリー界きっての敏腕ギタリストが脇を固めるの図。左がヴィンス・ギル、右がキース・アーバン。


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1 コメント

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ショックです (なっしゅびる。)
2011-02-27 03:52:04
正直 ショックです。
このところの音楽業界不況が関係してるとか思えません。
事実ここ最近のAlanは商業的には厳しくなっていましたが…
同レーベルのブルックス&ダンも解散しちゃったし
昨年長らく在籍してたキャピトルを離れたTrace Adkinsのときもショックでした。
次はCurbを離れるTim Mcgrawのニュースかなぁ。

良い意味での一区切りになればいいですね!
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