ダイアリー・オブ・カントリーミュージック・ライフ

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マルティナ・マクブライド Martina McBride、第53回グラミー賞でアレサ・フランクリン・トリビュート・コーナーに出演

2011-02-11 | Martina McBride マルティナ・マクブライド レビューまとめ

 ほら、やっぱりアリサ好きだったでしょ。

 いよいよ2月13日に迫った、第53回グラミー賞授賞式。そこで予定されているソウル・ミュージックの女王、アリサ・フランクリンをトリビュートするコーナーに、カントリー・フィールドからマルティナ・マクブライドMartina McBrideが参加する事が公にされました。他にフィーチャーされるシンガー達は、ヨランダ・アダムスYolanda Adams, クリスティーナ・アギレラChristina Aguilera, ジェニファー・ハドソンJennifer Hudson そしてフローレンス・ウェルチ Florence Welchらの早々たるメンツ。アリサの栄光のクラシック・ヒッツ群を歌うんだから半端なシンガーでは無理だもんね。



 アリサは特に全盛期、そのハイトーンを駆使した鋭角的なソウル・シンギングで、歌が上手い云々を通り越したメッセージ~黒人としての、そして女性としての尊厳Respect~を聴き手に訴えたところが偉大だった人。誰もが認める”レディ・ソウルLady Soul”でした。マルティナはというと、現代カントリー界の女王と言っていい人ですが、その歌唱は伝統的なカントリーのそれとは基本的に違っています。幅があり声量豊かなフレージングには、きっとアリサの影響があるはずと感じていました。Highway101が開拓したハードエッジなカントリー・サウンドによるデビュー・アルバム「The Time Has Come」が(カントリー・アルバムとしては極上だったものの)泣かず飛ばずで、よりポップに装いを改めた「The Way That I Am」でブレイクした事実がそれを物語っています。マルティナはポーレット・カールソンPaulette Carlsonではなかったのです。

 カントリー人はあまり他ジャンルの人からの影響を語らないものですが、マルティナの今回のパフォーマンスは歓迎したいと思います。"Since You've Been Gone"を歌って欲しいんだけど、カントリー・シンガーだから"A Natural Woman"とかのスローかな・・・



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