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ここ数週間、ビルボードのカントリー・シングル・チャートの
トップを独占し続けているブランコ・ブラウンの"The Git Up"。
際物っぽさも有るのですが、その一方で”カントリー・ラップ”
というサブ・ジャンルも勃興して来そうで、チョッと注視し
ても良いでしょう。
ジョージア州生まれの彼は、Butlerという田舎町と大都会アト
ランタの両方で子供時代を過ごしました。この両面性が彼の音
楽の根っ子に有りそうです。デビュー前には、ピットブル_Pitbull
やファーギー_fergieなどのポップ~ラップ系のアーティストを
プロデュースしたり楽曲を提供するような存在でした。また、
2018年ワールドカップのアメリカでの代表曲"Goalie Goalie"
のプロデュースなんてのもしています。
このカントリー・ラップのスタイルの先鞭をつけたのが、リル・
ナス X_Lil Nas X(”Old Town Road")で、ブランコはリルがな
らした下地にうまく乗ったようで、よりトゥワンギーなカントリ
ーらしさを引き立たせているよう。"The Git Up"では、ノンビリ
したヒップ・ホップ・ビートとペダル・スティールの”泣き”の響
きに、確かにカントリーを感じさせます。ブランコの声も歌交じ
りのラップで、人を食った様で何となく田舎くささ満点。。。
そして決め手は、この単純明快で思わず真似したくなる、ユーモ
ラスなダンス・ビデオだったのでしょうね(チュートリアル版
ビデオも有ります)。
ここはどこなのでしょうか?
今やメインストリームでも、フロリダ・ジョージア・ラインや
モーガン・ウォレンが当たり前にラップを入れますから、アフ
ロ・アメリカンによるカントリー・ラップもあり得る展開なん
でしょう。やはりこれは例えていうなら、カントリー界のピコ
太郎!?
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