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リトル・ビッグ・タウンを半周りくらい若々しくした、クリアでライトなルックスの男女4人組、グロリアーナGlorianaのデビュー曲"Wild at Heart"が話題です。オーガニックなカントリー・アンサンブルとラウドでアーバンなリズムのミックス、そして何より個性的なのがワイルドで晴れ渡る青空のようなコーラス・サウンドです。そのルックスのイメージやビデオでのアクション共々、カントリー・フィールドの新たな胎動を感じさせます。
●デビュー・アルバムGlorianaのレビューはコチラで●
Tom と Mike のGossin兄弟、そして女性のRachel Reinert と Cheyenne Kimballによる4人組。Gossin兄弟はニューヨーク州はUticaで育ち、地元のクラブで活動した後の2007年にナッシュビルに来ました。二人とも5歳までにクラシック・ピアノのレッスンを受けて音楽の基礎を身に付けます。Tomは10歳の頃にジャズ・ミュージシャンのアドバイスを受け始め、12歳になる頃にはギターを手にしていました。ノース・カロライナに移り、North Carolina Wilmington大学時代の恩師にシンガー・ソングライターへの夢を励まされたのをキッカケに学校をドロップアウト。年間200~250回のギグをこなしては、会場で自主制作のCDを売り込んでいました。一方Mikeは8歳でドラム、12歳でギターを弾き始め、彼も自身のバンドを結成するように。高校卒業後にWilmingtonに向かいTomと合流。当時は2人のお兄さんSteveも一緒でしたが、そのSteveが離れた時に2人はナッシュビル行きを決意、そこでMySpaceサイトを通じてReinertと出会うのです。
フロリダ州Sarasota生まれ、ジョージア州Mariettaで子ども時代をすごしたReinertは、カリフォルニア州のSanta Anaで高校に通いました。その後、舞台芸術の学校に進みますが、その先生に音楽の才能を認められてデモ・レコーディングを支援してもらい、さらに先生のコネのお陰でナッシュビルの出版社で作曲の仕事をするチャンスに恵まれます。まだ15歳の時でした。そしてナッシュビルのソングライター・ギグで自身のスキルを磨いていたところで、Gossin兄弟と出会ったのです。そしてもう一人、4人の中でも既に業界でキャリアを積み重ねてきていたKimballはノース・カロライナ州Jacksonville生まれ、子どもの頃の大半をテキサス州Friscoで過ごしました。10歳の頃には既にダラスでパフォーマンスを披露するようになり、12歳で全米TVネットNBCの番組 America's Most Talented Kid に参加、見事優勝を勝ち取るのです。このおかげで13歳でレコード契約を結んでアルバム「The Day Has Come」をリリース、全米をツアーしたりMTVで自身のショーを持つまでになりました。早い時期にナッシュビルを訪れた事も有り、そのときにはJohn Richと曲を共作したようです。17歳の時にナッシュビルに住まいを構えるようになり、Gossin兄弟とReinertに出会う事になりました。Cheyenne Kimballのハイトーン・ボイスとマンドリンは、Glorianaサウンドのキーになっていると思います。
Cheyenne Kimball「The Day Has Come」
彼ら4人が活動を共にする事を決意すると、早速ソングライティングやライブで精力的な活動を開始。そしてその成果であるデモ・レコーディングを、ウィリー・ネルソンとの仕事で有名なMatt Serleticが起こしたEmblem Music Groupに送りました。このEmblem、Serleticによるアワード獲得歴もあり5000万枚のセールスを記録したMelisma Recordsが進化したものと言われています。Glorianaのデビュー・アルバムのためにSerleticは、ナッシュビル最高のソングライターで、Rascal Flatts, Trace Adkins, Tim McGraw, Diamond Rioらに曲を提供してきたJeffrey Steeleと曲を書き始めます。それと並行して、GlorianaのメンバーもBrett James, Trey Bruce, Stephanie Bentley, Aimee Mayo, Wayne Kirkparick, Chris Lindsleyなど、名だたるナッシュビルのソングライターを共作をスタートさせました。バンド・メンバーの結束は固く、いつも綿密に行動を共にし、作曲やアレンジに取り組みます。そして自分達の力を試す為、西海岸のカントリーの聖地、カリフォルニアはベイカーズフィールドにある、今は無き御大バック・オウェンズBuck OwensのCrystal Palaceで1週間のライブにも挑戦しました。こうした活動によって、デビュー・アルバムのレコーディングが開始されるまでに、力強い4パート・ハーモニーをベースとした彼らの音楽が確立されていったのです。セルフ・タイトルとなる予定のデビュー作は、マルティナ・マクブライドと旦那ジョンの所有するBlackbird Studiosでミックスが行われ、今年8月4日にリリース予定です。
セカンド・シングルの"The Way It Goes"も既にビデオがリリースされており、コチラは滑らかな聴感のアコースティックなミディアム曲。ライブ映像がフィーチャーされたこのビデオでは、彼らが前座を務めたテイラー・スウィフトが一瞬登場しますよ。ナイスなナンバーですが、デビュー曲の方がインパクトは強いかな・・・彼らの音楽(見た目もですが)を聴いていると、従来のニュー・カントリーとは少しニュアンスが違うスッキリ感があります。確かにバイオを見るとジャズなどにも触れた経験があるようですし。そういう若者がカントリー・フィールドを選ぶ時代になったのです。ある意味、”テイラー・スウィフト世代”と言えるでしょう。
●GlorianaのMySpaceサイトはコチラ●
リトル・ビッグ・タウンを半周りくらい若々しくした、クリアでライトなルックスの男女4人組、グロリアーナGlorianaのデビュー曲"Wild at Heart"が話題です。オーガニックなカントリー・アンサンブルとラウドでアーバンなリズムのミックス、そして何より個性的なのがワイルドで晴れ渡る青空のようなコーラス・サウンドです。そのルックスのイメージやビデオでのアクション共々、カントリー・フィールドの新たな胎動を感じさせます。
●デビュー・アルバムGlorianaのレビューはコチラで●
Tom と Mike のGossin兄弟、そして女性のRachel Reinert と Cheyenne Kimballによる4人組。Gossin兄弟はニューヨーク州はUticaで育ち、地元のクラブで活動した後の2007年にナッシュビルに来ました。二人とも5歳までにクラシック・ピアノのレッスンを受けて音楽の基礎を身に付けます。Tomは10歳の頃にジャズ・ミュージシャンのアドバイスを受け始め、12歳になる頃にはギターを手にしていました。ノース・カロライナに移り、North Carolina Wilmington大学時代の恩師にシンガー・ソングライターへの夢を励まされたのをキッカケに学校をドロップアウト。年間200~250回のギグをこなしては、会場で自主制作のCDを売り込んでいました。一方Mikeは8歳でドラム、12歳でギターを弾き始め、彼も自身のバンドを結成するように。高校卒業後にWilmingtonに向かいTomと合流。当時は2人のお兄さんSteveも一緒でしたが、そのSteveが離れた時に2人はナッシュビル行きを決意、そこでMySpaceサイトを通じてReinertと出会うのです。
フロリダ州Sarasota生まれ、ジョージア州Mariettaで子ども時代をすごしたReinertは、カリフォルニア州のSanta Anaで高校に通いました。その後、舞台芸術の学校に進みますが、その先生に音楽の才能を認められてデモ・レコーディングを支援してもらい、さらに先生のコネのお陰でナッシュビルの出版社で作曲の仕事をするチャンスに恵まれます。まだ15歳の時でした。そしてナッシュビルのソングライター・ギグで自身のスキルを磨いていたところで、Gossin兄弟と出会ったのです。そしてもう一人、4人の中でも既に業界でキャリアを積み重ねてきていたKimballはノース・カロライナ州Jacksonville生まれ、子どもの頃の大半をテキサス州Friscoで過ごしました。10歳の頃には既にダラスでパフォーマンスを披露するようになり、12歳で全米TVネットNBCの番組 America's Most Talented Kid に参加、見事優勝を勝ち取るのです。このおかげで13歳でレコード契約を結んでアルバム「The Day Has Come」をリリース、全米をツアーしたりMTVで自身のショーを持つまでになりました。早い時期にナッシュビルを訪れた事も有り、そのときにはJohn Richと曲を共作したようです。17歳の時にナッシュビルに住まいを構えるようになり、Gossin兄弟とReinertに出会う事になりました。Cheyenne Kimballのハイトーン・ボイスとマンドリンは、Glorianaサウンドのキーになっていると思います。
Cheyenne Kimball「The Day Has Come」
彼ら4人が活動を共にする事を決意すると、早速ソングライティングやライブで精力的な活動を開始。そしてその成果であるデモ・レコーディングを、ウィリー・ネルソンとの仕事で有名なMatt Serleticが起こしたEmblem Music Groupに送りました。このEmblem、Serleticによるアワード獲得歴もあり5000万枚のセールスを記録したMelisma Recordsが進化したものと言われています。Glorianaのデビュー・アルバムのためにSerleticは、ナッシュビル最高のソングライターで、Rascal Flatts, Trace Adkins, Tim McGraw, Diamond Rioらに曲を提供してきたJeffrey Steeleと曲を書き始めます。それと並行して、GlorianaのメンバーもBrett James, Trey Bruce, Stephanie Bentley, Aimee Mayo, Wayne Kirkparick, Chris Lindsleyなど、名だたるナッシュビルのソングライターを共作をスタートさせました。バンド・メンバーの結束は固く、いつも綿密に行動を共にし、作曲やアレンジに取り組みます。そして自分達の力を試す為、西海岸のカントリーの聖地、カリフォルニアはベイカーズフィールドにある、今は無き御大バック・オウェンズBuck OwensのCrystal Palaceで1週間のライブにも挑戦しました。こうした活動によって、デビュー・アルバムのレコーディングが開始されるまでに、力強い4パート・ハーモニーをベースとした彼らの音楽が確立されていったのです。セルフ・タイトルとなる予定のデビュー作は、マルティナ・マクブライドと旦那ジョンの所有するBlackbird Studiosでミックスが行われ、今年8月4日にリリース予定です。
セカンド・シングルの"The Way It Goes"も既にビデオがリリースされており、コチラは滑らかな聴感のアコースティックなミディアム曲。ライブ映像がフィーチャーされたこのビデオでは、彼らが前座を務めたテイラー・スウィフトが一瞬登場しますよ。ナイスなナンバーですが、デビュー曲の方がインパクトは強いかな・・・彼らの音楽(見た目もですが)を聴いていると、従来のニュー・カントリーとは少しニュアンスが違うスッキリ感があります。確かにバイオを見るとジャズなどにも触れた経験があるようですし。そういう若者がカントリー・フィールドを選ぶ時代になったのです。ある意味、”テイラー・スウィフト世代”と言えるでしょう。
●GlorianaのMySpaceサイトはコチラ●
グロリアーナ、アルバムが待ち遠しいですね。
先日のお礼と言ってはなんですが、イキのいいグループを発見したので紹介させてください。
Trailer Choir - Off the Hillbilly Hook
Vinny Hickerson (Big Vinny)
Crystal Hoyt (Crystal)
Mark Fortney (Butter)
の3人組「トレイラー・クワイア」
2006年に結成し、2008年に Toby Keith 所有の Show Dog Nashville レーベルとの契約にこぎつけ、
シングル "Off the Hillbilly Hook" でデビューを果たします。
2009年6月9日に同名タイトルの6曲入りEPをリリースしたんですが、そのうち5曲がオフィシャルサイトでフル試聴できます。
音楽的な説明は苦手なので、とりあえず聴いてみてください。
http://www.trailerchoir.com/music
もし、bigbird307さんのお気に召したら、ぜひともレビューお願いします。
「カントリー・ミュージック」だけでここまで来るとは思っていませんでした。”カントリーを気にしている”或いは”カントリーの事を知りたい”方々が多くおられるのだと思います。読者の皆様に感謝をさせていただくと共に、カントリー・ミュージックの発展を祈りたいと思います。
このグループもチャート上昇中!!
ところでいつの間にかアクセス数が
20万件を超えましたね。
おめでとうございます。