メインストリームのカントリー・フィールドに爽やかで牧歌的で、素敵な”Too Country”ソングを提供してくれる奇跡のような夫婦デュオ、ジョーイ+ロリー。デビュー作「The Life of A Song」からのシングル"Cheater, Cheater"はけして大ヒットと言うわけではなかったけれども、アルバム自体は評論家筋の賞賛を浴び、セールスも20万枚と、シンプルな作風にしては上々の成績でした。 もちろん、元々デュオというフォーマットの層が薄い事が幸運だったとは思いますが、この音楽スタイルに対するニーズが確実に存在する事や、ロリーの手堅い曲創りの上手さ、そして何よりジョーイの穏やかで艶やかなカントリー・ボイスの素晴らしさのおかげだったと思います。このセカンドアルバム「Album Number Two」は、前作に引き続きCarl Jacksonがプロデュースを担当。ということで、優しみ溢れるアコースティック・サウンドがここでもキープされているのが嬉しいです。
オープニングのタイトル曲"Album Number Two"は、シンプルこの上ないカントリー定番のシャッフル。デビュー作同様、本作でもブックレットにロリー自身による各曲の解説が掲載されているのですが、それによるとこの曲、イーストン・コービンで大ヒットした"A Little More Country Than That"と、5~6年前の同じ日に書いてしばらく置き去りにしていた曲だそうです。理由は”Too Country”だったから。"Album Number Two"も、元々は他のアーティストのセカンドの為に書いたのだけれども、採用されず、じゃあ自分達でやろう!って事になったよう。ロリー曰く「人生が上手くいくと面白い事になるね」続く、"That's Important to Me"は、ジョーイのソロ・アルバム「Strong Enough to Cry」でレコーディングされていたものを再録した、フォーキーなナンバー。何気ない日常生活の行いを一つ一つ愛情込めて称える歌詞に心温まります。セカンド・シングルになっています。
ジョーイはいつもロリーにリード・ボーカルを歌ってもらいたがっていたそうで、このアルバムでは"My Ol' Man"で彼がリード・ボーカルを担当しているのがトピック。ロリー曰く「僕はここにいるつもりはないんだ。僕はソングライターだよ」でも、その切なくも誠実な歌声はなかなかに聴きものです。二人の声があってのジョーイ+ロリーなんだと確認できるひと時です。有能なソングライターである2人ですが、他人の作品"Where Jesus Is"と"You Ain't Right"を取り上げてのは、こんな理由からだそう。「僕たちは(アルバムの)全ての曲を自分で書かないって事を大切にしているんだ。僕らはここ15年間僕の書いた曲を他人に歌ってもらうことで生活してきた。だからこういう機会を他のライター達と分かち合う事が大切だと考えているんだ」この志、立派ですね。
リード・シングル曲"The Song For You"は、ロリーとザック・ブラウンとの共作で、ザックのボーカル・デュエットのみならずザック・ブラウン・バンドのメンバー達も参加。ザックの影響もあってか、ドラマチックでソウルフルとも言いたい展開を見せてアルバムを締めくくります。デビュー作同様、アルバム・パッケージには、仲睦まじく寄り添う二人のショットがちりばめられています。素朴な音楽スタイルと同じく、今ではなかなか見られなくなってしまった夫婦・家族の理想形を聴き手に今一度思い起こさせる事が、カントリー・シーンの中で彼らに期待された役割になっているんだと思います。
オープニングのタイトル曲"Album Number Two"は、シンプルこの上ないカントリー定番のシャッフル。デビュー作同様、本作でもブックレットにロリー自身による各曲の解説が掲載されているのですが、それによるとこの曲、イーストン・コービンで大ヒットした"A Little More Country Than That"と、5~6年前の同じ日に書いてしばらく置き去りにしていた曲だそうです。理由は”Too Country”だったから。"Album Number Two"も、元々は他のアーティストのセカンドの為に書いたのだけれども、採用されず、じゃあ自分達でやろう!って事になったよう。ロリー曰く「人生が上手くいくと面白い事になるね」続く、"That's Important to Me"は、ジョーイのソロ・アルバム「Strong Enough to Cry」でレコーディングされていたものを再録した、フォーキーなナンバー。何気ない日常生活の行いを一つ一つ愛情込めて称える歌詞に心温まります。セカンド・シングルになっています。
ジョーイはいつもロリーにリード・ボーカルを歌ってもらいたがっていたそうで、このアルバムでは"My Ol' Man"で彼がリード・ボーカルを担当しているのがトピック。ロリー曰く「僕はここにいるつもりはないんだ。僕はソングライターだよ」でも、その切なくも誠実な歌声はなかなかに聴きものです。二人の声があってのジョーイ+ロリーなんだと確認できるひと時です。有能なソングライターである2人ですが、他人の作品"Where Jesus Is"と"You Ain't Right"を取り上げてのは、こんな理由からだそう。「僕たちは(アルバムの)全ての曲を自分で書かないって事を大切にしているんだ。僕らはここ15年間僕の書いた曲を他人に歌ってもらうことで生活してきた。だからこういう機会を他のライター達と分かち合う事が大切だと考えているんだ」この志、立派ですね。
リード・シングル曲"The Song For You"は、ロリーとザック・ブラウンとの共作で、ザックのボーカル・デュエットのみならずザック・ブラウン・バンドのメンバー達も参加。ザックの影響もあってか、ドラマチックでソウルフルとも言いたい展開を見せてアルバムを締めくくります。デビュー作同様、アルバム・パッケージには、仲睦まじく寄り添う二人のショットがちりばめられています。素朴な音楽スタイルと同じく、今ではなかなか見られなくなってしまった夫婦・家族の理想形を聴き手に今一度思い起こさせる事が、カントリー・シーンの中で彼らに期待された役割になっているんだと思います。
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