★2019年の独断ベスト・アルバムをアップしました★
今年も残すところあとわずかとなりましたね(当ブログはすっかり正月モードですが・・・)。恒例にさせていただいている、本年のカントリーミュージック「ダイアリー的」独断ベストをリスト・アップさせていただきます。いろんなカントリーミュージックを長く聴いてきた一ファンが、コレは凄いぞ!って感じたアルバム達です。そして!29日に迫ったNHK-FM「今日は一日“カントリー”三昧2010」では、もちろん!これらのアルバムからの曲もオンエアされるはず(変更なければ・・・)。そちらもよろしくお願いいたします。
【1】Zac Brown Band ザック・ブラウン・バンド- You Get What You Give
カントリーミュージックのアーシーな本物感と高い演奏技術を、こんなに楽しくチャートのトップをゲット出来る形にして提示してくれるザック・ブラウン・バンドは、メインストリーム・カントリーの希望だと思います。バンドと言う形態のおかげで、彼らのサウンドやトラディショナルな音楽ベースをガッチリと守れて、それでいて自己満足に走る事なく質の高いエンターテイメントを聴かせてくれたZBBに感謝です。
【2】Marty Stuart マーティ・ステュアート- Ghost Train, The Studio B Sessions
現代カントリー界のPh.D(?)と言いたい、マーティ・ステュアートの渾身の力作。カントリーミュージックが元々持っていた、ブルーな影、ブルースとはひと味違うホワイト・ディープネスをこの現代に活き活きと蘇らせてくれた名作です。
【3】Jamey Johnson ジェイミー・ジョンソン- The Guitar Song
こんなに密度の濃い2枚組が、かつて有っただろうか!今年リイシューが話題になった、ローリング・ストーンズの「メインストリートのならず者」にも決して引けをとらないクオリティです。カントリー・フィールドでは宇宙人のような存在感で、むしろロック・ファンに訴えるものがありそうだし、聴いてい欲しい。しっかり、ロック雑誌のローリング・ストーン誌がベスト・アルバムの5位にランキングしてましたね。
【4】Mary Chapin Carpenter メアリー・チェイピン・カーペンター - The Age of Miracles
美しく折り重ねられたフォーキーな和み系サウンドと、詩情溢れる歌声が素晴らしかった。20年前の商業的全盛期と変わらないメアリー・チェイピンらしさを守り続けた彼女に脱帽です。これも現代ナッシュビル・サウンドの一つの至高。グラミー賞のコンテンポラリー・フォーク・アルバムにノミネートされました。
【5】Jerrod Niemann ジェロッド・ニーマン- Judge Jerrod & The Hung Jury
アイデアとユーモアに溢れた、このニューカマーのクリエイティブなトラディショナル・カントリーは、チョッとした事件だったと思います。ジェイミー・ジョンソンにならい、自身のバンドでレコーディングした音作りは、次の時代のカントリーのあり方を強力に提案していると言えるでしょう。
フル・ブルーグラス・アルバムでメインストリームに挑戦したダークス・ベントリーの「Up On The Ridge」や、佳曲ぞろいで大ヒットのテイラー・スウィフト「Speak Now」、手堅いネオ・トラディショナル・サウンドを聴かせたジョシュ・ターナー「Haywire」らのナイスなアルバム達もランクインさせたかったのですが、5つという制約の中で熟考した結果、上記ランキングとしました。いかがでっしゃろ?
今年も当ブログをご愛顧いただいた方々、大変有難うございました。皆様からのアクセルが何より励みで、続けて来れています。有難うございました。皆様、良いお年をお迎え下さい。