★2019年の独断ベスト・アルバムをアップしました★
例年、年末の12月にアップさせていただいていた、ダイアリー的ベスト・アルバム選定。昨年末に少し考えまして、プロのジャーナリストのように新作リリース前後にタイムリーに聴けないのだから、2012年の新作(2011年終盤にリリースされたものも含みましょう。そこらは適当に。。)に対しては、2012年”度”の最後、2013年3月にベスト選定記事を出す事にいたしました。誠に勝手な考えかもしれませんが、あくまで私的なランキング紹介ということですから、何卒ご了承ください。急ぐあまり、公式リリース情報を並べるだけの紹介にはしたくないですから。。。カントリーの新作って、年明け早々の1~3月にはあんまり出ない、という事情も考えての事です。では。
【1】Jerrod Niemann ジェロッド・ニーマン- Free the Music
このジェロッド、まだメインストリームを先頭で牽引する存在にはなっていないけど、この創造力と意欲に溢れた野心的な作品集には掛け値なく拍手を送りたいと思いました。いわゆる、評論家受けが良い類ですが、挑戦と楽しさがちゃんと両立してる。しかもメジャー・レーベル、アリスタでやってるんだから立派。アメリカ本国でも業界では、影響力あるのではないでしょうか。良い曲多いです。
【2】Dwight Yoakam ドワイト・ヨーカム- 3 Pears
個人的ランキングなのですが、なるべく今旬の人やこれからのホープを上位にランキングしたいという原則の方針を持ってます。しかし!このドワイトの復活作はさすがに堪らなく良かったので、ココにランキングしました。ロッキン・チューンでのノリの良さは、全盛期以上。新たなスタイルへの試みもナイスで、現在のスター達もこの姿勢は見習うべき。カントリーの伝統を大切にしてても、これだけ野心的なサウンドが創れるのです。この気概、スタイルを進化させる若手が出てきて欲しいなぁ。
【3】Little Big Town リトル・ビッグ・タウン- Tornado
2012年の彼らのブレイクは本当に嬉しかったので、ランキング。新しいプロデューサーJay Joyceのおかげで、躍動感やパワーが蘇った。そして何より、新たなメインストリーム・カントリーの方向性をも感じさせたシングル"Pantoon""Tornado"の強さ。レトロな伝統と最新のテクノロジーが融合し、新鮮なグルーブが生まれました。その一方で、小品"Sober"の美しさも彼らならでは、です。
【4】Taylor Swift テイラー・スウィフト- Red 「レッド」
テイラーは入れとかないと。。。ではなくて!とにかく”私達は絶対に絶対にヨリを戻したりしない”がスゴかった。このナンバーに尽きます。グラミーでのノミネートももっともです。「フィアレス」あたりで彼女を好きになった方々の中には、結構このアルバムのポップ・サイドには戸惑われた方もおられたのでは?最近はボディコン的ファッションの時もあったりで、なんか違ってきたなぁ、と。でも、良心のネイザン・チャップマン・サイドだけだと、確かに彼女がターゲットにしなくてはいけない(そう、いけないのです)ポップ・ファンへはアピール的に弱かったろうなぁ、とも思います。この層は、好き勝手なこと言いますからね!(いや、もちろん、言って良いんだけど)テイラーはシッカリ針の穴を通してきたと思います。で、次、どうする??
【5】Kellie Pickler ケリー・ピックラー - 100 Proof
アメリカン・アイドルによるトワンギーなホンキー・トンク・カントリー集!ケリーが遂に自分の声をモノにした好盤です。ソングライティングの方も6曲で参加。紹介記事ではインタビューでの彼女の素直な本音を紹介しましたが、レコード・レーベルのスタッフ共々、勇気ある決断だったと思います。キャラが結構軽いので、トラディショナルな大物感ってのが薄いのですが、メインストリーム・シーンの中で堅実に彼女の位置を確立するキッカケになったのでは、と思います。ルックスの良さは抜群だしね。
遅ればせながらの2012年ベストでしたが、いかがでしょうか。今月あたりから新作リリースのラッシュ時期に入り、大物達の期待のニュー・アルバムに胸が高鳴ります。今後も「ダイアリー的」独断でチョイスし、紹介をしていきたいと考えております。新年度もよろしくお願いいたします。
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