デビューアルバム「Thompson Square」で2011年に鮮烈なデビューを飾った夫婦デュオ、トンプソン・スクエアの2013年セカンド・アルバムです。デビュー盤は紹介し損ないましたので、遅ればせながら取り上げさせていただきます。昨年2012年のCMAアワードでは、早くもデュオ部門を獲得してしまってますしね!彼らのサウンドは、爽快なエレクトリックギターをふんだんにフィーチャーし、そこに適度なポップ味をまぶしたど真ん中のアメリカン・ロック・スタイル。もうここではカントリーらしさ云々など能書きは不要、とにかく楽しむ事です。Keifer Thompsonのシワガレ声が刺激的ですが、Shawna Thompsonが甘い歌声で包み込み洗練させています。レディ・アンテベラムのチャールズ・ケリーとヒラリー・スコットの関係のようですが、この身軽でキレのある個性って確かに今のカントリー界では唯一無二のものですね。
殆どの収録曲でKeiferとShawnaの名がソングライターにクレジットされていますが、2人によるとこの「Just Feels Good」に収録されたナンバーは”自伝的”なんだそう。だから同じ目標に向かって行動を共にするこの夫婦のメッセージが、前向きなものになるのは自然な事。リード・シングルのスロー"If I Didn't Have You"がいまひとつチャートで伸びなかったようですが、やはり彼らの持ち味はスカッと疾走するロッキン・チューン。その好例が、セカンド・シングルにもなったオープニングナンバー"Everything I Shouldn't Be Thinking About"です。イントロのギター・リックがイカしていて粋なノリを聴かせてくれます。"Here We Go Again"はより軽快なサウンドで聴かせる、これからの暑い季節にはうってつけの爽やかなアップ・テンポ曲。"Testing the Water"は、軽~いファンク・テイストを持つミディアム曲で、ソフトなラップ・ボーカルも聴かせてくれてなかなかにコクのあるナンバーです。それにしても、いずれの曲もメロディの親しみやすさは徹底してる。まさにポップ・カントリーの雛形です。
タイトル・チューンの"Just Feels Good"もファンク系のミディアム。歌詞の冒頭、Keiferが信奉するトム・ペティの名が歌われます。”土埃の立つ道をゆっくりとドライブする/誰も行かないようなところに向かっているんだ/後ろの席には俺のとるに足りない愛犬を連れてね/これって時間の無駄だし、ガソリンも無駄だよね/(コーラス)でもただ気持ちいいんだ/とにかくそうしたいんだよ/正しいと思えば正しいんだ/けして変えようとは思わないよ/だってとにかく気持ちいいんだから”彼らの人生に対するスタンスや音楽スタイルがこのメッセージに凝縮されているようです。
Shawnaは、アラバマ州Chatom育ち。そこで彼女は、アラバマやリーバ・マッキンタイアなどのカントリーをラジオで好んで聴くだけでなく、父からも数々のカントリー・ソングを学んだそう。一方のKeiferはマイアミ育ちで、マール・ハガードらのトラディショナル・カントリーからパンク・ロックやヘヴィ・メタルまで幅広く親しんでいました。曲作りを始めてからは、やはり多くのカントリー・アーティスト同様、ブルース・スプリングスティーンやトム・ペティの影響を強く受けています。トンプソン・スクエアの音楽は、このKeiferの音楽遍歴によるところ大でしょう。
2人は偶然にも同じ週にナッシュビルでの活動を開始し、その数日後にとあるシンガー・コンペで出会いました。お互い一目ぼれだったそうです。それでもしばらく2人はそれぞれソロで活動を続けていました。デュオ結成を決意したのは出会って数年後のことだったのです。2人のエッジの効いたスタイルは瞬く間に評判を取り、2010年にマイナー・レーベルStoney Creek Recordsと契約にこぎ着ける事が出来ました。そして、セカンド・シングルの"Are You Gonna Kiss Me or Not"がカントリー・シングル・チャートに1位を獲得し、ブレイクを果たしたのです。
実は最近、Keiferが喉の調子を悪くし、一時活動停止を余儀なくされた彼ら。しかし6月中旬時点でだいぶ回復しており復帰の目処が立ってきたようです。Keifer曰く、”喉のポリープは70%くらい消えていてもう手術する必要はなさそうなんだ”かつて同じ問題に苦しんだキース・アーバンやゲイリー・アランからも励ましを受けたよう。でも治療当初は2週間会話禁止という厳しい状況もありました。そんな困難な中でも夫婦はあるユニーク方法を編み出して楽しんだよう。買い物でスーパーに2人で行って別行動をする時には、口笛でお互いを呼び合ったんだとか。Keiferは振り返ります。”そうやってお互いの居場所を突き止めたんだよ”ここら、夫婦愛を大切にするカントリー・スターらしいエピソードです。
殆どの収録曲でKeiferとShawnaの名がソングライターにクレジットされていますが、2人によるとこの「Just Feels Good」に収録されたナンバーは”自伝的”なんだそう。だから同じ目標に向かって行動を共にするこの夫婦のメッセージが、前向きなものになるのは自然な事。リード・シングルのスロー"If I Didn't Have You"がいまひとつチャートで伸びなかったようですが、やはり彼らの持ち味はスカッと疾走するロッキン・チューン。その好例が、セカンド・シングルにもなったオープニングナンバー"Everything I Shouldn't Be Thinking About"です。イントロのギター・リックがイカしていて粋なノリを聴かせてくれます。"Here We Go Again"はより軽快なサウンドで聴かせる、これからの暑い季節にはうってつけの爽やかなアップ・テンポ曲。"Testing the Water"は、軽~いファンク・テイストを持つミディアム曲で、ソフトなラップ・ボーカルも聴かせてくれてなかなかにコクのあるナンバーです。それにしても、いずれの曲もメロディの親しみやすさは徹底してる。まさにポップ・カントリーの雛形です。
タイトル・チューンの"Just Feels Good"もファンク系のミディアム。歌詞の冒頭、Keiferが信奉するトム・ペティの名が歌われます。”土埃の立つ道をゆっくりとドライブする/誰も行かないようなところに向かっているんだ/後ろの席には俺のとるに足りない愛犬を連れてね/これって時間の無駄だし、ガソリンも無駄だよね/(コーラス)でもただ気持ちいいんだ/とにかくそうしたいんだよ/正しいと思えば正しいんだ/けして変えようとは思わないよ/だってとにかく気持ちいいんだから”彼らの人生に対するスタンスや音楽スタイルがこのメッセージに凝縮されているようです。
Shawnaは、アラバマ州Chatom育ち。そこで彼女は、アラバマやリーバ・マッキンタイアなどのカントリーをラジオで好んで聴くだけでなく、父からも数々のカントリー・ソングを学んだそう。一方のKeiferはマイアミ育ちで、マール・ハガードらのトラディショナル・カントリーからパンク・ロックやヘヴィ・メタルまで幅広く親しんでいました。曲作りを始めてからは、やはり多くのカントリー・アーティスト同様、ブルース・スプリングスティーンやトム・ペティの影響を強く受けています。トンプソン・スクエアの音楽は、このKeiferの音楽遍歴によるところ大でしょう。
2人は偶然にも同じ週にナッシュビルでの活動を開始し、その数日後にとあるシンガー・コンペで出会いました。お互い一目ぼれだったそうです。それでもしばらく2人はそれぞれソロで活動を続けていました。デュオ結成を決意したのは出会って数年後のことだったのです。2人のエッジの効いたスタイルは瞬く間に評判を取り、2010年にマイナー・レーベルStoney Creek Recordsと契約にこぎ着ける事が出来ました。そして、セカンド・シングルの"Are You Gonna Kiss Me or Not"がカントリー・シングル・チャートに1位を獲得し、ブレイクを果たしたのです。
実は最近、Keiferが喉の調子を悪くし、一時活動停止を余儀なくされた彼ら。しかし6月中旬時点でだいぶ回復しており復帰の目処が立ってきたようです。Keifer曰く、”喉のポリープは70%くらい消えていてもう手術する必要はなさそうなんだ”かつて同じ問題に苦しんだキース・アーバンやゲイリー・アランからも励ましを受けたよう。でも治療当初は2週間会話禁止という厳しい状況もありました。そんな困難な中でも夫婦はあるユニーク方法を編み出して楽しんだよう。買い物でスーパーに2人で行って別行動をする時には、口笛でお互いを呼び合ったんだとか。Keiferは振り返ります。”そうやってお互いの居場所を突き止めたんだよ”ここら、夫婦愛を大切にするカントリー・スターらしいエピソードです。
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