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日本国内盤がリリースされている貴重なカントリー・グループ3人組ラスカル・フラッツ(Rascal Flatts)。CMA Awardでは、Vocal Group部門だけでなく、Entertainer部門でもノミネート。今年こそEntertainerでWinnerを!とでも言わんばかりに、Kenny Chesneyに続いてこの時期に新作をぶつけて来ました。前々作「Feels Like Today」、前作「Me and My Gang」ともにカントリー・チャートのみならずポップ・チャートでも1位を獲得、「Me and My Gang」に到っては2006年最も売れたアルバムだったそう。そしてこの「Still Feels Good」も当然のようにカントリーとポップ両方で初登場No.1を獲得。2000年に出てきた時は、そこまで行く人たちとは思わなかったです。凄い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/50/ea49ce9efca41dd8d93dbdb22eec9fe7.jpg)
この新作、一聴して手堅いポップ・ロック集です。タイトル曲"Still Feels Good"は、まさにメインストリームのアメリカン・ハード・サウンドで実に快調。そして、要所要所で確認できるカントリー楽器の音が、この作品がカントリー・フィールドからの音楽である事をささやかに主張するのです。バラードでは、"She Goes All the Way"でR&Bスターで俳優、最近来日もしたJamie Foxxとのデュエットを聴かせてくれていますが、売れっ子R&Bシンガーが自然に馴染んでしまう曲調にこのアルバムの作風がよくあらわれています。Flattsのサウンドをオールド・ロックにこじつけてしまえば、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder。いや、もう少し最近の、Glenn JonesやAlexander O'Nealを挙げた方が良いかな・・・)をリード・ボーカルに迎えたジャーニー(Journey)ってな感じ?これも伝統的に貪欲な吸収力を持つカントリー・ミュージックの一つのスタイルなのです。やはり今のアメリカのマジョリティって、この感じの音が好きなんでしょうね。アリーナで、ハードなギターをバックにしたワイルドなスロー・バラードを聴きながら、こぶし振り上げて声援を送る。想像するだけで楽しいではありませんか!そして、一見パッとしない(失礼!)隣の兄貴風のキャラが、今のアメリカでハマッテルのだと思います(そして、お姉ちゃんとしてハマッたのがCarrie Underwood嬢)。しかし一番大切なのは、その兄貴達はしっかりソウルフルで力強く、そして優しみを含んだメロディアスな歌が歌える人たちなのであり、そこがカントリー界のみならず、アメリカ音楽界で唯一無二の存在たらしめている源泉なのでしょう。その中でも"Winner at a Losing Game"や"It's Not Supposed to Go Like That"のような、泣きのメロディが切々と歌い上げられるカントリー・バラードがさり気なく配されているところに、彼らの歌心やカントリー・ルーツを見たいです。ただ、今の私が積極的に求める音ではないかなぁ・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/01/fb98dc48cb782d93244e58a182ef6264.jpg)
Jamie Foxx Glenn Jones Alexander O'Neal
Gary LeVox (1970年生まれ)、Jay DeMarcus (1971年生まれ)Joe Don Rooney (1975年生まれ)の3人組。オハイオ州Columbus出身のDeMarcusが音楽で身を立てようとしてナッシュビルに来たのが1992年。1997年には従兄弟のLeVoxを呼び寄せ活動を続けました。また、DeMarcusは、Chely Wrightのバンドで仕事をしていた時に、オクラホマ州Picher出身のRooneyと出会います。DeMarcusとLeVoxのある日のライブで、たまたまバンドのギタリストが参加できなくなり、急遽Rooneyを呼び寄せた事が、Racal Flatts誕生に繋がりました。そして、ディズニーのレコード・レーベルLyric Streetからデビュー。その頃からトラディショナル派からの非難を浴びる事になりますが、それをものともせずデビュー・アルバムはプラチナ・レコードに。2002年にCMA AwardでHorizon Awardを獲得後。2003年以降はVocal Group of the Yearを4年連続獲得。攻めの音作りをしろ、ってのは無理な話ですね。2005年に"Bless the Broken Road"で曲としてGrammyも獲得しています。
MySpaceサイト → http://www.myspace.com/rascalflatts
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この新作、一聴して手堅いポップ・ロック集です。タイトル曲"Still Feels Good"は、まさにメインストリームのアメリカン・ハード・サウンドで実に快調。そして、要所要所で確認できるカントリー楽器の音が、この作品がカントリー・フィールドからの音楽である事をささやかに主張するのです。バラードでは、"She Goes All the Way"でR&Bスターで俳優、最近来日もしたJamie Foxxとのデュエットを聴かせてくれていますが、売れっ子R&Bシンガーが自然に馴染んでしまう曲調にこのアルバムの作風がよくあらわれています。Flattsのサウンドをオールド・ロックにこじつけてしまえば、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder。いや、もう少し最近の、Glenn JonesやAlexander O'Nealを挙げた方が良いかな・・・)をリード・ボーカルに迎えたジャーニー(Journey)ってな感じ?これも伝統的に貪欲な吸収力を持つカントリー・ミュージックの一つのスタイルなのです。やはり今のアメリカのマジョリティって、この感じの音が好きなんでしょうね。アリーナで、ハードなギターをバックにしたワイルドなスロー・バラードを聴きながら、こぶし振り上げて声援を送る。想像するだけで楽しいではありませんか!そして、一見パッとしない(失礼!)隣の兄貴風のキャラが、今のアメリカでハマッテルのだと思います(そして、お姉ちゃんとしてハマッたのがCarrie Underwood嬢)。しかし一番大切なのは、その兄貴達はしっかりソウルフルで力強く、そして優しみを含んだメロディアスな歌が歌える人たちなのであり、そこがカントリー界のみならず、アメリカ音楽界で唯一無二の存在たらしめている源泉なのでしょう。その中でも"Winner at a Losing Game"や"It's Not Supposed to Go Like That"のような、泣きのメロディが切々と歌い上げられるカントリー・バラードがさり気なく配されているところに、彼らの歌心やカントリー・ルーツを見たいです。ただ、今の私が積極的に求める音ではないかなぁ・・・
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Jamie Foxx Glenn Jones Alexander O'Neal
Gary LeVox (1970年生まれ)、Jay DeMarcus (1971年生まれ)Joe Don Rooney (1975年生まれ)の3人組。オハイオ州Columbus出身のDeMarcusが音楽で身を立てようとしてナッシュビルに来たのが1992年。1997年には従兄弟のLeVoxを呼び寄せ活動を続けました。また、DeMarcusは、Chely Wrightのバンドで仕事をしていた時に、オクラホマ州Picher出身のRooneyと出会います。DeMarcusとLeVoxのある日のライブで、たまたまバンドのギタリストが参加できなくなり、急遽Rooneyを呼び寄せた事が、Racal Flatts誕生に繋がりました。そして、ディズニーのレコード・レーベルLyric Streetからデビュー。その頃からトラディショナル派からの非難を浴びる事になりますが、それをものともせずデビュー・アルバムはプラチナ・レコードに。2002年にCMA AwardでHorizon Awardを獲得後。2003年以降はVocal Group of the Yearを4年連続獲得。攻めの音作りをしろ、ってのは無理な話ですね。2005年に"Bless the Broken Road"で曲としてGrammyも獲得しています。
MySpaceサイト → http://www.myspace.com/rascalflatts
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Amazonで輸入盤を1500円前後で出していたので購入申し込みました。10代から30代の世代に特に人気とかいうことでしたが、40代にはどう響くのか、楽しみです。わはは
ラスカル・フラッツは、我が国でも結構ポップスファンには知られていますね。「Cars」のサントラでフィーチャーされてたんでしたっけ。毎年NHK-FMの「カントリー三昧」でパーソナリティを務められているルーシー・ケントさんも彼らが好きだそうで、別のご自身の番組でも取り上げているそうです。