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今や押しも押されもせぬカントリー・ミュージック界を代表するエンターテイナーKenny Chesny(ケニー・チェズニー)。今年のCMA Awardでも、4部門でノミネート。その本戦前のいいタイミングで新作がリリースされました。ビルボード・カントリー・チャートでは、初登場で軽く1位獲得!その人気共々、内容・クォリティも実に安定したアルバムです。
彼の魅力は、聴いたとたん聴き手をとりこにしていまう、本当にきれいでのびやかなテナー・ボーカル。このアルバムでもその声を生かしたシングル曲"Don't Blink"のようなスロー、バラード群がたっぷり。その音は、かつて一世を風靡したJourneyやToToなどの王道アメリカン・ハード・サウンドを絶妙にカントリー・ミュージックに取り込んだ、スケールの大きなバラードです。けして聴き手を裏切らない、Kennyのキャラクター共々親しみやすい定番のサウンド(と同時に、時に没個性的でウルサ方にはウケが悪いサウンド)なのです。そしてそれらに加えて、クリエイティブで個性豊かなリズム・ナンバーが幾つか用意されています。そのハイライトは、何といってもGeorge Straitとのデュエット"Shiftwork"。テキサス風の乾いたギターとカリビアン・スティール・ドラム(これもKennyらしい)のミックスによる、ユーモアにあふれたミディアムの労働者賛歌です。カントリー・ファンの中で相当数を占めるのだろう、3シフトのきつい労働に従事している人たちへのKennyからの心遣い。"Got a Littel Crazy"は、ホーンセクション(イイなぁ!)が大々的にフィーチャされたダウン・ホームなマイアミ・ソウル風ナンバー、実にゴージャスな雰囲気で耳を引きます。ビッグなゲスト参加で注目なのは、イーグルス(Eagels)のJoe Walshがハード・エッジなギターで参加した"Widl Ride"。Dwight Yoakam作品のハード・ロック・カバーです。Led Zepplin(再結成ライブするみたいですね)時代のJimmy Pageにも影響を与えたという凄腕Joeのテクニックとファンキーなセンスは、ココでも全開。アルバムに色を添えています。また、アルバムのスターター"Never Wanted Nothing More"は、ミディアムのブルーグラスにロックのリズムセクションをドッキングさせた、なかなかに興味深い曲です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/36/ab476f49cfd1d69033e1d564adbce760.jpg)
1968年、テネシー州は Knoxville生まれ。大学時代、周りはブルースやロック、フォーク好きばかりで、George JonesやHank Jr.をやるのは彼くらいだったそう。学生時代に自主制作CDを製作(そのバンド・メンバーが今のAlison KraussのUnion Stationにいます。つまりKennyはブルーグラス出身。お前もか!)するなどし、卒業後1991年にナッシュビルに。そして1994年にようやく、当時カントリーを始めたばかりのCapricorn Recordsからデビュー。残念ながらヒットはしませんでしたが、彼自身のペンによる"The Tin Man" が業界で話題になり、結局BNAに、デビュー・アルバムのマスター共々引き抜かれる事に。BNAからデビューしてからは着実にセールスを伸ばしていき、1999年の「Everywhere We Go」で大ブレイク。"How Forever Feels"や"She Thinks My Tractor's Sexy"などのシングルヒットのおかげで、ダブル・プラチナムを獲得したのです(当時、DirecTVで見ることが出来たCMTでよくビデオが流れていました)。 その後の活躍は飛ぶ鳥を落とす勢い。CMA AwardのEntertainer of the yearを2004年と2006年の2回も受賞してしまうまでに登りつめたのです。また、これまでの生涯セールスは2500万枚に達しています。凄い。
KennyのMySpaceサイト → http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=3304379
彼の魅力は、聴いたとたん聴き手をとりこにしていまう、本当にきれいでのびやかなテナー・ボーカル。このアルバムでもその声を生かしたシングル曲"Don't Blink"のようなスロー、バラード群がたっぷり。その音は、かつて一世を風靡したJourneyやToToなどの王道アメリカン・ハード・サウンドを絶妙にカントリー・ミュージックに取り込んだ、スケールの大きなバラードです。けして聴き手を裏切らない、Kennyのキャラクター共々親しみやすい定番のサウンド(と同時に、時に没個性的でウルサ方にはウケが悪いサウンド)なのです。そしてそれらに加えて、クリエイティブで個性豊かなリズム・ナンバーが幾つか用意されています。そのハイライトは、何といってもGeorge Straitとのデュエット"Shiftwork"。テキサス風の乾いたギターとカリビアン・スティール・ドラム(これもKennyらしい)のミックスによる、ユーモアにあふれたミディアムの労働者賛歌です。カントリー・ファンの中で相当数を占めるのだろう、3シフトのきつい労働に従事している人たちへのKennyからの心遣い。"Got a Littel Crazy"は、ホーンセクション(イイなぁ!)が大々的にフィーチャされたダウン・ホームなマイアミ・ソウル風ナンバー、実にゴージャスな雰囲気で耳を引きます。ビッグなゲスト参加で注目なのは、イーグルス(Eagels)のJoe Walshがハード・エッジなギターで参加した"Widl Ride"。Dwight Yoakam作品のハード・ロック・カバーです。Led Zepplin(再結成ライブするみたいですね)時代のJimmy Pageにも影響を与えたという凄腕Joeのテクニックとファンキーなセンスは、ココでも全開。アルバムに色を添えています。また、アルバムのスターター"Never Wanted Nothing More"は、ミディアムのブルーグラスにロックのリズムセクションをドッキングさせた、なかなかに興味深い曲です。
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1968年、テネシー州は Knoxville生まれ。大学時代、周りはブルースやロック、フォーク好きばかりで、George JonesやHank Jr.をやるのは彼くらいだったそう。学生時代に自主制作CDを製作(そのバンド・メンバーが今のAlison KraussのUnion Stationにいます。つまりKennyはブルーグラス出身。お前もか!)するなどし、卒業後1991年にナッシュビルに。そして1994年にようやく、当時カントリーを始めたばかりのCapricorn Recordsからデビュー。残念ながらヒットはしませんでしたが、彼自身のペンによる"The Tin Man" が業界で話題になり、結局BNAに、デビュー・アルバムのマスター共々引き抜かれる事に。BNAからデビューしてからは着実にセールスを伸ばしていき、1999年の「Everywhere We Go」で大ブレイク。"How Forever Feels"や"She Thinks My Tractor's Sexy"などのシングルヒットのおかげで、ダブル・プラチナムを獲得したのです(当時、DirecTVで見ることが出来たCMTでよくビデオが流れていました)。 その後の活躍は飛ぶ鳥を落とす勢い。CMA AwardのEntertainer of the yearを2004年と2006年の2回も受賞してしまうまでに登りつめたのです。また、これまでの生涯セールスは2500万枚に達しています。凄い。
KennyのMySpaceサイト → http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=3304379
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