![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/f4/1df6a8aea273e6d56660ae810b1132b7.jpg)
2007年のCMA アワードのおけるアルバム部門や、今度の第50回グラミー賞でもマルチ(Vocal、Song、Album)にノミネートされているDierks Bentley(ディエクス・ベントリー)の3枚目、その人気を確固なものとした2006年リリースのアルバムです。ブルーグラスのスパイスもふんだんに効かせた骨太なロッキン・カントリー・サウンドと、艶のある男気に溢れたアーシーな歌声は、キレを身上とするKeith Urban(キース・アーバン)とは絶妙な個性の違いを主張します。ヘア・スタイルも、パーマ~ショート・ヘアと、Keithと差別化してるような・・・セカンド・アルバム「Modern Day Drifter」からのブレイク曲"Lot of Leavin' Left to Do"にはハマってしまった記憶があります。軽快ながらも腰のあるリズムセクションをボトムとして、バンジョーとソリッドで幾分ブルージーなエレクトリック・ギターでサウンド・イメージを作り、彼の勢いのあるボーカルがドライブしていました。そしてエンディングのペダル・スティールとエレキ・ギターのインプロヴィゼイションの交換(これぞカントリー!)がカッコ良すぎでタマランかったです。個人的にはKeith UrbanよりDierksの声が好みかな。
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リードシングル"Every Mile a Memory"でイントロから爪弾かれるダウンホーム(でキャッチー)なフレーズがまずカッコイイ。そしてクリアで華やかなアメリカン・ロック・ギターとコクのあるミディアムのリズムと共に、クールで力のあるあの”声”が迫ってきます。掴みはOK!でカントリー1位を見事獲得。続く、"Can't Live It Down"や、コチラもシングル1位になった"Free and Easy (Down the Road I Go)"あたりがDierksらしさ満開のアップテンポ・ナンバーです。マンドリンやバンジョーが惜しげもなくフィーチャーされたサウンドは実に颯爽として心地よく、弾力あるリズム・セクションとの組み合わせは相変わらず見事。"Lot of Leavin' Left to Do"と比べると、気持ち音が丸くなったかな~とも感じますけど、ここら王道ヒットを確実にするための策でしょう。見事グラミーにノミネートされて、その甲斐はあったのですから、ここは良かったというべき。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/20/24606008dc9254d479911176c33cac20.jpg)
そのグラミーで、アルバム部門だけでなく曲としてもノミネートされているのがタイトル・チューン"Long Trip Alone"。結構、感傷的でメロウな展開を見せる曲調ですけれども、彼の歌声が魂と気骨に溢れているので甘さに走る事なく、人生の孤独の宿命をスピリチュアルに歌い上げます。スピリチュアルといえば、浮遊感のあるエレクトリック・ギターのフレーズが良い、軽やかなミディアム"The Heaven I'm Headed To"では”皆、天国はごく僅かな恵まれた人たちだけの物だと言うけれど、僕の読んでいる本によるとたくさんの場所があるみたいだよ。僕の目指している天国には、説教師、盗人や売春婦、聖人そして兵士、貧乏人、王様や背教者の為の場所があるんだ”とちょっと牧師っぽく説いたりもします。ここら、トルバドール(吟遊詩人)とも形容される彼の面目躍如といえるでしょう。
そしてラスト"Prodigal Son's Prayer"は、ど真ん中のブルーグラス。そしてなんと!2006年にカントリー・ゴールドで熊本に来たGrascals(グラスカルズ)がフィーチャーされています。最後にポロっとこんな曲をやられると、彼のルーツ音楽に対する愛情が感じられて、聴いてるほうも心が和みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/dd/26370a5092c6dc3708f8d45b936692bc.jpg)
(プロフィール) アリゾナ州Phoenixで育った彼は、George StraitやHank Williamsなどのクラシック・レジェンドと共に、彼の父親の歌声を聴いて育ちました。13歳でエレキ・ギターを弾き始め、最初はロックをやっていたものの、彼の友人によるHank Williams Jr.の"Man to Man"のプレイを聴いて、彼もカントリーを演るように。19歳でナッシュビルに来ますがなかなか認めてもらえず失望。挙句の果てに、ブルーグラスのライブハウスとして有名なStation Innに転がり込みます。そこでブルーブラスはもちろん、音楽について深く学び自身のカントリー・ミュージックに取り入れていくのです。ナッシュビルのTV局TNN(The Nashville Network)で、古いカントリー・ミュージシャンのビデオを探す仕事をしていた事も功を奏したようです。その成果を生かして、様々な場所に乗り込んでプレイ、結局2003年のCapitol Nashvilleからのデビューにこぎ付けました。真のブレイクは、2005年のセカンド・アルバム「Modern Day Drifter」からの"Lot of Leavin' Left to Do"のヒット。その年のCMA アワードでHorizon Awardを獲得するのです。
●DierksのMySpaceページはコチラです●
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リードシングル"Every Mile a Memory"でイントロから爪弾かれるダウンホーム(でキャッチー)なフレーズがまずカッコイイ。そしてクリアで華やかなアメリカン・ロック・ギターとコクのあるミディアムのリズムと共に、クールで力のあるあの”声”が迫ってきます。掴みはOK!でカントリー1位を見事獲得。続く、"Can't Live It Down"や、コチラもシングル1位になった"Free and Easy (Down the Road I Go)"あたりがDierksらしさ満開のアップテンポ・ナンバーです。マンドリンやバンジョーが惜しげもなくフィーチャーされたサウンドは実に颯爽として心地よく、弾力あるリズム・セクションとの組み合わせは相変わらず見事。"Lot of Leavin' Left to Do"と比べると、気持ち音が丸くなったかな~とも感じますけど、ここら王道ヒットを確実にするための策でしょう。見事グラミーにノミネートされて、その甲斐はあったのですから、ここは良かったというべき。
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そのグラミーで、アルバム部門だけでなく曲としてもノミネートされているのがタイトル・チューン"Long Trip Alone"。結構、感傷的でメロウな展開を見せる曲調ですけれども、彼の歌声が魂と気骨に溢れているので甘さに走る事なく、人生の孤独の宿命をスピリチュアルに歌い上げます。スピリチュアルといえば、浮遊感のあるエレクトリック・ギターのフレーズが良い、軽やかなミディアム"The Heaven I'm Headed To"では”皆、天国はごく僅かな恵まれた人たちだけの物だと言うけれど、僕の読んでいる本によるとたくさんの場所があるみたいだよ。僕の目指している天国には、説教師、盗人や売春婦、聖人そして兵士、貧乏人、王様や背教者の為の場所があるんだ”とちょっと牧師っぽく説いたりもします。ここら、トルバドール(吟遊詩人)とも形容される彼の面目躍如といえるでしょう。
そしてラスト"Prodigal Son's Prayer"は、ど真ん中のブルーグラス。そしてなんと!2006年にカントリー・ゴールドで熊本に来たGrascals(グラスカルズ)がフィーチャーされています。最後にポロっとこんな曲をやられると、彼のルーツ音楽に対する愛情が感じられて、聴いてるほうも心が和みます。
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(プロフィール) アリゾナ州Phoenixで育った彼は、George StraitやHank Williamsなどのクラシック・レジェンドと共に、彼の父親の歌声を聴いて育ちました。13歳でエレキ・ギターを弾き始め、最初はロックをやっていたものの、彼の友人によるHank Williams Jr.の"Man to Man"のプレイを聴いて、彼もカントリーを演るように。19歳でナッシュビルに来ますがなかなか認めてもらえず失望。挙句の果てに、ブルーグラスのライブハウスとして有名なStation Innに転がり込みます。そこでブルーブラスはもちろん、音楽について深く学び自身のカントリー・ミュージックに取り入れていくのです。ナッシュビルのTV局TNN(The Nashville Network)で、古いカントリー・ミュージシャンのビデオを探す仕事をしていた事も功を奏したようです。その成果を生かして、様々な場所に乗り込んでプレイ、結局2003年のCapitol Nashvilleからのデビューにこぎ付けました。真のブレイクは、2005年のセカンド・アルバム「Modern Day Drifter」からの"Lot of Leavin' Left to Do"のヒット。その年のCMA アワードでHorizon Awardを獲得するのです。
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The・Heaven・Im・Headed・Toの歌詞には人に対する優しさが滲みでてますね。やはり、苦労人だからでしょうか。では私からお礼にAnne・Murrayのディエット集、Friends&Legedsはいかがでしょうか。カントリー畑からは、Bigbird様お気に入りのマルチナをはじめ、エミルー、さらに、セリーヌ・ディユオン、ケルテック・ウーマン・サラ・ブライトマン、キャロル・キングなど、さまざまなジャンルのシンガーが参加しています。
Anne Murrayのご紹介、有難うございます。Martinaは堂々オープニングで歌っていますね。"Danny's Song"といえばLoggins & Messinaの、そして80年代にソロでも活躍したケニー・ロギンスのペンによる曲です。いいバージョンを聴かせていただきました。
最近、カントリー・ミュージックを紹介するブログを立ち上げました。
⇒http://fanblogs.jp/cmt11/
カントリーについてブログで紹介しているところを探していたらこのサイトにたどり着きました。
私もカントリーの大ファンなのでこれから色々とお話できればと思っておジャマしました。
良かったら相互リンクお願いします!
了解をいたしました。コンテンポラリー系がお好きなようですね。更新頑張ってください。
今後ともよろしくお願いいたします。
ご訪問有難うございます。
日本盤CDが出れば、プロによる日本語対訳が期待できるんですけれどもねぇ。でもDierksファン(私も)には今年はいい年になりそう・・・・
2番の歌詞では、「僕は誰が行って誰が行かないかを言えるような立場じゃないよ。狭い道をつまづきながら進む大勢の中の一人さ。この人生には愛すべき物が沢山あるし、全ての人に幸せがあると信じてるよ」との内容が続いていますね。
ダークスに限らず、カントリー・シンガーは時折スピリチュアルな歌を歌います。この辺については、また近々取り上げたいな、と思ってます。
これからも宜しくお願いいたします。
若手ファンは有望です。ガツガツ聴いてください。カントリー・ゴールドに来られる人は、遠方からの人も多いみたいですよ。バス・ツアーも出てるみたいです。
これからもよろしくお願いします。