松尾清晴オートバイ夢ひとり旅・世界走行中・5年10ヶ月・102ヶ国(訪問111カ国)・28万km走破・総集編

2000年10月~2008年11月まで5年10ヶ月・102カ国(訪問111カ国)1500ccで28万km走破

第7次・70才・オートバイひとり旅・アラビア半島・中東・ロシア・東欧・スイス・ 9月29~10月2日 

2014年10月04日 | 赤道直下と陸路国境148か所
アイガーには魅力がある・・うつくしいマッターホルンのスマートの山よりスケールがでかい・・自分はアイ
ガーの方がいい。













2014年10月2日木曜   朝から青空はれ         はれ
きょうは朝から・・窓から見える・・アイガーが姿を見せている・・いい天気だ。きょうの登山客はついて
いるなー。泊っているホテルの前は登山電車の乗り場・・観光客バスで朝早くから駈けつけている。

ヨーロッパの人たちの他、断然多いのは中国・コウリャンの顔らしい人を多く見かける・・日本人は街の中
でチラッと見るぐらいで・・少ないな・・。スーパーでは地元の人が朝早くから・・買い物に来ていた。

ここに住んでる人たちはもともと農業・酪農・・農家の住まいだったのだろうと思う。放牧されている牛に
は首輪につけられている鈴じゃなくて・・牛には邪魔になるような鐘ベルを「コロン・コロン」と鳴らして
いる。

風もなく天気が良すぎる・・アイガーには前回登ったので今回は登らないで下から見ることにしていた。ア
イガーの岩をくりぬいてトンネルを作り頂上近くまで行ける電車がある。

終点まで行くとアイガー氷河を見ることもできる。きょうはその手前、途中まで登山電車で登ってみた。往
復買っていたチケット・・いい天気なので歩いて下りてみよう。払い戻したお金でビールを飲む。

片道を払い戻して片道2~3時間かかるらしい登山道を歩いてくだることにした。景色は雄大で、眺めもい
い・・急な下り坂が続く・・途中からふくらはぎが痛くなるし・・膝もがくがく。

3時間かかって5時にようやくどうにかホテルにたどり着いた。あしたあさって足の痛さが出るだろうなー。








2014年10月1日水曜     くもり       くもり
オイル交換するため近くにオートバイ屋はないかと・・レセプションの女性に聞いてみた・・ネットで調べて
くれた・・ここから降りて行って湖のインターラーケンの街・にある。

15キロ・・そのオートバイ屋についたら・・2週間修理が入っている。その先20キロもオートバイ屋を教
えてもらう・・。ホテルに戻ってもいいけど・・行ってみるか・・。

そのオートバイアについたbernとゆう町・・いま予約がある・・すぐには出来ない。その先までマイカーで連
れて行ってもらった・・途中ハーレーのお店に寄ったがダメだったが・・ここでは「OK」だった。

オイル交換とオイルフェイルタ―の交換してもらったが・・フロントのブレーキから・・オイルが漏れている
・・これも「交換しなければならない」・・部品を取り寄せて・・来週水曜日になると・・仕方がない。

それまで,いま泊っているホテルにとどまるしかない・・。オートバイ屋からホテルまで50キロの距離だっ
た・・・近くのスーパーでビールを買ってホテルに戻る.部屋の泊り客はなく・・相変わらずひとりだ・・
気楽に過ごせる。





10月15日を持って・・旅はやめようと・・決断。
9月30日火曜    くもり    
霧が出ている・・洗たくをすませて・・8時半過ぎ散歩・・アイガーの頂上・・。まわりの山の景色・・雲に
隠されている。

これまでは「泊って」「呑んで喰って」「ガソリン代」入れて1日5000円・1カ月15万の年金でどうに
か旅はつづけられた。

実は・・ヨーロッパに入って・宿代がべらぼうに高く一泊1万円近い・・ガソリン代7500円、食費を入れ
ると1日2万円近くになってきた・・・。

先月分20万円・今月分30万円の請求になっている・・これじゃダメだな・・予算的にもう限界だなー10
月15日・71歳を持って旅をやめようとスイスに入る前に決断した。

どこかの港から日本に送ろうかと考えていたやさき、銀行残高を確認したら金額が増えている・・長女から資
金援助として振り込まれていた。

イヤー申し訳ない気持ち。よし・・あと少しだから走れるところまで走ろうと考えが今は変わった。朝から・
・まわりの山は雲でおおいかくされている・・

それでも泊っていた観光客は山登りの支度で上がっていった・・ついていない人たちだ・・登ってもなにも見
えないだろうに・・きのうはいい天気だったのに。

午後になると雨になった、温度はそんなに下がらず寒さは感じない。4人ベッドで今のところひとりだけ・・
気楽にネットもできるし・・ゆっくり休める気持ちになっている。マーケットがちょっと遠くて不便だ。





9月29日月曜     くもり霧      はれ
村のホテルまで・・横山さん夫婦が見送りに来てくれた。9時すぎにスイス・グランデルワルド・・アイガー
のふもとの街まで約200キロ・・。

ハイウェイに乗るまで霧だったがトンネルを過ぎたら晴れてきた・・真っ青の空、うれしい・給油所で上着も
かっぱズボンも脱いで走る、気持ちがいい。

こんなにトンネルがあったかなー・・次から次とトンネルが出てくる・・前回は湖を西の方から走ってきた・
・いまは東から湖を走っているようだ・・

インターラーケンから山に入る・・・高いところから滝が落ちている場所についた・・うん違うな。オートバ
イを止め地元の青年にアドレスを見せる。

4,5キロバックして「右に入れ」教えてもらった。何回も走ったことのある見慣れた場所に来た・・。そう
かここから左に入るのだったのか・・。細い道を上がっていく。街の中心は工事中で様子が変わっている。

見覚えのあるスーパーを通りこして・・登って行く・・こっちの方ではないな・・。地元の女性にホテルを聞
く・・こっちじゃなくて・・4キロぐらい戻って・・ロータリーから左へと教えてくれた。

書いてくれた地図に丸のロータリーが二つある・・「ロータリー二つもあるの」と聞き返したら・・「すみま
せん・わかりません」と歩きだした。

日本的には折角教えているのに疑っている・・とみられたのだろう。それ以上「口」を聴かなくなった。

街に戻ってスポーツ店で再び聴く・・地図を書いてくれた・・わかりやすい地図だった。ホテルについたのが
14時・・。

ゲストハウス受付は16時から・・朝から水だけできたので・・気持ちがいい晴れわたる青空の下でホテルの
中庭で腹ごしらえ・・ビールがうまい。アイガーは目の前のそびえている・・まわりはでっかい山ばかり・・

それに登山電車の発着所・・電車がつくたびに観光客が歩いてくる。受付を終わり部屋に入る・部屋からも寝
ながらアイガーが望める。オートバイであしたの食材をマーケットまで買いに走る・・。

街の中心ホテルの前・・レストランの前にはガーデンテラスで・ビール・ワインを飲みながら目の前のアイガ
ーや周りの山々を眺めながら・・くつろぐ観光客でいっぱい。