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イラン国境から中国国境までのパキスタンの地図
2003年10月22日水曜 はれ はれ
クエッタ―の五つ星ホテルでくつろぐ・・フロントに両替に行った。カウンターに
いた男に頼んだ。何回も札束を数え直している。一回・・3回・4回・・まったく
信用しているので何とも思わなかった。部屋に戻って計算してみるとどうもたらな
いようだ。
なぜ何回も見ている前で数え直していたのか疑うが・・。しかしパキスタン通貨を
まだ充分に把握してなかったのでフロントに戻って文句も言えなかった。人をだま
しやがってと・・イヤな思いが残った。
五つ星ホテルをいいことにこんなごまかし方もあり得ることを知る。きのう「突飛」
で転んだとき痛めたのか左足膝の内側が「あざ」になっている。歩くときビリーっ
ビリーっと痛みが走る。メンソレタムをぬってきょうは静かにしておこう。
ホテルの玄関前駐車場には満杯の状態で停めてある。兵士のジープもある。
「ソーリ」「マイ、オートバイ」「ラワルビンディ」に行く・・その兵士に走る
ルートについて聞いたみた。
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クエッターを出て狭い道にわら屋根の茶店を構えた店・・めずらしかったので行きすぎたあと・・
歩いて戻って写真を撮らせてもらった
地図を見せて・・南の道はあぶない・・北に上がってスライマン山脈を越えて
いくように教えてくれた。夜は走ってはダメとも話す。昼ステーキ7$=800円
ビール、夜もステーキ・ビール。ビールは味がいい一日中ホテルで過ごす。テレビ、
デスカバリ―チャンネルに似た番組を見る。
10月23日木曜12時22℃
日陰にいると涼しいぐらい3時過ぎに暖かくなる昨夜から考えていたオートバイ
のフェンダー修理。市内を走って修理屋を探すホテルで書いてくれた地図の場所は
わからず交差点に立っていたおまわりさんに聞いた。
その場所はすぐ近くだった。10時に修理屋に入って①うしろのライトが割れて
いる②応急処置で走ってきたうしろボックスの軸を直す③突飛で転んだ時曲がった
サブ前照灯を直す以上三点。
ボックスの軸の直しには「銅線」を軸に合わせた形に沿ってガスバーナーで熱して
プラスチックに埋め込んでいく。残り2カ所同じ方法で元の形に直してくれた。
「ふーん」こんなやり方もあるんだ。フェインダー―も鉄板をあててビスを打ちこむ。
前照灯もコロッととれていたがあっとゆう間に溶接して直した。溶接のため取り外した
「風防を取り付けておしまい。14時頃だった。これでしばらくはボックスの軸につい
て気を使うことはないだろう・・。
だけど用心のため今まで通り「布ひも」「ゴムヒモ」で縛りつけボックスが下がって
来てうしろのウインカーにあたるを避けたいのだ。修理代約8$(1000円)と安
かった。
銀行でシティバンクカード使えず・・どうしたのだろう。マスターカードを使って金
を下ろす。2000ルピー。ホテルに戻ってからあした走るルートについて道路の状態、
ホテルのある町、などこまかいことをホテルに常駐している兵士に聞いた。
朝早く出発して夜は絶対に走らないこと。あしたは4時間走ってホテルに入るように
注意される。ありがとうございました。膝の痛みは強くならず安心。
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ガソリンスタンドについた、オーナーが泊まって行けと話す・・この先のことを考えてお昼ごろと早かったが
きょうはここに泊ることにした。寝ていたのは旅人かと思ったがガードマンだった。オーナーと一緒。
肩に抱えているのはライフル銃
10月24日金曜 朝17℃ 22℃ 昼30℃
クエッタ―の五つ星ホテル「セリナ」7時40分出る。不安の気持ちの中に最初は北に
向かい東に走るのだが・・。郊外に出るまでがわかりにくい。きのう細かく兵隊さんに
聞いていたので少しは安心だ。本線に乗ったようだ・・よし、北へ北へ走っていく。
教えてもらった別れ道から右の道に入る。ここから東に走るのだ・・・おそらくこの道
で大丈夫だろう。狭い道になってきた、家は見えなくなってさびしい山道に入っていく。
休憩所みたいなワラで編んだ長椅子が家の前に並んでいる。うん、オートバイを停めて
歩きで戻って写真だけ撮らせてもらう。すみませんでした。狭い舗装道を走り続けて本
線みたいな少し大きい道に出た。
ここまではのどかな山道でほんわかした雰囲気の村を通ってきた。200キロを5時間
かかっている。ローラライまで7キロとゆうガス・スタンドに着いた。ここは普通のス
タンドになっていて機械で給油する。
給油を終わったころオーナーがかえってきた「お茶でも飲め」みたいなことをゆう。
「ジャパンから来た」「ホテル?」わたしの家に「泊まって」いけばいい「エエ」
「ノーマネー」でいいと言う。「ゲスト」だからお金はいあらないと言う。
この先走ってホテルがあるかどうかわからないし暗くなるかもしれない。兵隊さんの
言ったことを守ろう。時間はだいぶ早いがよし今日はここに泊まることにする。
13時を過ぎている
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民家もない山道を走る・・前方にはテーブルマウンテン
時間もあるしゆっくり出来そうだ。とりあえずオイル交換することにした。トラックが
入るたびにほこりが舞い上がりオイルに入らないかと気になる。さっそくオーナーの自
宅に入れさせてもらう。
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旅人と思っていたが違った・・起きてきたときライフルを抱えていたのでびっくり。昼間寝てよる警備に当たる
ガードマンだった。
「うん?」「寝ている」人もいてふとんもある「旅人か」。大丈夫かいなこの男。まぁ
いいか・・荷物を運びこんだ。部屋は15畳ぐらいあるじゅうたんを敷いただけ。トイレは
中にある。ふとんはあとで自宅から運ぶとオーナー・・。
昼飯はチキンカレーに似たものだった。これも無料でいいと。このあと寝ている男の
じゃまにならないようにフトンを敷き夕べあまり眠れなかったので2時頃から4時頃
までぐっすり眠る。夕方オートバイをガススタンドからオーナーの家の中庭に移す。
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礼拝堂みたいな部屋に泊めてもらった。
部屋でオーナーのほか地元の人と雑談言葉は通じないがなんとなく話しはすすむ。不思
議なもんだ。オーナーの長男15,6才は英語が出来る。アルカイダーは悪いものでは
ないと長男は言っているようだ。
6時には日が暮れた。ここのオーナーはこの地域のガススタンド4軒(店舗)受け持っ
ていて地域のチーフだとか従業員が話していた。さっきまで寝ていた男が起きて来た。
「旅人」と思っていた男が「銃」を持って出ていく。
ウン?兵士?オーナーに聞くとテロ対策のため雇っている男だと話した。夜中は見張り
をして昼間は寝ているのだった。寒気がしてきたのでジャンバーを着たままそのままふ
とんに入る。オーナーは「食事は」と聞くが「いやー」「ノー」あまり食欲もない。
もってきたコニャックをぐいぐい呑みココナツをかじり、リンゴをかじりそのまま夜
を迎える。寒さはなくなってきた。寝る前に中庭で見はりの兵士とオーナー、息子など
といっしょに写真を撮る。
ガードマンの「機関銃」を貸してもらって写真を撮る。真っ暗なところで馬の糞を踏
んでしまった。
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