バードトレーニング

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オモチャで遊んでくれない!

2006年12月06日 | 教えて解決!
クリスマスプレゼント 賢者の贈り物

可愛い相棒へのクリスマスプレゼントは、絶対に喜びそうな素敵なオモチャ。
これをケージにつけたらどんなに喜んでくれるだろう。
ああ、楽しみ。

そんな様子を思い浮かべながら私たちはオモチャを吟味し、購入します。

さあ、今日はクリスマス。
ケージにオモチャを取り付けたら遊ぶどころか、近寄ってもくれません。

気に入らなかったのかな?
じゃあ、もう一つの方はどう?

やっぱりお気に召さない様子。

オモチャからできるだけ離れようと隅っこに移動したり、横目で見るくらいで知らんぷりを決め込んでいます。
羽毛も少し毛羽立って警戒しているようです。


どうしてうちの子は喜んでくれないのだろう。
パッケージには鳥が楽しそうに遊んでいる写真が載っているのにな。

好奇心いっぱいでオモチャに近づいてくれるだろうなとワクワクした気持ちがみるみるしぼんでゆきます。
せっかく買ったおもちゃは、すぐに取り外されて「オモチャの墓場」箱へ直行しました。

オモチャをはずしてもらったら鳥はのんびりとケージでくつろいでいます。
喜んでもらいたいという飼い主さんの気持ちは鳥に届きませんでした。

鳥の気持ち

僕たちはいつもと違うことがとても苦手なんだ。
あなたをがっかりさせてしまってごめんなさい。

オモチャに近寄って見る気持ちになるまでちょっと待って欲しいんだ。
遊び方が難しいおもちゃは、どうやって遊ぶかを教えて欲しいんだ。
そして、そのオモチャが気に入るかどうかはもっと時間をかけてじっくりと考えさせてね。

鳥の行動心理学

人間は、それまでの経験から思いがけないプレゼントをうれしいものとして認識することができます。しかし、鳥はいつもと違うことが起こったとき、まず危険かそうでないかを判断しようとします。そして、その時に感じる恐怖心と好奇心のどちらか強い方によって離れる(または固まる)か近づくという行動を起こします。恐怖心が強ければ、オモチャには近づきません。

オモチャをプレゼントするときの方法

まず、パッケージから取り出していつも放鳥している所に遊んでいるところのそばに置き、鳥の目にはいるようにします。見慣れたら、ケージの外側に置いてみます。餌箱の近くなどに置いてみるといいでしょう。
慣れたら、ケージの外側に取り付けて様子をみて、それからケージの内側に移動します。何日かかってもいい、という気持ちで少しずつ慣らしていくようにしてみましょう。

そばに寄れるようになったら、ターゲットスティックを応用してオモチャで遊ぶことを教えてあげましょう。


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