円ジョイ師匠とセタッシーの時事ネタ

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金田一さん事件ですよ。

2013-07-24 10:29:58 | マスター独り言
 21日夜から22日にかけて、のどかな山里にある小さな集落が、一晩にして筆舌に尽くし難い惨劇の舞台となってしまった。  現場は市街地から車で45分ほど離れた山間部にある山口県周南市金峰(みたけ)、たった14人しかいない集落において、5人が遺体となって発見された。65歳以上が10人を占める限界集落で起きた事件、犯人とみられる男(63)はいまだ逃走中である。   忘れ去られたような限界集落で起きた今回の事件、まるで、半世紀以上前に起きた世紀の大事件、津山30人殺しこと「津山事件」の再来のようだ。推理小説の重鎮、横溝正史が小説『八つ墓村』のモデルになったともいわれる「津山事件」と、今回の「山口連続殺人事件」にはいくつかの類似点があることに行き着いた。(記事より)

村八分による復讐殺人なのか?

横溝先生とも面識がある。円ジョイ探偵が推理してみよう。

犯人は殺害し放火してるため、犯人が遺した貼り紙「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」が犯行声明では?との推理がある。(写真)


相田みつを、を真似た詩画であるが、この文面通りの放火声明では、ないと思う。

つけび…「火のない所に煙は立たない」、則ち噂話のタネ 煙喜ぶ…煙たがり喜ぶ 田舎者…集落の住人 まとめると「根も葉も無い噂を流し、人を煙たがることを喜ぶ田舎者達よ」 つまり村八分をさしているとしたほうが、あってる。

そして犯人は、間違いなく「相田みつを」のファンなのだ。

(反抗期の中学生が相田みつをや尾崎豊の詩にひかれていくのは、よく分かります。)相田みつをの詩が好きという人は、「社会が嫌いで自分が好き」という人だと思います。社会と自分との戦いの中で、挫折しかかっているような人、社会の歯車に組み込まれているけれども、そんな自分が嫌で嫌で仕方ないと思っている人、世の中は全部間違っていて、自分は正しいと思っている人。だと思います。自分の気持ちに素直になれないという人は、彼の詩に触れて「あ、こんなに素直になれるなんて素敵だ」というふうに思うのでしょう。

相田みつを氏の作品はあくまで書家としての作品として観るべきで読むべきものではありません。何が書いてあるかわからない偉そうな書家より身近でいい、というのが彼のよさです。彼の書いた言葉は「便所の落書き」レベルですが、居酒屋の化粧室の飾りには最高ですネ

尾崎豊の詩も反抗期のトイレの落書きレベルですが、彼のカリスマ性としての作品完成度が高いのと似てます。

ただし、彼らのファンには、共通した甘えがあるように感じます。

「弱い僕を傷つけた奴を傷つけたっていいじゃないか ケダモノだもの」みたいな(笑)



金田一耕助が登場する作品は、長短編併せて77作が確認されている。探偵・金田一耕助は主に住まいのある世田谷区成城周辺を舞台とする事件と、作者の疎開先であった岡山などの限界集落地方を舞台にした事件で活躍した。前者には戦後都会の退廃や倒錯的な性、後者には田舎の因習や血縁の因縁を軸としたものが多い。

円ジョイは今後も金田一さんの視点で現代の怪事件を推理して行こうと思います。



写真は円ジョイが子供の時に近くにあった横溝正史先生の成城のバラック小屋