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五輪特集4 五輪の書とシャーロック・ホームズの謎

2012-07-26 00:55:16 | マスター独り言
オリンピックを五輪というのは日本だけである。漢字圏の中国はオリンピックの発音を漢字にして「奥林匹克運動会」といいます。

日本の五輪という言葉は読売新聞記者がオリンピック五色の輪のマークとオリンのダジャレの思いつきで見出しにしたのが始まりで、記事で、宮本武蔵の五輪の書の教えで日本選手にはガンバって欲しいと書いたのである。

五輪書の構成とその内容は地・水・火・風・空と、5つの章で戦う哲学や実戦を教えているが、たしかに、すべての五輪種目にヒントを与えてくれそうだ。

この五輪の書は世界中に訳されて出版されてるのだ。もちろんこのロンドンでも、そしてナ、ナ、ナント!英国でもっとも有名な作家のコナンドイルにも影響あたえたのだ!

武蔵は五輪の書で「兵法の道」とは何かを記した後は、より具体的に「大工の道」に例えて解説している。大将は大工の頭領のようなもので、全体を把握して人を使うことを、兵卒は頭領の指示に従い、自分の道具を常によく磨いて小物までも立派にしあげることを、責務としている。
「おのれおのれが分際程は兵の法をば、つとむべき事なり」と前述したのと同様に、大工は自分の仕事道具を常に使える状態にしておくのと同じように、武士も常に研鑽して、自分の仕事(たとえ小さな仕事でも)を立派に果たすことが大切だというのである。

そして五輪書が書かれてから200年以上後に、LONDONで同じような例えが使われている有名な小説が書かれたのだ。

イギリスの名探偵「シャーロック・ホームズ」である。シャーロック・ホームズシリーズの第一作は「緋色の研究」という長編で、助手として有名なワトソンとホームズが出会い、二人で挑んだ最初の事件の話である。

この話の中で、ホームズはワトソンにこういう内容のことを言っている。「人間の頭脳というものは、元来空っぽの屋根裏部屋みたいなもので、好きな道具だけしまっておくようにできている。

平凡な人は役に立たないガラクタも詰め込んでしまって、役に立つ知識は押し出されてしまうか、他のものとごちゃまぜになってどこにあるのかわからなくなってしまう。しかし、熟練した職人は頭脳の屋根裏部屋に何を詰め込むかに細心の注意を払う。

自分の仕事に役立つ道具しか入れず、大きな仕分けをつけて、もっとも完全な形に整備しておくのである。」筆者のコナン・ドイルが五輪書を読んでいた!かどうかはわからないが、実によく似た例えであり、優れた仕事をこなす人間の特徴を的確にとらえていると思う。

ヤンキースのイチローもそうだが、一流選手は道具を非常に大事にするよね、そして体のメンテナンス、小さいプレイも大切にするこころがけだよ

そして五輪の書の教えはナデシコの監督や選手にもひきつがれてるんだね

■蹴って走って当たって…なでしこ導く恩師の教え
(読売新聞 - 07月25日
 日本女子代表(なでしこジャパン)の佐々木則夫監督(54)の指導者としての原点は、高校サッカーの強豪、帝京にある。 ロンドン五輪出発前の7月12日、千葉県内での代表練習に、帝京の監督として全国選手権を6度制覇した古沼貞雄さん(73)が訪れ、大勝負を控えた教え子を激励した。日本が壮行試合で豪州に快勝した翌日。古沼さんは、前日に先発出場した選手も手加減なく鍛える佐々木監督の指導に、かつて自らが課した猛練習の面影を認めた。「サッカーに男も女もないということ。決して生ぬるい練習はしていないね」。激励を受けた佐々木監督も「昔と同じ。『蹴って、走って、当たって、だよ』と言われちゃった」と笑顔を見せた。

五輪の書のように日本人のポテンシャルを倫敦五輪で世界に発信してもらいたい。

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