原爆の木  と  桜の木  祈り と 憩い の時間でした。

2010-03-27 20:48:17 | むすめ

 今日土曜日は朝早く、散歩に出かけました。

 むすめがきのうの夜の散歩であまりウ○チを出さなかったからという爽やかではない理由からでした(苦笑)。

 さて、爽やかに朝陽を浴びているの図↓ですが、実は今朝は厳冬のような寒さでした。

ここがどこか分かりますか。向こうに桜の花が開いていますね。

元安川に沿って並ぶ桜並木が見えます。

ということで、むすめが立っている場所は平和公園の中で、

すぐ右に平和記念資料館、左に平和式典が行われる広場があるところです。

そして、左手の岩の向こうに、ある有名なものがあります。

それを正面から見た図です。

正面に高い木、その右にやや低い木が立っていますが、被曝したアオギリの木です。

実は、この前連れ合いが広島に寄った時、むすめも連れてこのあたりを散歩した

のですが、その時、ふいに欧米系の青年に「原爆の木はどこですか?」と尋ね

られたのです。が、なんとなく見た記憶はあったのですが、場所をはっきりとは

答えられなかったのです。実はこの木はここから約1.5kmほど北東にある広島城

のすぐ北にあったものが移植されたものです。当時まともに熱線と爆風を受けた

ために枝葉がすべて吹き飛び、爆心側の幹が焼け焦げていたのです。

枯れ木同然だったこの木ですが、翌年の春になって芽吹き、当時の人々に生きる

勇気を与えてくれたのです。移植後も枯れることなく毎年種子をつけ、世界中に

贈られ、多くの二世が育っています。画像の右の低いほうの木がそのひとつです。

とはいえ、市内ではこのアオギリよりも巨大な被曝した樹木がよく観ればあちこちに

見られますから、象徴としての木と考えて下さればいいと思います。長崎に住んで

いた頃は近所に片脚鳥居で有名な山王神社があり、そこに巨大な被曝クスノキが

ありインパクトが大きかったのですが、これからは広島の被爆アオギリの木を

しっかり案内できると思います。

さて、そんなことはまったく関係ないむすめが大あくびをしたので、ごめんごめんと

言いながら元安川側に出て桜並木を歩いてみました。

少し前はまだ蕾だったのですが、今朝は五分咲きといったところまで花が開いて

いる上、まだ午前8時前というのに、案の定、桜の木の下には花見の宴会の

席取りをしているグループがすでにチラホラいました。

原爆の落とされた爆心地近くで花見をするのぉ?!と、

驚く方がいらっしゃるかもしれません。でも、

子供のころからの記憶ですが、広島の平和公園というと原爆の怖さを平和の

大切さを学ぶための厳粛な場所であると同時に、市民が集まり憩う場所でも

ありました。川べりには多くの家族やアベック(古い言い方ですが、、)が集い、

ベトナム戦争当時(これまた古いですが、、)は、岩国基地のアメリカ軍兵士が

ひと時の平和を満喫している姿を忘れることができません。

これは、広島の平和公園が非常に広く、その上、式典を行う中央エリアの両側に

樹木がたくさん植えられたスペースがあり、それが厳粛な空間とその両脇の

憩いの空間をうまく分けてくれているからだと思います。その名前のとおり、

今でも身近に気楽に市民が集まって来れる、まさに平和 『 公 園 』なのです。

 

そうこう考えながら、むすめと桜並木を歩いた後、中央に戻り、平和祈念塔に

寄ってむすめといっしょにお祈りを捧げた後、南に下って平和公園を挟んで

元安川の反対側にある本川沿いの遊歩道を歩きました。ここには人も自転車も

走らない一段低い道もあり、散歩綱から手を離してむすめを自由に歩かすことが

できるのです。 どうですか、全身の毛をカットしたむすめのシルエットは

シャープでしょう? よくも、わぁ、よう肥えとるのぉ~!なんて言えたものですっ!

朝のキリッと引き締まった空気のように、むすめの顔も引き締まっています。

すると、突然、川上のほうから、ゴ~ン、ゴ~ンという低い鐘の音が聴こえてきました。

あ、午前8時15分だ。。。

今日こそは、一日、有意義に過ごさないと、、、(恥)

 

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