つうは
カミカミ紐キャンディが
大好きです。
ひとたび咥えれば、けっして離そうとはしません。
睨みを効かせた この顔を見れば、分かるでしょう!?
◇
それなのに、脳みその90%は食欲のむすめですから、
ボーロ菓子(ヒトの乳幼児のための無添加ボーロです)を見せると、
カミカミ紐キャンディをポトンと足元に落とすやいなや、
両前脚でしっかりとカミカミ紐キャンディを押さえこんで、
ボーロをくれという顔をするのです。
そこで、
ためしに
ボーロを目の前の床においてみました。
すると、なぜかカミカミ紐キャンディをしっかり口に咥え直した上に
ボーロまで頂こうとジッとそれを見つめるつうです。
カミカミ紐キャンディを採ろうか、
それとも、
カミカミ紐キャンディをとうさんに取られても、
ボーロを獲ろうか、、、、
いや、カミカミ紐キャンディを見捨てるわけにはいかないっ!
◇
そこで、
意地悪なとうさんは
へ、へ、へ、へ、
もっとボーロを前に持っていってやれ!
なぬっ?!
と、とうさん、
あたしゃ、どうすれば いいのかい?!
つうは しばらく、とうさんを睨みます、、、
◇
◇
◇
そ ・ し ・ て、
ついには
なんの前触れもなく
ポトンと
ニュートンのりんごの実験をするかのように、
カミカミ紐キャンディを 口から落としたかと思うと、
けっきょく
つうは
ボーロを選んでしまったのでした。
◇
けっきょく
物欲の負けぇ~ 食欲の勝ちぃ~
つうの負けぇ~ とうさんの勝ちぃ~
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