埼玉に住む友人から「いとことワンコインランチを楽しんでいるの」とたびたび聞いていた。
雑誌を購入して、そこに掲載されているお店のランチが500円で食べられるらしい。
「名古屋にはないの?」と聞かれました。
数日前、テレビが「名古屋でも名古屋駅・栄に限定したランチパスポートを9月25日に発売する」と伝えていました。
その街向けに作られた本を1000円で買えば、掲載されたお店のランチを500円で食べられるのだ。
東京のタイ料理店は1350円のランチが500円になる。各テーブルはランチパスポートを乗せた人ばかり。
1350円を500円で提供しては採算割れだが、本の掲載料は無料。さらにリピーターとなり友人を連れて、何度も足を運んでもらえれば売り上げの期待が持てます。
ランチパスポートの発祥は高知市の出版社、ほっとこうち社が発案してランチパスポートを商標登録し、松山市の出版社、エス・ピー・シー社が簡単にランチパスポートを製作できるシステムを整えて、システムと商標使用をパッケージ化して全国のタウン誌出版社などに販売。
この企画の優れているところは、ほっとこうちだけでなく、発行人である各地域の地場出版社にも出版にともなう利益が入り、ほっとこうちにはパッケージ使用料が入るように工夫され、既に34都道府県に広がっている。
友人が住む埼玉県のパスポートは、現役の主婦が子連れで取材をして店を選ぶので目線が細やかだ。キャプションには「500円ランチは土日でもOK」「店内にキッズコーナあり」とある。「外食しにくいお母さん達にもランチパスポートから発信してランチを楽しくしてもらいたいんです」とママ達は張り切っている。と記されていて、
口の肥えた友人がランチにはまる理由が納得。
このパスポート、「有効期限」は短く、「約3か月限定で1店で3回まで」
値打ちにランチを食べたい人、新規顧客を開拓したいお店、雑誌の販売店、どこにもメリットがあって、素敵な企画を思いついたものですね。
とっても魅力的な雑誌ですが、名古屋駅・栄は、私にはちょっと荷が重い…
私の住んでるいる近くのランチパスポートが発売されたら、購入してみようかな。